ホラー好きなのに怖いの苦手な人多いよね

少し前に知ったんですけど、ホラー映画やホラーゲームが好きな人って、ホラーが苦手な人の方が圧倒的に多いっぽいんですよね。

わたしはジャンル問わずいろいろなものを摂取して生きてきたけれど、どうしてもホラー映画の楽しみ方だけがピンと来ない。ホラー耐性はおそらくかなり強い方で、ホラー映画を観ていても、驚きはすれど怖がることはなく、好んで観るとしたら、ホラー要素以外のヒューマンドラマに重きを置いているものや、サスペンスやサイコスリラー寄りのもの。

ホラーを怖がれない人間にとって、ホラー以外の要素に力を入れていない作品は純粋に「面白くない」と感じてしまうのだと思う。

だから、ホラー映画が好きな人は皆クリーチャー好きや、ギャグとしてB級ホラーを見ている人ばかりなのだと思っていた。ホラー耐性のある人はホラーを心から楽しめないし、ホラーが苦手な人はもちろんホラー映画が嫌いなものだ。そう思っていた。

学生の頃、クリーチャー好きでホラー映画が大好きな友人がいたのだが、その子が「お化けが怖い、グロいのも苦手」と言っていたのを聞いて衝撃を受けた。クリーチャーとお化けは別物という感覚はギリギリわかるが、クリーチャー好きがグロいのが苦手なことがあるのか。そもそもこの友人はホラー映画を「怖い」と思って見ていたのか。

言われてみれば、知り合いでホラー映画が好きな人や、SNSで有名なホラー映画マニアの人は、ホラー映画の感想でしっかりと「怖い」という言葉を使っているし、ホラーゲーム実況で人気の実況者は、リアクションがウケるから無理して苦手なホラーをやっているのかと思いきや、プライベートでホラー映画を見まくっていたりする。

ホラーが苦手だからこそ、スリルを味わいたくてホラー映画を見るということか。全く想像できていなかったな。

そして、つい最近までホラーの楽しみ方がわからなかったわたしは、なぜか周りの人にホラー映画好きだと思われることが多い。これは本当になんで?

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