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SAPPORO★テイネトレイル2021 レース当日編(前半)

2021年8月22日(日)にSAPPORO★テイネトレイル2021が開催されました。

私は、今年から新設されたエキスパート(49km)の部に出場しました。このエキスパートの部は、ロング(33km)の部ミドル(16km)の部を組み合わせたコース設定となっています。

距離は49km、累積標高は2,690m、制限時間は8時間

エントリー102名、出走87名、完走者53名(完走率60.9%)と中々厳しいレースだったと言えると思います。

本記事から2回に分けて、レース当日の振り返りたいと思います。なお、本記事にでてくるタイムスケジュールや補給計画の作成については、こちらで扱っています。

受付会場(テイネオリンピアセンター)到着

am7:00。スタート1時間前に現地に到着。最近は、だいぶ知り合いも増え、スタート前に色々な方と雑談しました。

また、タイムテーブルや補給計画をSNSにアップしていたので、それを見てくださった方から、色々なコメントを頂きました。

「あのタイムテーブルいいね!」
「水1リットルは少ないでしょ!」
「補給物多くない?」
私のザックを持たれて一言
「結構(重い)ですね(笑)」

色々と皆さんからの意見を聞けて、自分との差異がわかり、とても勉強になります。確かに、皆さん言う通り、補給物は多かった(笑)

スタート地点全員集合!

開会式

am7:30。スタート30分前。開会式や注意事項など説明がおこなわれ、水はしっかり持つように指導された。確かに、思ったより今日は暑い。。。ちょっと弱気な自分が出てきました。

手元には、(スタート前からチビチビ飲んでいる)コカ・コーラ500mlのペットボトルが、、、

中身を飲み干し、近くのトイレで、水を入れ、ザックへIN!
結局1.5リットル背負ってスタートすることにしました。

今回は30秒毎に10人のウェーブスタート。私は2列目から。8時ちょうどのスタートを待ちました。

スタート~ネオパラ分岐まで

スタート

スタートして、まずは、緩やかな上りから始まります(約4km)。ここはアップがてら、”ペースを上げすぎず、呼吸を整えながら、リズムよく走る”のがオレ流です。

感覚的には悪くなかったのですが、当日のガーミンのコンディションパフォーマンス値は「-6」。

あとでデータを見ても、前半から鉄塔下の途中まで160bpmオーバー。

心拍数スタート~

鉄塔下は仕方ないにしても、前半の下りでは、140~150 bpmくらいで推移したいところ。この日の体調はあまりよくなかった。。。

ネオパラ分岐まで

ネオパラ分岐(約3.7km)までで、既に5分の遅延。ここまで補給は無し。

ネオパラ分岐~無人関門まで

ネオパラ下り

ここから走れるトレイルが始まります。コースは、とても整備されていて、走りやすさが増していました。(個人的には、荒れてて走りにくい方が好きですが・・・これはこれで運営の方のご尽力に感謝です)

この下りは、いくつかのカーブがあったり、ステップを踏みながらとても楽しいトレイルです。楽しすぎて、ついついスピード上がってしまうのですが、”この後の鉄塔下のことを考えて自重すべし”というのがオレ流です。

この時は心拍にあまり意識がまわっていなくて、どちらかというとペースを気にしていました。計画ではキロ5分なのですが、ガーミンに目をやるとキロ5分を切っており、「ペースを落とさないと!」と、、、

そして、無人関門手前でジェル1個とエブリサポート1袋を直飲み。無人関門の簡易トイレを横目に、時計を見たら1時間1分。ほぼ予定通り。2分の遅れを縮めました。

無人関門まで

無人関門~鉄塔下~エイド1(平和の滝)

ここから始まる鉄塔下の区間。オフィシャル的には、テイネトレイルでしか味わえない楽しい(辛い)場所の一つ。

20m~50mくらいの急な上り下りを9回くらい(?)繰り返し、上りはキツいが、下りは楽しい。雨が降ってズルズルになると、もっと楽しい。

ここを楽しく下るためにも、しっかり足は残しておきたいですね(笑)
(鉄塔下で攣る人は結構いると思います。)

あと、毎回数えようとするが、辛すぎて途中で数えることができなくなる。これ鉄塔下あるあると勝手に思っていますが、単なる老化現象とも言えます(笑)

3回走っているが、未だに何回上り下りするのか?わかっていないです。

一つ目の登りくらいで、ANGRY出場者しゅうまいさんにロックオンされました。若干のプレッシャーを感じながら、「いやぁ、キツですね~」「辛いッス!」って言って弱音を吐く作戦で、前に出て、引っ張ってもらおうと思ったのですが、中々前に出てくれない・・・(笑)

作戦失敗。半分くらい行ったあたりで、もうダメ!ってなって、「先に行っちゃってください!」と伝え、先に行ってもらいました。

しゅうまいさんも「ゆっくり行っているんで!」と言い残し、お別れしました。以後、私が追いつくことはなかった。。。

この鉄塔下のところで、YOKAN1つを補給予定でしたが、食欲わかず回避してしまいました。

気温も上がり、30℃超えしてるのでは?と思うくらい暑かった。途中、2か所、川を越えますが、私はしっかり浸かりました!

