#30 福kin プラグイン利用数 第2位-1! 入力サポート+プラグイン
※福kin(福祉の現場のkintoneシステム)
※デイサービスで活用できるシステム作成のnoteです
前回
前回はプラグイン利用数第3位「PDFプレビュープラグイン」の紹介でした。
今回は第2位の紹介です。
第2位 『ATTAZoo+』 入力サポート+プラグイン
利用アプリ数 67アプリ
第4位でも登場した月額3,000円で10個のプラグインが使い放題の『ATTAZoo+』
その中の一つ入力サポート+プラグインが第2位です。
入力サポート+プラグインは大きくわけて「表示制御」と「入力制限」機能にわかれます。
ではこれから、なぜこのプラグインが67ものアプリで活用されているのかを機能別に説明していきます。
表示制御
表示制御は
①編集可 ②編集不可 ③非表示
の3つの機能にわかれます
①編集可
ルックアップで引っ張ってきたフィールド等、普段は編集不可となってしまうフィールドを編集状態にできる機能です。
どんな風に使っているか?
例えばFAX送信アプリ
利用者さんの名前でルックアップすると、担当のケアマネさん、ケアマネさんの所属している事業所が自動で入力されるようになっています。
いちいち、この利用者様のケアマネは・・・と確認しなくていいので非常に便利です(実は報告アプリともつながっていてさらに便利なんですが、それはまた別のお話)。
ですが!この利用者様の情報についてFAXを送るのは常にケアマネさんという訳ではありません。
時には病院にFAXを送る時もある。時には訪問介護事業所にFAXを送る時もある。
でも、この利用様の名前を入力し、取得を押したとたんに
宛先フィールド・宛名フィールドにケアマネさんの名前と事業所名が入ってしまいます。
そこで、「入力サポート+」プラグインです。このプラグインの設定をすると、
おわかりいただけただろうか・・・
ルックアップで設定されているフィールドなのに編集できる状態になってますよね。
あとはここを、
こんな風に変更して保存すれば〇〇病院宛のFAX送信票ができあがりです。
あとは、利用者様の中に戸籍の名前と違う名前(例えば旧姓)で呼んで欲しいというニーズがあります。
そんな時、マスタは戸籍の名前で登録しておいて、人の目につく印刷物を作成するアプリではマスタからルックアップで引っ張ってきた後に、普段は変更できない名前フィールドをプラグインの力を使って利用者様が希望する名前に編集したりしてます。
自分の事をどんな風に呼んで欲しいかは自由!ですからね。
②編集不可
これはその名の通りフィールドを編集できなくする機能です。
エクセルのロック&シートの保護みたいなものでしょうか。
他のスタッフにいじられたくないフィールドを指定するだけなのでイメージしやすいのではないでしょうか?
例えば・・・
以前、作成例で出したバイタルアプリですが、その中の「曜日フィールド」や「〇参加人数」「☆再開」「×休み」等の数字は自働で集計しデータが入力されるようになっているので、勝手に変更されると結果がずれてきてしまいます。
そこで、「入力サポート+」プラグインです。編集不可設定にすると
画像のようにフィールドがグレーになり編集できなくなります。
これで正確な集計ができるようになり安心です。
③非表示
これは、フィールド自体を見えなくしてしまう機能です。
たとえば以前紹介した日付抽出小技
この時に「日付コード」なるものを使いましたが、現場にスタッフにとっては、なんのこっちゃの数字の羅列です。
これですね↓
これを非表示設定すると
消えます。フィールドを削除したわけではなく、見えなくなっているだけですので、中の値は計算で活用したりプリントクリエイターで印刷したりできますのでご安心ください。
設定画面
設定画面は非常にシンプルです。
フィールドを指定して、①編集可 ②編集不可 ③非表示 のいずれかを選ぶだけです。
フィールドの数も横の+で追加できますし、間違えても-で削除できます。
最期に
地味、といえば地味な機能なのですが、①編集可 ②編集不可 ③非表示
どれをとっても必要な機能なのです。
必要すぎてkintoneの標準機能でもいいのでは?と思う位です。
①の編集可はルックアップと組み合わせることで力を発揮します
②編集不可 と③非表示 は毎日利用する職員が気持ちよくkintoneシステムを使うために必須な機能です。
職員は自分がシステムをいじった時に、データがおかしくなってしまうんじゃないか!?と不安に思うことが多いです。
②編集不可 機能によって、あらかじめシステムの製作者がそもそもいじれない設定にする事で、安心してシステムを使ってくださいと言えます。
③非表示について、見る必要のないデータを見せなくすることでレコードがスッキリします。自分に必要のないデータでも、システムを使う方は気になるものです。
次回、かなり短い感じになると思いますが、サポート+プラグインの
「入力制限」機能についてお伝えします。
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