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DJで鍛える意思決定力

はいどうもー。株式会社iCAREのクドウマサヤ(@masaya_dev)です。

このエントリはiCARE Advent Calender 2023、9日目の投稿でございます。
Advent Calendarが始まると、年の瀬だなぁと毎度しみじみしますね。毎日面白そうな記事がXで流れてきて「どれから読もう!!」なんてひとりであたふたするのも毎年恒例。今年も楽しませてもらっています。iCAREメンバーの記事を読むだけでも毎日楽しい。

というわけで私も、誰かにとっての気づきや学びになる小話でもひとつ出来ればなぁと思い筆を執った次第です。

私はWebエンジニアとして働き始め14年が経ちますが、実はWebエンジニアになるちょっと前からDJをやっておりました。近年はまったり活動している感じですが、10数年前は月10本以上様々なイベントに呼んでいただけるなんて時もあり、エンジニアと二足の草鞋を履くような生活だった時代もあります。

ふと、これは良く考えたらDJを通して身についたスキルかもなぁなんて思うが日々の仕事や生活の中で時折ありまして、今日は「意思決定力」についてのお話をしてみようと思います。

正解はわからないけど決めてみる

大なり小なり、生きていると日々様々な選択を求められます。仕事においては、断片的な情報の中からスピーディにネクストアクションを決めなければいけない場面も出てきます。怖いときもありますよね。

2か月前のある日、友人と飲む中で仕事の悩み相談をもらい
「正解がわからないから意思決定ができない」
と。

それに対して私は
「正解なんて誰もわからないからリスクは考慮しつつ、あとは決めたことがうまく行くようになんとか帳尻合わせるんだよ」

とアンサー。今思うと根性論強めですね。でも私はそんなメンタリティで生きています。こんな会話を通して、不確実性の高い状況の中で瞬発的に意思決定をすることに、自分は比較的慣れている方なのかもしれないと、ひとつ感じたのでした。

ではその瞬発力がどこで鍛えられたかと振り返ってみると、私にとってはDJの現場なんですね。

DJは瞬発的な意思決定の連続

DJとひとえに言っても様々なジャンルやスタイルがあります。なのであくまでも私の話は一例として捉えていただければ。DJとして、お客さんに楽しんでもらうためにどのような意思決定をしているかを、ざっくりまとめてみました。

まず、当日どんな音楽を流すか。これがすごく悩む部分でもあり楽しい部分でもあります。

出演が決まった段階でイベントの趣旨にそった感じでざっくりこんな方向性かなーというイメージは出来ていて、タイムテーブルをもらってから詰めに入ることが多いですね。自分の出順や出演時間、前後の共演者の方などを踏まえて、出演時間をどのような構成でまとめるか決めます。(この辺詳しく語りだしたらそれだけで複数本記事書けそう)

DJはじめた頃はあまり選曲のレパートリーも無かったので、持ち時間30分だったら30分きっかり流す曲考えてから出番迎えてました。今は結構アバウトで、その日のコンセプトと軸になる楽曲だけ決めて後は出番中に調整することが多いです。

なぜそのスタイルになっていったかというと、やっぱり事前のシミュレーションだと不確実性が高い状態なんですよね。おそらくこんなお客さんの層だろうなとか、この時間帯ならこういう盛り上がり方だろうな…など事前にある程度フロアの状況をイメージしていくわけですが、大ハズレしてしまう時もあるわけで。より良い価値を届けるためには、プロダクト開発だけではなくDJもアジリティが重要なのです。

というわけで1曲1曲流しながら、フロアのフィードバックを感じ取り、次に流す曲を考える。瞬発的な意思決定に追われまくるわけです。そんなプレッシャーの最中、いい繋ぎが出来てフロアも高揚した瞬間のアドレナリンは何ものにも代えがたいですね。(次の曲決まらん、やばい!なんてハラハラする瞬間を今でも夢に見ることもありますが)

Let's DJ!!

人が成長する大きな要因として意思決定の場数があると思っています。数をこなせば慣れてくるしリスクの取り方もわかってくる、より大きい意思決定にもチャレンジしやすくなるわけですね。

そんなわけで意思決定の場数を踏む機会としてもDJはとてもオススメです。なにより楽しいので。どうやってDJをはじめれば…という方はぜひお話しましょう。来週末は千歳烏山.rbの忘年会でDJやらせていただきます。

先日もRubyMusicMixin on Rails 2023でDJやらせていただいたりと、最近エンジニアコミュニティのイベントでDJをやらせてもらえる機会が増えて感慨深さ。

そしてなんとなんと、今月はiCARE社内向けの初DJイベントが企画中…弊社なぜかDJがたくさんいるのです、愉快。こちらはファイブリングス・チャレンジ(FRC)という人事制度を活用して弊社QAEチーム&SREチームが進めてるんですが、非常にユニークですよねえ。
FRCってなんぞや気になるという方はぜひぜひこちら↓の記事を。

そしてカジュアル面談のご応募も絶賛お待ちしております。

ではでは!
ちなみにサムネイルは「DJを鍛える意思決定力」のイメージをくださいと伝えてChatGPT(DALL-E 3)先生に生成いただきました。


Everything's gonna be alright!