皆さん、シューズが濡れるの嫌がるのですが、意外と乾くんですよね。あと、ガーニーグーとか保湿クリームを塗っておけば、川に入っても、問題ない。蒸れによるマメ防止にもなります。これは、マメできる方には、是非試してもらいたいですね^^

ということで、足指、足裏にガーニーグーを塗って、暑い時は、川を見たら、浸かるに限る!これオレ流です。

何とか鉄塔下を通過。ロードに出て、平和の滝までの間に、ジェルとエブリサポートを1つずつ補給をしました。そして、無事、エイド1の平和の滝に到着。

エイド2

疲れていますが、楽しそうでしょ!

エイド1まで

上記の通り、到着時点では、遅延が1分に縮まって、時間的には予定通り。しかし、自分の余裕度や疲労感などとの感覚残り約30kmの行程(平和の滝の登り、手稲山直登など)を考えると、不安しかありませんでした。

ということで、一旦落ち着こうと思い、ここで5分休憩を決断。自動販売機でガラナ炭酸を飲んで、水の入替をしてスタート。

エイド1平和の滝~山頂~エイド2

このエイドで水500mlをもらい、スタート直前にザックに忍ばせた500mlの水と合わせて、1リットルの水を確保(2つのソフトフラスクの内、1つは水ですが、もう一つには「アミノ酸グルタミン」を入れました)してスタートできました。

エイド1

ここでANGRY出場者ミスターポポさんに追いこされました(笑)

計画通り行くなら、平和の滝入口から2kmくらいは走らないといけないのですが、この日の自分は、この区間で走る気持ちにはならなかった。

回復はできないとしても、余裕度と残りの距離とのバランスを整えたい。そんな思考に陥り、走る選択肢を選べませんでした。

結果的に、心拍はこの辺から落ち着いてくれていました。

心拍数2

補給計画では、ガレ場の前で、ナッツを補給予定だったのですが、全然食欲がなく、ゼリー飲料とエブリサポート1袋の補給となりました。

さて、ガレ場の手前に到着。手袋をはめ、”4足歩行に切り替えます”。4足歩行といっても、常にでは無いです(笑)。”積極的に手を使う”といった感じでしょうか。これオレ流(俺のトレラン)です。

山頂手前

さてさて、何とか山頂到着。平和の滝からの前半部分を歩いた分、8分まで遅延が広がってしまいました。それでも、まだまだ、悪くないペースでした。

山頂までくるとだいぶ涼しくなりましたが、まだ、疲労感と残り距離のバランスがとれておらず、弱気のままでした。下りになっても、あまりスピードだせず。そのままエイド2に到着。遅延は11分まで広がっていました。

エイド2まで

到着するや否や、エイドの方がコカ・コーラを差し出してくれました。

「わかってる。この人わかっている」恵みのコーラを頂きました!

そして、500mlの水を2本もらい、座る場所を探し、コーラを飲みながら、水をソフトフラスクへ。

ここでも5分程休憩しました。

エイド2~滝の沢川分岐~エイド3(オリンピアセンター)

ここから北尾根コースの下りと木段。この区間は完全にイメージがあるのですが、標高が下がった分、蒸し暑さを感じ、なかなかペースを上げられず。

完全に弱気でした。結果、滝の沢川の分岐までで5分ほど遅延し、エイドの休憩も合わせて全体として約20分まで遅延が広がってしまいました。

ここから微妙にキツい木段。まぁまぁ、イメージは湧いているので、無心で足を動かすのみ。

ここで49km優勝のコーケンくんに抜かれました。「やっぱトップ選手はここも走んるんだなぁ」と感心。

感心している場合ではないのですが、なんとか、かんとか、エイド3(オリンピアスキーセンター)まで戻ってこれました。

前半戦のまとめ

エイド3まで

33km終了し、28分の遅延(通過タイムは5時間9分)。

暑さ問題は要因の一つだとは思いますが、エイド1以降、心拍が安定していたことを考えると、前半の不安定な心拍が問題で、これは、練習不足。特に、朝練不足が原因ではと思っています。また、エイド2以降もペースを戻せなかったのは、練習不足により自分自身に自信が持てなかったのが要因かなと。。。

今思えば、5時間は切れたし、切っておきたかったところですが、、、これが今の実力。仕方ないですね。

さて、前半戦の補給状況を整理すると(×が補給したのモノです)

補給物前半総括

ジェル2個、YOKAN1個、ナッツ1袋が余りました。

そもそも、計算ミスによる過大な量を持っていたので、余ってしかるべき。糖質については、全体で100g余分だったので、妥当なところかなと思います。

今回はここまで。次回、後半戦ですが、果たしてどんな走りができたか?

楽しみにしていてください(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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