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■宇宙的規模のセックス(エロさ率ほぼ0%な話)


天使に成りすましている悪魔は記憶喪失をしている振りをしていた。そして実際に記憶喪失している天使はそんな悪魔を仲間の様に同士の様に慕っていた…

そんな折に悪魔は提案した。『ぼく達も人間のしている様なエロスをやってみないか?』

天使も過去その着眼点に思い立った事があるが、長い時の中でその思いつきを忘れていた。長い時というのは千億年規模の長さである。

とにかくこうして天使に成りすました悪魔は、エロスな発想、好奇心へと天使を導いっていく…


天使『それは面白いアイデアですね。今まで私も人間という生物が何故あんなにも毎日肌を重ねているのか、疑問していた処なんですよ…

悪魔『では互いに人間の役割をコピーし合ってみましょう。

天使と悪魔は人間らしい性欲を模造した。

天使『変ですね…。何も変化がありませんが…

悪魔『恐らくは見た目の問題でしょう。我々のビジュアルがいけないのだと思います

天使『ナルホド…

二人は互いに好みの姿をテレパシーで確認し合って変身した。

悪魔『て、天使さん、か、可愛いい!


天使『あ、悪魔さんこそ、素敵なお体…

  


   天使と悪魔はまぐわった。

 性欲という存在を余すことなく感じ取った。

天使と悪魔は現状、宇宙内において最もタフな生命体である。性欲は無限に生み出す事ができ、何千億年もセックスする事が可能だった。

宇宙的規模による途方もなく長いセックスの歴史過程で、天使と悪魔は、好奇心から子供を作れる体質を一時的に再現していた。

それにより繁殖能力を持った超能力生命体が複数生まれる事となる。

超能力生命体は他の宇宙人種とまぐわい合いいながら、多様な生物を生み出していくが、天使と悪魔の様に無限の性欲エネルギーを持った種族も生まれていった。

とある惑星で通称、淫魔サキュパス族と名付けれるその生物は、常時、性欲に支配される体質だった。エロスに溺れ、文化的な生活を営めず、絶滅してしまう事を避ける為に魔法的概念を使い、性欲を抑制していた。

人間から性的エネルギーを奪い魔力エネルギーとしていたサキュバス族にとって、人間を喜ばせる程に強い力を得る事ができた。
サキュバス族は人間に快楽を与える為にあらゆる研究をやり続け、適者生存、人間を喜ばす才能に長けた種族が生き残り、サキュバスの進化の歴史を作り出していった。

サキュバスは美貌を兼ね備えた生物が優先的に生き残り、人間好みの面構えの者達ばかりとなった。
また魔法を使えば、冒頭の天使と悪魔の様にテレパシーを使ったり、姿形を変えられる事もできた。

サキュバスは貴方、たとえば、これを見ている読者に思念を飛ばして性を求める事ができる。
だが安心していい。性を搾取されても副作用ない。せいぜい精子が空っぽにされる事くらいである。

サキュバスは人間の意識レベルが弱っている頃、夢の中に現れる。

もし貴方がエッチな夢を見たり、そのまま射精するとしたら、それはサキュバスの存在によるかもしれない。

サキュバスに吸われる確率は一生に一度あるかないかの確率とされる。
故にそれはある意味でラッキーな事でもある…





作者のとこにもサキュバスくればいいにのに……





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