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全てがネットワークで繋がる世界におけるマーケティングの考え方

OMO って、聞いたことありますか?
Online Marges with Offline」の略で、
日本語に直訳すると「オンラインとオフラインを融合する」という意味になります。

少し前に、O2O(Online to Offline)とか、オムニチャネルという言葉が流行りましたが、これはそれぞれのデバイスやユーザーのタッチポイントを分けた考え方です。

OMO の概念は、全てがネットワークに繋がっていることを前提とし、
オンラインだろうが、オフラインだろうが、それらを区別しません
スマホから購入しようがPCから購入しようが、ふらっと歩いていて店舗に入って購入しようが、それを区別することに意味はないということです。

喉が乾いたという時に目の前にコンビニがあるのに、スマホから注文はしないと思います。
要は、ユーザーのその時のシチュエーション(状況)によって、そのタッチポイントは変わるのです。

次世代通信「5G」が浸透すれば、更に OMO の概念は身近になってくるでしょう。
現在、世の中では DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれていますが、そういった未来から逆算したバックキャストの考え方を持たないと、すぐに陳腐化してしまいます。


そして、SNS時代の新たなマーケティングとして ULSSAS という概念があります。
ULSSAS は、UGC、LIKE、SEARCH1、SEARCH2、ACTION、SPREAD の頭文字を取った略語です。

まず、UGC ですが、これは User Generated Contents の略で、
インフルエンサーや身近な友達、仲間等が作成するコンテンツを指します。
それを見て好きか嫌いかを判断します。要は、ネットの口コミです。

そこで上げられた、自分がフォローしている人の好きなコンテンツをSNS上で知ります。
ここが SEARCH1です。

その次に SEARCH2として、Googleやyahoo、食べログ等で調べます。
この時点で、ユーザーはすでに調べるモノが決まっています。
そのため、SEOを強化してもほとんど意味がないということになります。

そして行動(ACTION)し、その結果を拡散(SPREAD)します。

OMO の考え方に則るなら、この ULSSAS の各ステップがオンラインであることに限定する必要もないのかもしれません。
むしろ、オンラインとオフラインがシームレスに融合しているからこそ、より速く広く拡散されていくはずです。

となると、最初の UGC が非常に重要になります。
つまり、周りに積極的に薦めたくなるようなコンテンツでなければ、もはやこれからの時代を生き残っていくことは難しいと言えるでしょう。