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(47)山のお酒の悪循環

秋晴れが続いている関東地方。そろそろ低山にも紅葉が下りてくるでしょうか。

今回の「お山のマナーブック令和版」は「お酒」にまつわること。「標高が高いと酔いやすい」と言われますがなぜなのでしょうか。酔っぱらうとあらぬ事故を起こすリスクが上がります。それでも山で呑みたい自分のために上手く付き合う方法もこのさい考えてみました。

この連載は、当たり前のことから山ならではのことまで色々ある登山マナーを再考していきます。そもそもよく理解していなかったり、昔から語り継がれてきたなかには、時代とともに解釈が変わってきた、あるいは不要なのもあろうかと思っています。
そこで、昭和の登山ブーム世代を先輩に持ち、平成の山ガールブーム世代を後輩に持つ私が、これまでの経験と体感から今の時代にフィットした解釈をしてみようと!あくまでも個人の解釈ですから、ここに書いたことを山で守っていない人を見かけてもその人が間違っていると思いこまないようにしてくださいね。

週1回更新(目標)、全50回(予定)でお送りします。自主出版化を目指します(野望)。ご支援よろしくお願いします。

第一回より抜粋

山小屋に到着してカーッと飲み干すビール。最高ですよね。でもいつもより酔うのが早いぞと感じる人が多いのではないでしょうか。「標高が高いからキクね~!」なんてお決まりの台詞が飛び出すものの、なぜ「標高が高い」から「キク」んでしょうか?チコちゃんに叱られる前に知っておきましょう。

一般的になんとなく「気圧のせい」だと知られていると思います。標高が高くなるにつれ

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