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「かわいい」の真意とは。

※本記事は、漫画「正反対な君と僕」の1巻のネタバレを含んでおります。ご了承ください。




やりたいこととやるべきことを全放置してTwitter見がち。
どうも。まっちゃです。

さて、本記事をご覧になっている男子諸君に問う。
貴方は「かわいい」と言われたらどんな感情を抱く?

たまにいるんです。
「かわいい」って言われるの、あんまり好きじゃないっていう男の子が。

おそらく、そう思う人達の理由は、
下に見られてるとか、なめられているとか、
極端な話、男らしさを否定されている気分になるからあんまり好きじゃないのかなと思います。

私は今日、それに異論を呈しにきました。
ですが、私の感情論だけだと私が納得しないので、
上手いこと他の文献を活用しながら噛み砕いていきたいなと思います。


まず大前提として。
私は、「かわいい」って言われるのがめちゃくちゃ好きです。
別に女子になりたいとかそういうわけではなく、
単純に「かわいい」と言われるのが大好きなのです。

なんでだろうな。

そもそも私も人間なので、
そりゃ褒められること自体めちゃくちゃ嬉しいわけですが、
なんで「かわいい」って言われることにそこまでの嬉しさを感じるのか、ふと我ながら疑問に思いました。

そんな時、とある漫画を見つけました。
「正反対な君と僕」という漫画です。

主人公の女子高校生・鈴木は、エネルギッシュで誰とでも仲良くできるが、実は真面目で周りの空気を読み、他人の目を気にしてしまう。
それに対し、男子高校生・谷は、寡黙だが、自分の意見をはっきり言え、しっかりとした「自分」を持っている。
そんな正反対な性格の2人が付き合い始め、2人が織りなす青春ラブコメディが描かれる。

Wikipedia より

Wikipediaからあらすじを拾ってきました。ありがとうWikipedia。
あらすじの通り、高校生の登場人物達による純粋な恋愛漫画です。

この漫画をオススメされて、一気に読みましたが、
かなり沼にハマってしまいました。
作者の阿賀沢紅茶さんが、あまりに現代っ子の人間関係における問題を表現するのが上手で、
そこが本作における大きな魅力だと私は思いますし、実際その理由で本作品に惹かれました。
まだ見ていない人は是非。

さて。
私は本作品1巻における鈴木さんの発言をここで取り上げようと思います。

心臓がぎゅ〜〜〜ってされるっていうか…
「愛おしい」!って感じかな〜〜

「正反対な君と僕」 1巻より

彼女は、
「かわいい」を「愛おしい」と表現しました。
私が今まで生きてて1番しっくりくる回答だなと思いました。

何故私は「かわいい」と言われて嬉しくなるのか。
それはおそらく、他のどの言葉よりもその人から愛されてると思うからなのではなかろうか。
勿論、「好き」って言われたりするのも嬉しいですが、
もしかしたら「かわいい」という言葉の持つパワーは「好き」と同等クラスなのかもしれないと私は思いました。

ここで、
じゃあ「かわいい」の語源とは一体何なんだ?という疑問が私の中で湧いてきました。

Wikipediaより抜粋。

あれ?

語源から取ると、
やっぱり可哀想 = 可愛いみたいなところがあるのか。不思議。
やはり、時の流れとともに意味がかなり変遷しているのだろうと高を括ったりしますが。

goo辞書より抜粋。

確かに、語源由来の意味は4番目に記載されています。
私が言っていたのは、1番目のアにしっかり記載されていました。ビンゴですね。

例えば、「リア充」という言葉があります。
元々「リア充」という言葉は、リアルが充実しているという言葉の略語なので、実生活が充実している人全体を指していたのですが、
いつしか「リア充」という言葉は、「カップル」を意味する言葉に変わってしまいました。
おそらくリアルが充実していると言われている人の99%がカップルだったのでしょう。

「リア充」という言葉が一瞬にして意味を変えたように、
「かわいい」という言葉も、長い時を経て意味が変わっていったということはおそらく間違いないでしょう。

ここからは私個人が大きく飛躍させた話をします。
先程の話を踏まえれば、
将来、「かわいい」というワードは、「好き」とほぼ同義で使われるのではないかと思います。
夏目漱石が言ったとか言わないとかいわれている、「月が綺麗ですね」と同じような感じで、
「好き」の遠回しな表現として用いられるのでは?と少し思いました。

よくよく考えてみてください。
貴方は「かわいい」って言葉、嫌いなものとか嫌いな人に使いますか?
少なくとも私は使わないです。

つまるところ、
「かわいい」は最上級の愛情表現なのでは?と私は思いました。
なので、「かわいい」と言われて落ち込んでいたり怒っているそこの貴方。
それは大きな間違いです。貴方は間違いなく愛されています。
だから、皆も愛くるしい何かに出会った時は、素直に「かわいい」と言ってみましょう。
その感想が自然に飛び出るということは、貴方はその何かに対して愛情を感じていることの証明です。


さて。
「かわいい」大肯定派による熱い語りパートが終了しました。
「かわいい」とか「美しい」とか「綺麗」とか、日本語って私の心を擽るものばかりでやっぱり面白いなと思う日々です。
もっと色んな日本語を知って、色んな表現を知って、自分の好きなものに対して的確に言い表せられるような人になりたいなと思いました。

久しぶりに今日は軽い記事でしたし、我ながらかなり楽しく書けました。
もっと多彩な記事を書けるように、日々色んなものを取り入れていきたいですね。ではでは〜🍵


サムネ、とってもかわいい。

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