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(42)山小屋トイレのうっかり防止

街も山も突然の秋の気配。うだうだと引き延ばされてきた夏山シーズン終了ですね。

今回の「お山のマナーブック令和版」は、山小屋トイレのマナー。私もいろんな山小屋のトイレを使ってきましたし、いろんなトイレの掃除もしてきました。トイレのなかでは利用者として共感できる事故(?)もあれば、謎でしかないこともあって、臭い話はたんまりあるのですが(笑)それは抑えて「山のトイレ」の基本利用マナーをおさらいし、鈴木式の実践トイレテクニック(?)をお伝えしようと思います。

この連載は、当たり前のことから山ならではのことまで色々ある登山マナーを再考していきます。そもそもよく理解していなかったり、昔から語り継がれてきたなかには、時代とともに解釈が変わってきた、あるいは不要なのもあろうかと思っています。

そこで、昭和の登山ブーム世代を先輩に持ち、平成の山ガールブーム世代を後輩に持つ私が、これまでの経験と体感から今の時代にフィットした解釈をしてみようと!
あくまでも個人の解釈ですから、ここに書いたことを山で守っていない人を見かけてもその人が間違っていると思いこまないようにしてくださいね。

週1回更新(目標)、全50回(予定)でお送りします。自主出版化を目指します(野望)。ご支援よろしくお願いします。

第一回から抜粋

「山のトイレ」には「下水道管と繋がっているトイレ」と「いないトイレ」があります。
ぽっとんタイプが繋がっていないのは分かりやすいですが、山小屋にある水洗トイレも多くは「簡易水洗」という設備を使用していて繋がっていません。だから使用済みのトイレットペーパーをゴミ箱に別けて捨ててもらうことが多いですよね。それは、

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