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「自分らしく働ける場所が見つかった」QAエンジニアとしてGOに入社してから3か月の振り返り

皆さん初めまして!舘石と申します。

2024年3月1日にGO株式会社(以下、GO)に中途入社し、QAエンジニアとしてタクシーアプリ『GO』のQA業務を担当しています。

入社してからあっという間に3か月が経ちまだまだ覚えることも多い日々ですが、ここ最近はようやく業務にも慣れてきたように思います。

そこで今回は、私がGOへ入社するに至るまでの経緯と実際に入社してからの3か月間をふりかえりながら、

  • なぜGOを選んだのか

  • 実際にGOで働いてみてどうだったか

  • GOのQAエンジニアはどのようなことをしているのか

  • 今後、GOでどんなことに挑戦していきたいか

などの話を書いていきたいと思います。

GOの文化や雰囲気、QAエンジニアとしてのキャリアパスなどに興味をお持ちの方は、ぜひ本記事を読んでみてください!🙌



自己紹介

本題に入る前に、まずは前職からの経歴を簡単に紹介させてください。

◆ 経歴
2016年4月に新卒でSIer(前職)に入社し、品質保証部門に配属。
2024年2月までの約8年間、QAエンジニアとしてtoB向けクラウドストレージサービス、toC向けモバイルアプリケーション、車載ソフトウェアなど複数のプロダクトのQA業務に携わる。
また、キャリアの後半ではテスト自動化事業の立ち上げや運営、QA組織の一部マネジメント業務も経験。

2024年3月にGOに中途入社、QAエンジニアとしてタクシーアプリ『GO』のQA業務を担当。

私自身今回が初めての転職で、GOが2社目になります。

前職でもQAエンジニアとしての業務がメインでしたが、それ以外にもテスト自動化事業の一環としてツールのプリセールスやお客さまのサポート業務、マネジメントなど色々なことを経験させてもらいました。

大変ではありましたが、そこで培ったテストスキルやマネジメントの経験が今の業務に活きているなと感じています。


GOへ入社を決めた理由

前職では様々なことにチャレンジさせてもらい良い経験をたくさん積むことができましたが、その中で以下の2点について考えることも多々ありました。

  • QAエンジニアとしてのプロダクトへの関わり方

  • QAエンジニアとしての今後のキャリアパス

前職はSIerだったのでいわゆる第三者的にプロダクトに関わることが多かったのですが、それゆえに企画・開発チームとの距離感を感じたりコミュニケーションが円滑に進まないことも度々あり、「第三者的ではなく、企業・チームのメンバーの一員としてプロダクト開発に携わっていきたい」「もっと近い距離感でプロダクトやQA組織に貢献していきたい」という想いがありました。

また、経歴の部分でも書いた通りマネジメント業務も一部兼任していましたが、個人的には「メンバー → マネージャー」というよくあるキャリアパスではなく、自分の得意な領域を伸ばしていけるようなキャリアを進んでいきたいとも考えていたため、これらのことが実現できる場所を探そうと思い転職することを決めました。

転職活動を通して複数の企業さまとお話しさせていただく機会がありましたが、最終的に大きく分けて以下の2つの理由からGOを選びました。

コミュニケーションを大切にしている文化

選考フローでのカジュアル面談や面接を通して、組織の雰囲気や文化については事前に知ることができていました。

特にQAチームの雰囲気としては「チーム内での相談や提案がしやすい」というのはもちろんのこと、「困っている人がいたら助ける当事者意識」や「メンバーの意見を頭ごなしに否定せず、まずはしっかりと傾聴する」といったことが自然と文化として定着しているように感じました。

詳しくは後の章で書いていますが、これはGOのバリューがメンバー一人ひとりまで浸透し、バリューに沿った行動を選択できているからだと思っています。


また、QAチーム内だけではなくPdM、PjM、開発エンジニア、デザイナーなどプロダクト開発に関わるすべてのステークホルダーとの距離が近いのも魅力の一つでした。

これは、QAが要求のすり合わせなどの上流工程から関われているということの他に、上記のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)が組織・チーム間のコミュニケーションに対しても浸透しており、メンバー全員が "コト" に向かって一緒に良いプロダクトを作っていこうという姿勢に繋がっているからだと思っています。

