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やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ

著者:大平信孝さん かんき出版

購入きっかけ

朝礼で紹介されていて、やる気がないわけじゃないんだけどどう動いていいかわからなくてなんとなくそのままフェードアウト…なのを脱したいなと思っていました。
取り掛かるためには仕組化やタスクを細分化すればいいと思っても細分化するまでの取り掛かりが遅くなったりするのを、どう工夫するかを考えたくて読んだ本です。


読みかけメモ

ナマケモノの表紙かわいい

同じくナマケモノの表紙の漫画版もあったんですが、せっかくなので元の本をチョイスしました。
中に出てくるナマケモノ他のイラストもゆるくていい感じです。

行動できないのもある種正しい反応

すぐに行動できないのは自分を急激な変化から守るバイアス。
やった結果、”失敗しない行動”をしたい。と考えてしまう。
ただしどーんと動けなくても小さな変化には対応できる”可塑性”もあわせ持っている。なのでやる気と勢いに任せて急激な変化を起こすことだけを正しいと思わずに、可塑性を利用してじわじわ変化や行動を起こすこともいい。

1章で初速を付ける:やる気スイッチは、押してからが開始じゃない

やる気スイッチ≒側坐核→ONになるとドーパミンが発生
┗ただし、行動しないとONにならない
にわとりが先か、卵が先か、みたいな不思議な話だけど
やり始めてしまえば動ける。

側坐核への刺激
┗仮決め・仮行動:とりあえず本を手に取る。開いてみる→2時間読んでた!
┗10秒アクション:10秒だけ拭き掃除→勢いで床も掃除完了

質の前に量を追う=数値化の鬼みたいな話になってた。

2章は行動ブレーキを外す:集中力を奪われないために

行動を阻害する要因は複数・予想外に起きる
「あれに時間奪われた、これで疲れちゃった、〇〇のせいだ。」となりがち。

対処法1:阻害要因を排除する
・複数プランを用意する。A作業のために先方から届くはずのメールが来ない!→先にBの仕事をやろう。
・あの書類が、あのPDFがない!を防ぐために毎月机上とデスクトップを整理するタイミングを用意しておく(目の前の改善・トラブル解決じゃないので軽視されがちな上流思考的行動でもある!)。
・動けない時は最悪を想像する。「このトラブル、まずいことになった。言いに行きたくないけど…いわなかったらこのまま取引先から上司に連絡が行くかも。そしたらもっと今言うより怖い&信用を無くしてしまう!」

対処法2:目的にフォーカスして阻害要因の影響を小さくする
・A作業分の請求書を出すことが目的じゃなければ、A作業のメールが強固な買ったとしてもそれ以外の請求書を発行して請求書作業は終えよう。
・うまく行ったことは一時的、ととらえてうまく行かなかったことは一般的(続く)だととらえてしまうと集中も失われてしまうので、「今回はこうだった、次は別の話」ととらえる。
・あれこれ気になるときは、紙に書きだすことで今とこのあとにやることが整理されてフォーカスしやすくなる。

3章以降

3章では感情に左右されないマインドの作り方
4章では忙しいを言い訳にしない時間の使い方
5章では行動思考の身に着け方として目標の立て方・設定・取り組みの明確化が説明されている。
取り急ぎ、とっかかりとして1・2章だけでもいま与えられてるミッションに対して動くことすらうまくできないでいる人にとって読む価値がある。
行動しながら、達成できなかったときの悔しさやプレッシャーに関するマインド、立て込んできた時は時間の使い方、そして次の目標を立てようとなったときや課題が出てきた時の明確化のしかた、とステップアップできそう。

読み終わってのまとめ

4章も特にだったが、手帳を使いながらやっていた手法も一部ありつつより手順の具体化・実施タイミングが明示されたりして、取り入れやすさが高くなった点が読んでよかった。

マンガ版での読みやすさもあるし、原書のほうでは巻末にキーワード索引もあるので、そこから気になるキーワードで飛んだり目次からいまこれに効く方法が知りたい!っていうときにもすっと手を差し伸べてくれる本だった。




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