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シブサワ・レターを読んで感じたことなど~2024年2月号~

シブサワ・レター2月号

今月は、新NISAとアクティブファンド(コモンズ30ファンドを例として)といったことろでしょうか。
わたしもコモンズ30ファンドの受益者ですので、想いを同じくしていますし、頷きながら読ませていただきました。

ただ私が推した「つみたてNISAを未成年にも解禁」については業界団体が推さなかったようで実現しませんでした。また、非課税保有期間が無期限にも関わらず(「お金持ち優遇」という批判をかわすために)非課税保有限度額(要は天井)が設けられたという課題があります。したがって、やり残している更なる改正の宿題は残っています。

シブサワ・レター2月号より

積み立てNISAの未成年への解禁が実現しなかったことは、わたしも寂しく思っています。
非課税保有限度額の設定も課題でしょう。
ぜひ、宿題を進めてくださるようお願いしたいと思います。

「だからこそ、海外株式投資でしょう」という一元的な考えにも反論します。先月のレターで示したように、日本は新しい時代に入っており、これからの日本企業の価値創造に期待しています。ただ本来は成長のために自社の株式を公開しているはずの上場企業だけを対象にしても、残念ながら、約3900社の「全体」や「平均」が、その期待に応えてくれることはないでしょう。

シブサワ・レター2月号より

海外にもいい会社、素敵な会社はありますが、それが近所にあるような、より身近な会社であったとしたら、ワクワクしませんか。
身近な会社だからこその関係性もあるんじゃないかと思います。
わたしがコモンズ30ファンドを通じて投資しているのは、そんな思いを込めているつもりですし、コモンズ30ファンドはそれを実践していることを目の当たりにしています。

また、日本人だからこそ、日本企業との対話の関係が築け、応援することができます。「対話の場」は投資先企業に留まらず、よりよい社会を実現させる志を持って自ら立ち上がっている社会起業家も含み、コモンズ30ファンド設定以来彼らの応援を実施しています。対話は互いの学びが多く、面白く、楽しいです。

シブサワ・レター2月号より

健さんのおっしゃることに同意です。

また、つみたて投資を推す理由にも書かれています。
こちらも頷きながら読みました。

「つみたて投資」を推す理由は、時間軸のリスク分散という合理性です。毎月定額が自身の銀行口座から自動的に買い付けられます。したがって、長い年月をかけて、対象投資信託の基準価額(値段)が下がれば口数(量)をもっとたくさん買えて、上がると少なくしか買いません。当たり前のことですが、仮に基準価額が20%目減りしたら、同じ購入金額で、口数が20%多く買えます。
このように継続すれば株式市場の上げ下げに気にすることなく、誰でも、ゆっくりと、しっかりと資産形成できるのが「つみたて投資」の特長です。自分は「つみたて投資」を初めてから四半世紀ぐらいですが、その間にはITバブルの崩壊、リーマン・ショック、3.11など色々な出来事で株式市場の乱高下を体験しましたが、「継続は力なり」を実感しています。人生100年時代の日本では、70歳になっても、30年投資が可能なのです。

シブサワ・レター2月号より

「渋沢栄一訓言集」国家と社会

最後に「渋沢栄一訓言集」国家と社会から。

政府や企業が「五歩十歩の進みを持つ」ことは当然のことです。それに加え、日本人の総人口の全員が、新NISAという制度を活用して、つみたて投資を通じて「五歩十歩の進みを持て」ば、日本の存在感が世界で最強になることに間違いありません。
日本の株式市場の「全体」に投資することについては否定的な考えを上記本文に書きましたが、日本人の「全体」が新NISAを活用することには大いに期待しています。栄一が示すように人はMEという孤立した存在では何も大してできず、共同というWEによって本来の力を発揮できるからです。

シブサワ・レター2月号より

今月はどこまでも新NISAですね。
ぜひ皆で新NISAを活用して、ステキな会社への投資を通じて、ステキな日本、ステキな世界を作れるよう、力を結集していきたいですね。

では。

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