職種に捉われず様々な業務にチャレンジできる環境

転職理由の1つだったキャリアパスについて、「職種に捉われない」「決められたキャリアパス以外の選択肢がある」という点においてもGOは私の考えにぴったりの場所でした。

入社する前からQAチームとしての取り組みについてはある程度知っていたのですが、例えばメンバーが業務効率化の一環としてツールを自作していたり、業務プロセスの改善やテスト自動化に取り組んでいたり、中にはQAの枠を飛び越えてPdMの業務に挑戦したメンバーがいるなど、「QA = テスト」という枠に捉われず、一人ひとりがチームやプロダクトのために何ができるかを考え、それを実行に移すチャンスや仕組みがあるというのがすごく魅力的でした。(もちろん、テスト設計や実行などのテスト業務もしっかりと行っているのは前提として)

また、カジュアル面談で「QAエンジニアとしてどのようなキャリアパスがあるのか?」ということについて質問した際、「GOのQA組織ではQAマネージャー以外にもスペシャリストのキャリアパスもあるし、QAエンジニアとしての作業や役割を広げていくことによって新しいキャリアパスやロールを作ることもできる」との回答をいただき、すごく興味を持ったことを覚えています。

私は前職でテスト自動化業務として自動テストの実装や環境構築を行ってきており、それらのエンジニアリングスキルを活かした業務に取り組んでいきたいと考えていたため、「GOであればそのキャリアが実現できるかもしれない」と思い、これが入社を決めた大きな理由の1つになりました。

GOのQAエンジニアのキャリアパスについては以下の記事でも紹介されていますので、興味がある方はぜひ読んでみてください!


実際に働いてみてどうだったか

ここからは、実際にQAエンジニアとしてGOで働いてみてどうだったか、どのようなことをしているかを紹介していきます。

QAチームでの働き方

冒頭で「タクシーアプリ『GO』のQA業務を担当しています」と書きましたが、もう少し具体的に言うと、『GO』アプリのQAチームは2つに分かれていて、おもにエンドユーザーが使用するモバイルアプリのテストを担当する「UserAppチーム」と、タクシーの中に設置する車載機器周りのテストを担当する「車載チーム」があり、私はUserAppチームに所属しています。

以下、UserAppチームの概要や業務の進め方についてざっくりとまとめてみました。


  • チームメンバー数は現在13名

  • 対象プロダクトは『GO』のモバイルアプリ(Android/iOS)がメイン

  • 「1つのまとまりでの機能の新規実装や改修=1案件」とし、各メンバーが複数の案件を掛け持ちする形で対応する

  • 定期リリースなどはあるが、いわゆる「スクラム開発におけるスプリントのような期間」がかっちりと決まっているわけではなく、案件の粒度も数日で終わるものから数か月単位で対応するものまで様々

  • PdMから案件単位でテスト依頼がQAチームに届き、「見積もり~設計~実行~不具合対応~報告」といった一連の流れでテストを実施する

    • その際、PdM、PjM、開発、デザイナー、データアナリストなどの各ステークホルダーとは随時チャットやオンラインMTGでコミュニケーションをとり、仕様の質疑応答や工数・スケジュールの調整などに対応する

  • 見積もりや設計のレビューはQAチーム内でも実施するほか、PdMや開発チームとも認識を揃えるために別途実施する

    • レビューの実施頻度などは案件の規模にもよる

  • 案件ごとにPdM側でPRD(プロダクト要求仕様書)を作成しており、それをもとにテスト観点の洗い出し、観点整理、テストケース作成等の設計作業を行う



私の現状としては、おもに小規模~中規模案件をメインで担当したり、中規模以上の案件のテスト実施フェーズのフォローとして参画することが多くなっています。

まだ入社して4か月目ではありますが、テスト見積もりや設計の作業も任せてもらっており、そこはやりがいと責任をもって業務できていると実感しています。

実際に働いてみてどうだったか?入社前後でのギャップは?

