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何年ぶりだろう?~(3/3)鎌倉投信の第15回受益者総会に参加しました~

経営者鼎談第2部

第2部の経営者鼎談は、ひとが輝く「いい会社」の挑戦と題して、未来工業株式会社相談役の山田さん、アイ・ケイ・ケイ・ホールディングス株式会社会長兼社長の金子さんと鎌倉投信社長の鎌田さんです。

なお、タイトルのように3回に分けるつもりでして、これで3回目。
終わるのかな?と思いながら書いているところです。

1/3は運用報告や受益者登壇などを書いています。
まだ2/3では、経営者鼎談第1部について書いていますので併せて読んでいたらければと思います。

第1部と同様に、山田さん、金子さんから会社の概要の説明があり、鎌田さんがおふたりに質問をする形です。
両社は鎌倉投信が10年以上投資を続けている会社で、特に未来工業は鎌倉投信が最初に投資した会社で、アイ・ケイ・ケイも運用開始の1年目から投資している会社です。

わたしも話を伺ったり、会社訪問を通じて大好きになり、直接株式を持つに至った会社です。

また、両者ともに企業価値の上昇、株式価格が大きく上昇していて、受益者の資産形成にも貢献してくれている会社です。

鎌田さんからは、過去のエピソードとして、金子さんから「なぜアイ・ケイ・ケイの株価が安いのか」といった相談を受けたことがあるといった話がありました。

ひとを大切にする理念経営

理念経営を実践している2社ですから、ひとを大切にする経営理念について、両社の姿勢について話がありました。

未来工業は、
・自分でやらせる
・報連相はしない
・皆が正社員で制服はない

未来工業の工場を訪れると、理念の「常に考える」があちらこちらに掲示されています。
視覚効果を狙ったものだとか。
ひとは何かを常に考えているものだが、1日に1分でも会社のことを考えてほしいという想いも込められているそうです。

改善提案は24,000件/年!
凄い数ですよね。
一年で200件も提案するひと、十数年続いているひともいるそうです。

提案すると500円/件(でしたっけ?)の手当てが出るそうですから、凄い金額になりそうですが、経営側から見ると、提案を複数の工場に展開出来る効果の方が大きいとのことで、笑いが止まらないとのこと。
「考え方が違うんだなー」と聞いていました。

アイ・ケイ・ケイは、
・経営理念を徹底している

この理念は、実は以前からの経営理念を再考したが、ほとんど同じなったことや、再考することで考えが定着したメリットがあったとおっしゃっていました。

アイ・ケイ・ケイの経営理念については、鎌田さんから横浜で行われた受益者総会でのエピソードが語られました。
社員ひとりひとりに、「あなたにとって経営理念とは何か」という質問をした話です。

3名の社員がそれぞれに自分の考えを述べた話。
わたしも思い出してぐっと来ました。

経営理念が大事なのではなく、経営理念を自分のものにすることが大事

学び

少子高齢化と同業他社との競合については、金子さんがこう答えました。

ライバル企業は先生。
また異業種からも学びを貰う。

ライバル企業は先生。
学ぶ姿勢が凄いなと感じました。

コロナ禍についての金子さんのコメントもアツかったです。

自分たちではどうしようもないことだったから考えなことにしたそうです。
スペイン風邪は3年で終わった実績があるので、その程度で終わるだろうと考え、社員にも「心配するな。アイ・ケイ・ケイは大丈夫だ。」と宣言し、「新郎・新婦に寄り添え。」という指示も出したそうです。
ステキすぎる会社ですよね。

コロナ禍早々に、100億円の融資を受けたそうで、日頃からの信頼関係の賜物といった発言もあり、会場では頷く姿が見られました。

常に考えるについて、山田さんはこう答えました。

「自分でやる」というようにしないと、成功しない。
それはひとのせいにさせないためである。

常に考えるも深いですよね。
常に考えることが自分のためになる。

質問

アツい鼎談となりましたが、質問でもアツい回答が聞けました。

アイ・ケイ・ケイは後発だと思うが、業界に参入したことを問われ、

後発でも若いひとに支持される会社。
ブライダルだけでなく、やることはまだたくさんある。
ブライダルは総合芸術だ。
やりたいことをやる大切さが重要だ。

相変わらずの熱量でした。

山田さんもアツい方で、「未来工業も後発メーカーであり、金子さんの話には共感した。」とコメントされていました。
未来工業は残業なし、制服なしといった綺麗事を実現してきた会社であり、岐阜の酒蔵の話を例に出し、酒蔵では年に一度、当主が杜氏を接待する場をもっていて、同じことをしているだけといった話もありました。

アツい鼎談もあっという間に終わりました。
まだまだアツい話が聞けそうな感じでしたけど。

閉会挨拶

閉会挨拶は鎌倉投信社長の鎌田さんから。

鎌倉投信も変わっていかないといけないし、新しいチカラが必要で、5年前に京都で行われた受益者総会では一言も喋ることをしなかったが、企画、運営がしっかりと行われ、新しい世代が着実に成果をあげていることを実感しているようでした。

何度も「場」という言葉を使っていたことも印象的です。

また、新たに副社長に就任された前田さんの紹介があり、前田さんからは以下のような挨拶がありました。

単に市場にゆだねる投資もあるが、気持ちのこもった投資により、いい社会、いい未来を実現して、社会の発展に貢献する決意が述べられました。

さて、今回はボランティアとしても受益者総会に係わらせていただきました。
それについての投稿は、また時を改めて。

では。

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