初マラソン@さいたま国際2016 その2
こんにちは、MT-RUNです。
前回はフルマラソンに至るまでのきっかけと、その時点での走力について書いてみました。今回はまずシューズと足の置き方について、自己分析と対策を考えてみたことをまとめます。
びえいヘルシーマラソンでの最大の収穫は、自分に最適なシューズを探すきっかけになったひどい靴擦れです。かかとに大きなこぶのような靴擦れを起こしたことはこれまでなかったので、症状が落ち着いてから銀座のアシックスストアに向かいました。皆さんご存じでの足形の測定に加え、走行姿勢を確認してもらい最適なシューズを選んでもらうことが目的です。測定した正確なサイズから+1センチの余裕をもったシューズを選択するというアドバイスは足形測定からわかりましたが、走行姿勢で足のどの部分から着地をしているのか、プロネーションはどうなっているのかという点についてのアドバイスが目から鱗が落ちるようでした。
私の場合、日常的に靴のかかと・外側からソールが痛んでいきます。アシックスでの走行姿勢でも顕著であり、またかかとが内側に倒れこむオーバープロネーションが強く出る傾向でした。こういった着地のクセが膝の外側(腸脛靭帯)を痛める要因になっていることからも、次のような対策を考えました。
① 体の真下で着地をするイメージを持つ(前に足を出さない)
② 足を上からフラットに置くイメージをもつ
最適なシューズを選ぶ(このときはGel Feather Grideを採用)のと同時に、フルマラソン完走までのトレーニングでケガをしないということは非常に重要な要素になってくるため、まずは上記の2点を意識しました。そのため、通勤の電車で立っているときの重心の位置を意識したり、大きなストライドを取った時の足の置き方をゆっくりとイメージを作ったりと走らずにできることをまず実践しました。現在ではさらにこの意識を強め、母指球での着地をイメージするようにしています。また足の軌道を考えてより効率的に力を伝えられるかが課題です。ですが、本格的にトレーニングをする始める段階で足の置き方を意識できたことが現在にもつながっていることを実感しています。
幸いなことに、このちょっとした意識の変化で、特別なストレッチやマッサージをすることなく、ランナー膝といわれる腸脛靭帯の痛みとは無縁になりました。膝まわりが痛くてトレーニングできない、レース中に痛んで失速するといったことは私の場合ゼロです。シューズの進化は偉大で、クッション性と反発性を両立するようなテクノロジーがありますが、それを最大限に生かすためにも足の置き方を客観視し、ちょっとした意識をもつことでケガの防止とパフォーマンス向上につなげることを強くお勧めします!
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