見出し画像

サブエガへの道(道半ば)~さいたまマラソン編

2024年2月12日(月・祝)さいたまマラソンに参加してきました!
このレースではサブエガ(2時間50分ギリ)を目指して練習してきて、スタートラインに立ったのですが、タイトルにもある通り、「道半ば」ということで、簡単に言うと未達です。

とても残念で、悔しい結果ではありましたが、その悔しさを噛みしめながら、レースの振り返りをしていきたいと思います(>_<)


イメトレ編のご紹介

レース前日、コース概要を確認したり、天候のチェック、レース戦略、そして目標タイムなどを書いていますので、そちらご参照ください。

レース当日の朝

午前5時45分に目覚ましをかけて寝たのですが、15分前の5時半に目が覚めました。普段目覚ましをかけない私。たまにかけると、たいてい10分~15分前に目が覚めます。悪くない目覚め。

午前6時頃に朝食をとると妻に伝えていたので、妻も朝食の準備のため、一緒に起床。私はレースの準備。

ここの所、30km走の後に脹脛や土踏まずが攣る現象が起きていたので、今回は予防を兼ねて、足裏と脹脛にキネシオテープを貼って、ゲイターを履いていこうと・・・。

会場で準備するのもアリですが、はじめての場所では何があるかわからないので、レース3時間前ですが、自宅で貼って、ゲイターも履いて、準備してしまいました。

あとは、攣りの原因が水分不足の可能性もあるので、+α WATERをレース3日前から飲みまして、水分への対応もやれることはやりました。

こちらFIT BODY LAB平岸店で取り扱っていますので、ご参考まで。

朝食は、6時に自宅にておにぎり1個、味噌汁、ヨーグルトを食べ、会場についてからスタート1時間半前にオリゴノールエクセル2錠摂取。そして、レース1時間前の8時頃に、おにぎり1個、VAAMを摂取しました。

そして、ランニングシャツ、アームカバー、ウインドシェル、アミノバイタルショットジェル3つ、エマージェンシーシートを持って、手荷物預けへ。

8時10分頃。スタートブロックへ行こうと思ったが、外は寒いし、もう少しアリーナの中で待とう・・・。

折角だから、最後に100gでも軽くしよう!

ということで、トイレ大の列に並びました。。。。。

便器に座るまで30分かかりました(笑)

まぁ、これで準備万端。いざ、スタートブロックへ

思った通り、外は寒い。すぐさま準備していたエマージェンシーシートを広げ、くるまる。これはホント暖かいです。マジおすすめ!!!

スタート10分前からセレモニーが始まり、徐々にボルテージが上がってきます。スタート3分前でエマージェンシーシートをたたみ、カラダの前面に入れ込みました(ランニングパンツで挟んで、ランニングシャツの中へ)

これ、寒さ対策です。

スタート1分前。あとは走るのみ、気持ちを集中させ、自分を信じて、スタートの合図を待ちました。

On your mark. スタートの号砲がなり、さいたまマラソンがスタートしました。

スタートラインまでは手元の時計で33秒。30秒くらいと読んでいたので想定通り。順調順調。

レース実況

スタート~5km地点

目標 20:30(4'06/km)
結果 21:36(4'19/km)
差異 1分06秒 遅い

順調にスタートを切りましたが、道幅の狭さにより、なかなかペースが上がりません。ペースが上がらないなぁと思いながら、ふと下を見ると、左の靴紐がほどけているではないですか!

そうだ!シューズ履いた時に、スタート地点で靴紐を結び直そうと思って、軽く結んでいただけだった!(普段、私は、靴紐を2重に結ぶのですが、それをしていなかった)

