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君はカタリストを知っているか?

※この記事は、cmkt Advent Calendar2019の7日目の記事です
※2回目登場ですみません
※カバー画像の壺はなんとなく私が「カタリスト」という言葉に抱いているイメージです

1. はじめに

皆さんは「カタリスト」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは一時マーケティング界を一世風靡しかけた概念なのですが、あまり耳にすることがなくなり早2年。
しかし最近注目されているコミュニティマーケティングを考える上で非常にためになる概念ではないかとふと思い出したので、カタリストという概念について思い出しながら書いてみたいと思います。

2. カタリストとは

カタリストについては @pianonoki さんが書かれている以下の記事に詳しく書かれていますが、

ざっくりまとめると以下。

カタリストとは、メディアに変わる概念として、消費者と消費者のコミュニケーションの間に入り、消費者同士のコミュニケーションを円滑にするもの

例えばコカコーラのキャンペーンが同記事でカタリストの例としで挙げられています。

とある大学の新入学生向けオリエンテーションの日、キャンパスにはいたるところに、コカ・コーラ製品が無料で飲める冷蔵庫が設置されています。しかし、中に入っているコカ・コーラ製品は、無料ではありますが、“タダでは”飲むことができません。特殊なキャップがついていて、誰かもう一人仲間を見つけ、キャップとキャップとをつけ合わせてボトルをひねらないと、空けられない仕組みになっているのです。

生活者が使う時間が、一方的な情報発信を行う従来のメディアではなく、双方向の情報交換が行われるSNSに比重が置かれるようになってきたいま、企業が作るコンテンツは生活者間の会話にいかに入り込むか、そして、会話の中でどんな印象を与えるかまでをデザインすることが重要ということと理解しています。

今朝見かけた以下の記事でも、

企業SNS運用担当者になると、どうしても語る(発信する)ことに意識が向きすぎてしまい、語ってもらうことにまで気が回らない(あるいは手が回らない)現状が多いだろう。

としながら、「いかに生活者に語ってもらうか」という視点でキャンペーンを設計された企業の取り組みが紹介されています。

3. カタリストはB2Bマーケでも活きる概念

上記で紹介した記事での取り組みはいずれもB2Cのビジネスにおけるものですが、同じ発想はB2Bでも活きるのではないでしょうか。

コミュニティマーケティングに関する発言で「いかにメッセージを伝えていくかを考えなければ」といったメディア思考の発言を見ると、もしかするとちょっと違うかもしれないなと思っています。

特に自走するコミュニティではそこに企業が存在していないこともあります。そんな中でも顧客間の会話が途絶えないように、さらに盛り上がり続けるように、話のネタであったり、一体感を形作るロゴであったり、場所であったりを供給していくのではないでしょうか。

企業が提供するのは薪とマッチ。

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火のつけ方までは教えるかもしれないけど、火をつけるかどうかは顧客の判断で、火が付いたら薪を供給し続けるのが企業がやること。

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例えがワンパターンなのは気付かなかったふりをしてください。

次にいくつか、B2Bのサービスにおいて、カタリストになっているな~と個人的に思っている事例を紹介していきたいと思います。

4. B2Bにおけるカタリスト好例①:FORCASさん

めちゃめちゃ勉強になるセミナーを多数開催されているFORCASさん。
セミナー自体も、その中身を惜しげなく出してくださる資料や社員さんのnoteも、カタリストだな~と思います。

実際に社内でも「この前FORCASさんのセミナーで聞いて~」というやりとりが何回も起きています。
「FORCASはB2Bマーケティングに強いです!」ということを直接言われたことはないのに、こうして会話に上がり続ける中で、「FORCASさんはマーケティングに強い」というブランドイメージが形成されていると感じているので、本当に素晴らしいなと思います。

5. B2Bにおけるカタリスト好例②:Yappliさん

Yappliさんは会話にのぼるノベルティをつくるのが本当に上手。

熱烈に欲しがられる企業ノベルティってすごい。

直接アプリにつながるわけではなくても、こういったセンスの良さはブランドイメージとして蓄積されていくんだろうなと思います。ノベルティに予算いくらまでかけるかをどういう考え方で決めてるのか気になる。

6. B2Bにおけるカタリスト好例③:ホットリンクさん

最後はメルマガの面白さでTwitterでたびたび話題に上がるホットリンクさん。

実のところ私自身はまだメルマガ登録しておらず、その全容をまだ知らないのですが、なんだかクリエイティブで楽しそう、機会があれば一度お話伺ってみたい、とまでなんとなく頭の中にイメージができています。これがすごい。

7. おわりに

「カタリスト」という言葉自体はほぼ見かけませんが、同様の考え方を取り入れられているマーケターの方は多々いらっしゃるように思います。

同様に「カスタマーマーケティング」も言葉としては新しいものの、これまでになかった考え方ではなく、逆にいえば今後もこの言葉として残っていくかどうかはわからないなと感じたりもしています。

さて、「カスタマーマーケティング」は一世風靡しかけたキーワードとなるのか、「デジタルマーケティング」のように一般用語として定着していくのか、どっちでしょう。行方はもしかするとこのACにかかっているかもしれません。まだ少し空枠あるようなのでぜひまだの方はエントリーを!


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