#3 kintoneっていくらかかるのよ、実際
今回は実際のkintone利用料について
大事なお金の話です。
オーダーメイドのシステム依頼
通所介護は介護報酬もがっつり下げられてどこも運営が大変です。
そこで、みなさんの所属、経営しているデイサービスが利用者様の獲得のために全く新しいサービスを展開するとします。
データを入力し、蓄積したデータを用いグラフィカルな表や動画として利用者様やケアマネさんにアウトプットしていく。
将来を見越してADL維持等加算を算定できるような仕組みも欲しい!
専門のソフトウエア会社に依頼した場合いくらほどかかるでしょう?
おそらく数百万の世界になってくると思います。
一つ一つの機能がパッケージされたシステムなら機能ごとに月額2~3万円くらいであるかもしれませんが、前回言ったように、カスタマイズできず、希望が反映されるまで時間がかかり、依頼すれば追加料金の世界です。
自由な発想でサービス向上なんてできません。
それに既存のシステムではサービスの差別化には繋がりません。
当法人のkintone利用料金
というわけでkintoneの利用料
説明の前に結果から
当事業所の月額料金
33100円
以下内訳
スタンダード契約 5ユーザー 8100円/月額
プリントクリエイタープレミアム 14000円/月額
ATTAZoo+ 3000円/月額
プラグインパック3 6000円/月額
年齢算出プラグイン 2000円/月額
kintone タブ表示プラグイン 50000円/一括買取
月額にすると 33100円
+導入時の買取プラグイン50000円(1度きり)
どんな感想持ちます?高いでしょうか?安いでしょうか?
ん?思ったより高いな!と思われる方もいるかもしれません。
でも考えてみてください。kintoneは一度構築したら終わりではありません。
法人内で課題が持ち上げる度にその解決に力を発揮してくれるのです。
その際に追加料金はありません。
参考までに当法人で稼働しているアプリは211個あります。
大げさにいうとオーダーメイドのシステムが何個も稼働しているイメージです。
1つ1つが現場の職員の意見を参考にしたり、開発者が業務改善に思いを馳せて作り上げた、法人独自のシステムです。
オーダーメイドで開発し続ける事ができ、業務効率化で残業代は減り、サービスは向上し集客に繋がり、でこの金額です。
そして携帯のような契約の2年縛りとかもないので、いつでも解約可能です。
これは必要ない、開発は難しいなと感じたら使うのを辞めればいいのです。
契約までせずとも、お試しで30日間利用できるサービスもあるので、気になる方はまずいじってみるのはいかがでしょう?
データの引継ぎはできませんが、何回でもお試し利用できますよ。
(開発が難しいと感じたら…できればサイボウズさんやツイッターで相談して欲しいとは思います)
少し料金について深堀を
kintoneの利用ライセンスには
ライトコースとスタンダードコースがありまして、
ライトコースが1ユーザー780円/月額
スタンダードコースが1ユーザー1500円/月額
最低5ユーザーからなので
ライトコースが月額4212円(税込み)
スタンダードコースが月額8100円(税込み)
これが最低かかる料金です。
ライトコースとスタンダードコース、イロイロ違いはあれど、一番大きいのがカスタマイズの範囲です。
スタンダードコースはjavascriptというプログラムでゴリゴリ開発したり、プログラムか書けない人用に必要な機能がパッケージ化された「プラグイン」が利用できます。
私の事業所ではスタンダードコース契約です。なぜか!?そのプラグインが利用したかったからです。
プログラムが書けない職員がシステムを構築できる秘密がこのプラグインなのです。
そのプラグイン、
無料のものと、月額支払のものと、一括買取のものとあります。
どんなプラグインがあるのか?予算はどれくらいなのか?は
後日くわしく説明する予定です。
アカウントは一人に一つ
以前こちらの記事でデイサービスアカウントで複数の職員が運用と記載しましたが、サイボウズの利用規約の改定で
サイボウズサービス利用規約
2021年8月30日適用日抜粋
(2)お客様は、一つのユーザーアカウントを複数人で共有して利用させる
ことはできません。
と明記されました。
基本的に1ユーザー1アカウントでの運用になります。
…とはいえ福祉の現場の実際問題として、報告アプリに入力する度にログインしたり、週一回勤務のパートさん用にアカウントを取得って難しいですよね。
そんな時は連携サービス!
・じぶんページ
・フォームブリッジ
を使えば無理なく運用できるかもしれません。
ここは当法人でも検討していきたいところです。
最後に
なんだかいい事ばかりを書いてきましたが、気を付けなければいけない点ももちろんあります。
やはり、開発する職員の時間的損失はかなりあります。
簡単にシステムを構築できるような言い方をしてきましたが、それは「プログラムを書くのと比べて」という意味でもあります。
今まで福祉の現場を支えてきた職員が、やった事のないシステム開発をするのは大変な苦労を伴うものです。
もちろんその中で楽しみや、身につく力、新しい人との繋がりもありますが、基本的に慣れない大変な業務であるという事を経営者の方にはご理解いただき応援してあげて欲しいです。
そして、そんな現場の職員を応援したいサポートしたいという思いで私はこのnoteを書いています。
私はしばらく一人で開発してきました。
正直、行き詰まり、諦めそうになった事も一度ではないです。
相談する人もその時は誰もいなかった。
でも今は違います。職場にも理解者が増え、ツイッター上やフェイスブックを除いても同じように悩み成長している人がいる事が実感できます。
このnoteがそんな媒体の一つになれる事を願って今日は終わります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?