さすがに、結ばないといけないと思い、周りを確認しながら、左脇に進み、ゆっくり止まり、左の靴紐を結び直し、右の靴紐も結び直し・・・。

やらかしてしまった!恐らく、30秒はロスしている。。。サブエガのためには2時間49分で走れないとダメじゃないか。キロ4必至だなぁ・・・

しょっぱなから、雲行きが怪しくなってきました。

5km~10km地点

目標 40:45 / 20:15(4'03/km)
結果 42:01 / 20:25(4'05/km)
差異 1分16秒 遅い

思ったよりペースが上がってませんね。

これは8km過ぎくらいにサブスリーのペーサー率いる大集団にハマってしまい、なかなかペースを上げることができませんでした。

アップダウンがあるし、道幅が狭いし、少し混雑しているのかなぁくらいにしか思っていなかったのですが、道幅が広くなっても、集団が横に広がるだけでペースは上がらない。

私の前を走っていた2人組のランナーが「これサブスリーの集団だなぁ」「前行きますか?」との声が聞こえ、それに私もついて行き、少し強引ではありましたが、10km手前で何とかかわすことができました。

10km~15km地点

目標 1:01:00 / 20:15(4'03/km)
結果 1:02:06 / 20:05(4'01/km)
差異 1分06秒遅い。前の区間から10秒取り返す

10km過ぎから見晴らしのよい、新見沼大橋。遅れを取り返そうと焦りがないわけではありませんが、無理に取り返そうとしても撃沈しかまっていないので、そこは冷静に。。。今できる最大限のことをという気持ちで、走っていたと思います。

それにしても、集団がなかなか見つかりません。2メートル、3メートルと人が連なってはいるものの・・・。

あと、北風だったので、左からの風をしっかり感じて走りました。ここまでかなりエネルギーロスしたと考えています。

それでも、エマージェンシーシートを胸からお腹にかけて入れていたので、寒さは感じることなく、体温調整によるエネルギーロスも少なかったかなと思います。

15km~20km地点

目標 1:21:00 / 20:00(4'00/km)
結果 1:22:15 / 20:09(4'02/km)
差異 1分15秒 遅い。前の区間からさらに9秒遅れる

さいたまスタジアム2002の折り返し手前で、よさげな集団を発見。これについて行こうと思い、集団の後方についていったのですが・・・。

20km通過。う~ん。4分02秒かぁ・・・。
恐らくこの集団は4分05くらいか?
若干、遅いなぁ・・・。

ここで集団を出る決断をしました(ここが今回の勝負ポイント!)

20km~25km地点

目標 1:41:00 / 20:00(4'00/km)
結果 1:42:38 / 20:23(4'05/km)
差異 1分38秒 遅い。前の区間から23秒遅れる。

ハーフ通過が1時間26分38秒。スタート直後の遅れを取り戻すことができず。ただ、それを差引くと、ここまでは想定通りの走り。まだまだチャンスはあると思っていたのですが、25km通過で20分23秒。あきらかなペースダウンを確認し、万事休すと思いました。

カラダの動きも少しずつ悪くなってきました。ここまで、前を追って走ってきたツケが現れてきました。そして、少しずつ、追い抜かれるようになり、ついていくことができなくなってきました。

25km~30km地点

目標 2:01:15 / 20:15(4'03/km)
結果 2:03:29 / 20:51(4'10/km)
差異 2分14秒 遅い。前の区間から36秒遅れが拡大。

この区間からまたアップダウンが始まるので、ある程度のペースダウンは見込んでいたのですが、耐えることができませんでした。さらにペースダウンが大きくなり、ここからは、「如何に撃沈しないで走り切るか」ということに切り替えました。

というのも、ここ最近の金沢マラソン、The Challenge Raceとフルマラソン2レースで撃沈しており、流石に今回ばかりは、「最低でもハーフの前後半で5分差でまとめる!」を最低限達成したいと思っていたからです。

30km~35km

目標 2:21:15 / 20:00(4'00/km)
結果 2:24:39 / 21:10(4'14/km)
差異 3分24秒 遅い。前の区間から1分10秒遅れが拡大

30kmを超え、あと12km。「4分10秒くらいで耐えていきたいなぁ」という気持ちで走っていましたが、アップダウンが堪えました。

ここで第3の折り返し地点、東浦和駅(北)。折り返しをして500mくらい行ったところで、サブスリーの大集団とすれ違い。

約1kmの差とすると・・・2時間55分くらいかぁ。52~3分で行きたかったなぁという思いがありつつ、また、絶対に”アノ”サブスリー集団には追い抜かれたくないという気持ちで必死に走りました。

35km~40km

目標 2:41:30 / 20:15(4'03/km)
結果 2:46:08 / 21:29(4'18/km)
差異 4分38秒 遅い。前の区間からさらに1分14秒遅れが拡大!

