35歳の大学生

来年度から放送大学の科目履修生として勉強することに決めた。

元々、現役でFラン大に入学し、4年の時に留年し4.5年で中退、その後放送大学の全科履修生となるが、卒業にたどり着けずフェードアウトしていた。最初の大学を留年したり中退したりしたのは病気(双極性障害、当時はまだただのうつ病だと思っていた)のせいで、その後バイトしながら放送大学でなんとか卒業しようと思ったけれど、病気の影響もあり、思ったよりも大変で挫折してしまったのだ。

最近になって彼氏に再び放送大学で卒業を目指すことを勧められた。それは私が最近エンジニアをめざして勉強を始めたからで、ロードマップ的なものを考えてくれた時に一つの道として示してくれたものだった。放送大学には情報コースもあるのでちょうどいい。でもまた全科履修生だと大変そうなのでまずは科目履修生で単位を取ることにした。過去に取得した単位は残っているはずなので、ゼロから卒業を目指すより楽だろう。

今ITパスポート試験に向けて勉強していて、その他に心の哲学にも興味を持って勉強を始めている。最近勉強が楽しくてたまらない。放送大学の科目一覧を見ていたら、情報コースの科目だけでなく、語学やもともと大学でやっていた心理学にも興味が湧いてきた。どのコースに居ても他のコースの単位もとることができるので、好きな科目を選べるのが嬉しい。

30代になってからは今更大卒資格なんて、と諦めていたが、やっぱりいくつになってもチャレンジしていいと思うし、やりたかったらすべきだ。勉強に早いも遅いもないと思うし、現状を変えたいなら勉強するのが一番だ、と最近いろんなものを見聞きして思う。私は変わりたい。だったら、勉強するしかない。

彼氏も既に放送大学で勉強しているので、「同級生だー」と言われて少し嬉しくなった。同級生…いい響きだ。もう何年も前に置いてきた概念が再び私の目の前に現れるとは。

今月で私は35歳になるけれど、放送大学にはもっと年上の学生も沢山いる。彼氏のように他の大学を卒業してもなお学び続ける人もいる。それは励みにもなる。これから先もっと歳をとってもいろんなことを勉強していきたい。まずは来年度、科目履修生から卒業を目指して頑張りたい。

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