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9月に読んだマンガ

2021年9月に読んだマンガです。

妻からときどき「そんなに読んでて、キャラとかストーリーとか混じらないの?」と訊かれるのですが、案外混じらないと思ってます。あのシーンって何の作品だっけ、みたいなことはありますが。混じってるけど気付かないだけなのかも。


アンタイトル・ブルー

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10月からアニメの始まる『ブルーピリオド』は洋画メインの青春熱血学園ものですが、こちらは日本画メインの……恋愛サスペンス……?

若くして日本画の才能を見いだされた主人公・荻原あかりだが、いまや美術予備校のしがない事務員に落ちぶれている。彼女はある日、海岸で行き倒れていた謎のイケメン・臣を助ける。臣は、あかりに言う。「俺の絵をお前の名前で売れ」と……

臣の描いた絵に魅入られ、自分の名で発表してしまったあかりは、もう後戻りできません。良家の坊ちゃんらしき臣。さらに臣を知る男も出てきて……

絵もいい感じ。さてさて、どんな展開になりますやら。



アオのハコ

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バドミントン部の大喜くんが恋した相手は、バスケ部の先輩・千夏ちゃん。不器用で奥手ながら、なんとか距離を詰めようとした矢先に、なんと……!

本作を十分に楽しむには、ある種の「ピュアさ」が必要なのではないかと思う。お約束的展開を無条件に受容する「ピュアさ」。30半ばのおじさんには、話の流れも、キャラの心情の移ろいも、ちょっとついてけないところがあるけど(笑)、まぁジャンプだし。甘酸っぱいステキな作品だと思います。先輩もいいけど、幼馴染の新体操部・雛ちゃんもかわいいですね。

絵が抜群にうまい。躍動する少年少女っていいよねと思わせてくれる。少年マンガより少女マンガ感のある絵柄は悪くない。



ドラゴンクエスト ダイの大冒険
勇者アバンと獄炎の魔王

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ちょうどリメイクアニメの「ダイの大冒険」も佳境に入ってきましたね(もうずっと佳境ですが)。メドローアが見られて満足です。

本作はアバン先生の「過去話」に当たる作品。かつての魔王ハドラーに挑む、アバンとその仲間たちの記録。オリジナルに引けを取らない、アツい戦いの物語。細かな設定の追加も、ファンにはうれしいサービス。

こういうスピンオフは、えてして駄作も生まれがちですが、本作は成功しているように思います。



双子たちの諸事情

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1話の展開早ぇ……と思ったら、twitter発のショートマンガだったらしい。

1話だけでも読んでいってください。

ナオちゃんかわいい。

コウキくんはちょっといろいろやりすぎじゃないか……とも思うけど、マンガだしこのくらいの激しい気質はありかもしれませんね。空手家らしいし。



僕のヒーローアカデミア

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この前「長寿作品が読めてない」みたいな記事を上げましたが、チャレンジしてみました、最近のジャンプの長編作品を。妹が集めたコミックを借りてきただけですが。これはヒロアカってやつですね。知ってる知ってる。

第一印象……なんかあちこちナルトっぽい? うじゃうじゃ出てくるキャラクター。多彩な能力。落ちこぼれの主人公と、我の強い幼なじみライバル。たくましく可憐な女子陣。華々しくもアホらしい学園生活。学校行事の最中に襲い来る敵……見たことあるぞ、そういうの。ナルトっぽいというか、ナルトがジャンプっぽいのか。自分の中で、ジャンプの系統のサンプル数が少なくて、似ているように見えてしまうだけかもしれませんけど。

でも王道ってそういうものでしょうね。王道と、(否定的な意味合いでの)テンプレート展開って、ほんと紙一重。オマージュとパクリも紙一重。

作者さん、ナルト大好きなんだろうな。マーベルのシリーズも大好きなんだろうな……そういう愛が伝わる作品っていいですよね。



続刊・最新刊では、葬送のフリーレン(5)、かぐや様は告らせたい(23)、チ。地球の運動について(4)、九条の大罪(3)あたりが印象に残りました。

かぐや様の23巻が思いのほか面白くてびっくり! ミコちゃん、登場時からわりと好きでしたが、今はもっと好き。「本当に妬いたの?」はぐっと来ました。軽くても軽すぎない。重くても重すぎない。そのへんのバランス感覚がいかにも現代的だと感じます。

でも今月のハイライトはあれかな……Kiss×sisの完結。ふだんあまり読まないエッチなジャンルですが、なんだかんだ17年も連載していた巨人ですのでここで取り上げておきます。ぢたま先生のシンプルキュートな絵は変わらずですね。お疲れ様でした。

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