37.5km地点に本コース最大の高低差のある浦和大橋が待ち構えていることは事前に調査済み。ここをどう乗り越えていくことができるか?そんなことを思っていましたが、今日はもはや瀕死の状態で、上っていかなければならない。できるだけ力を使わず、無理せず、大幅にペースダウンしても、下りからまた走り始められるように・・・こんな気持ちでした。

何とか頂上まできて、下りを使ってペースを戻すのがやっと。

当初、ここからラストスパートと思っていたが、気持ちだけで、カラダはついてきませんでした(笑)

40km~Finish

目標 2:49:55 / 08:55(3'50/km)
結果 2:55:50 / 09:42(4'25/km)
差異 5分55秒 遅い。

40km通過してから、あと2km。上げて行きたかった。しかし、上がらない。さいたまスーパーアリーナが見えてきて、後ろから来たランナーさんの力を借りながら、ラスト200mはスパート!

何とか、かんとか、無事ゴール。

お疲れ様でした。

総評

今回のレース、結果は2時間55分50秒でサブエガには遠く及ばない結果でしたが、上手く走り切ることができた点は良かったかと思っています。

「上手く走り切る」とは、「ハーフ前半とハーフ後半のタイム差が5分以内」ということです。これはいつもお世話になっている石井コーチ・藤澤舞さんから教わったことで、これができていれば「上手に走れたと考えてヨシ」とのことでした。

この辺は心拍計からも平均155bpmで推移しており、イーブンキープできた点といえるとおもいます。

また、自己ベストである2時間55分58秒を8秒更新。これだけやってきて8秒かぁ・・・。という残念な気持ちはありますが、札幌エクセルRCの皆さんや他のラン友さんから「おめでとう!」のコメント頂き、たとえ1秒だったとしても結果というカタチを出せることは素晴らしいことだし、喜んでくれる人がいるというのは、改めて幸せなことだなぁと思うことができました。

成長を感じたこと

今回、補給はエイドのアクエリアスアミノバイタルのショット2個。15km過ぎに赤のエネルギー1個、30km過ぎに青のアミノ酸1個で走り切ることができました。

別にエネルギーコントロールが上手くいったとは思っていないのですが、これまで10km毎にエネルギージェルをとらないといけない不安があったのですが、そこまでエネルギージェルを取らなくてもフルマラソンを走り切る自信というか、脂質優位にイケているなぁと。体感できた点は成長だなと思いました。

その他良かったこと

終始エマージェンシーシートを胸、お腹に挟んで走ったことは、風対策としては成功したと思っています。これにより、後半カラダの動きが悪くなるのを防ぎ、今回の結果が得られたと思っています。

反省点

1にも2にも靴紐ですね(笑)これは絶対にやってはいけないこと。特にレース序盤混雑時に、止まる行為も危ないし、自分のためにももったいない。

あと、これだけは石井コーチにバレたくない。ホント何を言われるか。。。ここは皆さん忘れて下さい。私は絶対忘れませんが・・・。

あとは、タラレバですが、本当に上手に走れば、今回52~3分台では走れたと思っている点も反省としておきたいと思います。

これはサブエガチャレンジしているので、なかなか難しい点なのですが、1つ目のポイントは15kmからのペースアップとハーフ過ぎから集団から飛び出していったところ。

微妙なことで、そこまでと思われるかもしれませんが、ここで1kmペースを4分00秒ではなく、4分03秒~05秒くらいにしていれば、集団走もできたし、恐らく、30km以降のペースダウンがもうちょっと緩やかになるか、又はペースアップできたかもしれません。

フルマラソンってホント繊細なんですよね。

あと、その判断ができるというのは、もはやサブエガを求めていないので、気持ちのゆとりも大きいと思います。30km以降は気持ちの問題も大きいのですしね。

ということで、今回のさいたまマラソンは、良かった点や反省点もありますが、全体としては上手く走れたと評価して終わりたいと思います。

以上、やっぱり練習チャンピオンの山中でした(笑)

最後までお読み頂きありがとうございました!

この記事が参加している募集

ランニング記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?