自己紹介でも書いた通り、今回が私自身初めての転職だったので、入社するまでは「業務についていけるだろうか?」などの不安も大きかったですが、実際に働いてみると上長やチームメンバーが本当に親切で、今では滞りなく業務を進めることができています。

プロダクトの仕様についてはもちろんのこと、業務の進め方などちょっとしたことでもチーム内での質問、相談がしやすい雰囲気が作られていて、ここに関しては入社前後でのギャップはまったく感じませんでした。

全体メンションで質問をした際には、仮に有識者や知っている人がいなかったとしても、必ず誰かが2~3分くらいのスピード感で何かしらの回答をしてくれます。
「○○について自分は知らないし関係ないから」という態度ではなく、当事者意識を持って「その件なら開発の△△さんに聞いた方が良さそう」とか「□□の資料に情報が載ってそう」といった情報提供をしてくれます。

何かを議論するにしても、できない理由を探したり頭ごなしに否定から入ったりは絶対にせず、「どう工夫したら実現できそうか」「別の方法で解決できないか」といったように建設的に話が進みます。
一方で「何でもかんでもやる」ということではなくやる目的(Why)もすごく大事にしていて、みんなが同じことに困っていたりプロダクトや組織に良い影響を与えられるのであればやる、それを認識合わせする場や雰囲気もできているという感じです。

先ほどGOのバリューについても少し触れましたが、上記については総じて「コトに向かう。」「無いから挑む。」「当事者たれ。」の3つのバリューがQAチームとして深く浸透しており、それらが体現されているからだと思っています。

ギャップという文脈で言うと、選考フローの中で「開発もテストもスピード感をもってリリースまで対応している」という話を聞いていたので、「スピード重視でドキュメントなどは必要最低限しか書いていないのでは?」と思っていたのですが、実際ジョインしてみるとPRDがとてもしっかり書かれていてテスト設計がしやすかったり、QAチームとしてすでにたくさんのナレッジが溜められていてプロダクトの基本的な操作はそれを見れば問題なくできたりと、良い意味でのギャップはありました。

一方で、ドキュメント類が増えるとそれはそれで「現状使っているものと不要なものの整理がしきれていない」だったり「最新の情報に更新が追い付いていない」といった新たな問題も出てくるため、今後も継続して改善活動を行っていく必要はあると思っています。


これからについて

最後に、これからGOでどんなことに挑戦していきたいか、今後の展望のようなものを書いて終わりにしたいと思います。

自分の得意なドメインを作る

UserAppチームの概要の中で「各メンバーが複数の案件を掛け持ちする」と書きましたが、メンバーごとに得意とするドメイン(機能領域)は異なります。

それは、『GO』アプリ1つとっても見なければいけない機能が膨大で、一人のメンバーがすべての機能の仕様、条件の組み合わせや制限などを覚えることは実質不可能だからです。
基本的な機能は押さえつつも、それぞれのメンバーが得意とする領域を作ることで、チーム全体でプロダクト全体の機能を広く深くカバーしています。
そして自分があまり詳しくないドメインの仕様については、そのドメインが得意なメンバーに質問したり作業のフォローをしてもらうことが多いです。

現在の私は、まだまだプロダクトの仕様や業務全体の流れを把握しようと奮闘している段階であり、他メンバーに助けてもらう機会の方が圧倒的に多いです…(泣)
ですが、ゆくゆくは自分の得意なドメインを作り他メンバーを助けられるようになりたいですし、業務全体の理解を通して「メンバーがどのようなことに困っていて、どのようにすれば解決できるか?」を模索していきたいとも思っています。

自分の強みや興味を活かして課題解決する

こちらは将来的に挑戦したいことになりますが、自分が持っているスキルや興味のある領域の知見を活かした課題解決がしたいと考えています。

UserAppチームとしての改善活動だけ見ても、既存のドキュメント・ナレッジの整理や更新方法の見直し、業務プロセス全体の可視化、手作業を効率化するGASスクリプトや自動テストの実装、QAチーム内で集計しているメトリクスの分析と活用などなど、やらなければいけないことは山積みです。
他チームのステークホルダーを巻き込んだ改善活動ともなれば、数えきれないくらいあると思います。

その中で、やはり私としては自分が今まで培ったエンジニアリングスキルを活かしてプロダクト・組織に貢献していきたいという想いがあるので、「業務効率化の仕組みを作る」というところには非常に興味がありますし、取り組んでいきたいと思っています。

それらの活動を通して、最終的にはGOのQAエンジニアとしての新しいロール・キャリアパスを作ってみたいです。


終わりに

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました🙇

本記事を読んでGOのQAエンジニアに興味を持たれた方は、以下のページでQA関連の情報について定期的に発信していますので、こちらも併せてご覧ください!


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