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㊗小江戸大江戸200K完走 反省会(小江戸コース編)

2021.3.27(土)~28(日)にかけて第11回小江戸大江戸200Kが開催されました。私は、以前のnoteで「目標タイム設定」という記事を書きましたが、今回はその結果を振り返り、反省をしたいと思います。

結果は・・・。自分で言うのもなんですが、見事完走。
タイムは31時間29分。
順位は59位(完走者158人、出走者369人でした)。

以前のnoteではこんな目標を掲げていました。
第1目標 30時間切り
第2目標 30時間台ゴール(設定タイムゴール)
第3目標 36時間以内ゴール(完走)

この目標から考えると第3目標の達成ということで最低限の達成でして、65点くらいかなという感じです。

なお、書き始めると長くなるので、今回は前半の小江戸を振り返りたいと思います。

小江戸のタイム推移

小江戸タイム比較

振り返り(スタート~手島エイドまで)

予定では、浄恩寺エイドまではキロ6分半のペースで進み、その後、徐々にペースダウンし、川越まではキロ7分ペースと考えていました。休憩も10分ルールがあるので、エイド休憩時間は10分で予定していました。

キロ6分半の根拠は、私の心拍数130レベルのペースがそれくらいだと考えていたからです。

これは、完全に私の過去の経験値です。
フルマラソンであれば心拍数150
ウルトラ100kmなら140
100km超なら130
前半にこれを超えている時は、後半潰れます。

ちなみに、設定ペースより遅れていたとしても、「これが今日の自分のペースなのだ!」と言い聞かせ、無理に設定ペースで走ることはしません。心拍数を上げることは疲労に繋がると考えているからです。

30時間を超える長丁場のレースで、疲労は大敵。したがって、常に、疲労をしないように、「力を抜く」「リラックスをする」ことは大切だと思っています。

ということで、特に前半は、力を抜いてリラックスして心拍数130をキープ。これを意識しました。逆にこれ以外はあまり意識しませんでした。

その結果、手島エイドまでは11分遅れ。若干ペースが遅いですが、心拍数は守られていたので、順調であると評価していました。

悪くない。まずまず。筋疲労も全くない。昨年は手島エイドくらいで疲労していたことを考えると順調そのものでした(笑)

振り返り(手島エイド~川越まで)

小江戸タイム比較

しかし、手島エイド過ぎたあたりからペースが大幅に落ちてしまいました。

1つは、日が昇り気温が上昇したことが影響していると考えています。もう1つは、あまり気づかなかったのですが、コース全体の中で、最も上る区間(80mくらい)なので、予定を立てる段階で、この点を考慮すべきだったなと思いました。

高低表

ちなみに、当日は、気温が20℃に迫る感じがしました。45km地点のコンビニでは多くのランナーさんが立ち寄り休憩されている姿がありました。皆さん、日陰に座りこんで、アイスなども食べている方も多く見かけました。

私も、多くのランナーでごった返すコンビニに立ち寄り、コンビニでレッドブルとアイスコーヒーSを買い、5分くらい座って休憩をしました。

マッサージをしながらレッドブルを飲みました。

アイスコーヒーSは???

私は、ここでアイスコーヒーを飲もうと思って買ったわけではありません。小さな氷が欲しかったのです。その氷をソフトフラスク(少し水が入っています)に入れて携帯氷枕みたいにして体を冷やそうと考えたのです。

気分的にはガリガリ君あたりをほおばりたい気持ちは山々でした。しかし、冷たいものを一気に取り込むと胃腸への負担が大きいですし、お腹をこわすリスクがあると思いました。超ウルトラにおいて、最も大切なことは補給し続けること。そのために、胃腸に無理させないよう、体の内側から冷やすのではなく、外側から冷やすことを考えました。

その後、浄恩寺エイドまで、その氷一杯のソフトフラスクを首筋や脇、手のひらを冷やしながら走りました。これでかなり楽になりました。
これはオススメ対処法なので、皆さんも是非お試しください。

さてさて、浄恩寺エイド以降も走りについては、心拍数を意識して走りました。設定ペースよりは遅いですが、この心拍数を守ったおかげで、筋疲労感は、ほぼありませんでした。

とは言え、疲れていないわけではありません。歩きを選択する程の疲労感はないと言った方が正しいかもしれません。ということで、浄恩寺以降のエイドでは、ボディケアとして、必ず、座って脹脛をマッサージしました。

その結果、小江戸終了(休憩含む)した時点で設定ペースから1時間55分遅れとなりました。
これらを要因分解すると、休憩によるロスが1時間1分、残り54分がランによるロス。

ちなみに、昨年は小江戸終了(休憩含む)が12時間16分だったので、今年より、約30分速かったということになります。

しかし、身体的な余力で考えると今年の方が断然残っている感覚はあります。つまり、ペースを落とせばそれだけ、体力が温存されるということだと思います。

結局、この200kmの戦いにおいて、前半の小江戸で消耗していると、これから始まる、大江戸コースで心折れることになると思います。

小江戸での最大の反省点

前述の通り、小江戸を終了し、日時は27日(土)21時前。予定より約2時間遅れ。半分はペース(走力)の問題。半分はエイドワークの問題

ペースの問題の内、天候(暑さ)によるもの自身の走力に起因するもの

暑さへの対処という点では、それなりにうまくできたと思っています。

一方、走力の面は心拍数130をキープする走りをした結果なので、問題ではないと思っています。ペースが遅いというのは基本的にはスタートラインに立つ前の問題ということで、大会中の問題ではないと思っています。
では何が問題かというと、エイドワークについてです。これは、かなり課題を感じました。

特に川越で50分とかかってしまったこと・・・です。

着替え、充電、大江戸での持ち物チェック、補給、トイレなどもっともっとスムーズにできたと思います。今回も一応考えていたのですが、結果、場当たり的な対応が多かった気がします。

連繫寺に着いてすぐ、チキンラーメンを食べ、ベンチに座ったのは完全に失敗でした。

まずやるべきことは、
・充電するものを充電器に繋ぐ
・着替えできる場所の確保をする
・着替えをしながら、トイレの空きを待ったり、エイドの補給物をもらいにいったり

みたいな流れを考えておくべきでした。

また、小江戸で余った補給物をどうするか?ということをもっと考えておくべきでした。全て使い切ることを前提に考えていたので、あまりものを大江戸に持っていくか、ちょっと悩みました(ザックが重くなるので・・・)。

まとめ

とは言え、体のダメージは昨年に比べて断然少なかったので、まだまだいける感覚はありました。少なくとも昨年リタイアした150km地点は超えられるだろうし、完走もできるだろう。。。
ここまでso far, so goodです。

次回は大江戸の反省会です(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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