【体験談】スーパービジョンを現役社会福祉士が受けたら人生変わった

この記事は認定社会福祉士認証・認定機構が定めた個人スーパービジョンを受けた体験談です。
スーパービジョンを受けるか迷っている医療ソーシャルワーカー(以下MSW)の起爆剤になれば嬉しいです。

医療ソーシャルワーカーのキャリアにおいてスーパービジョンは絶対必要。
私はスーパービジョンを受けてから「ソーシャルワーク」を意識するようになった。
「退院調整がはやい」という指標は組織にとって分かりやすい。
一方で「ソーシャルワーク」というプロセスを評価できる組織は極めて少ない。

— Kei@社会福祉士 (@kei5850) November 18, 2023

私は、救命救急センターが設置されている病院でMSWとして働いている社会福祉士7年目で、毎月5,000PV以上のソーシャルワーク関連のブログやX (フォロワー1,500人以上)等を発信しています。

現役で社会福祉士取得後、最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカーを取得しました。

• MSWとして成長したい

• 自分のソーシャルワークに自信が持てない

• スーパービジョンを受けるのを躊躇してしまう

MSWとして日々のソーシャルワークを実践する中で「私のソーシャルワークの方向性は正しいのか？」と不安になる人は多いです。

価値観よって「クライエントの最善」が変化するソーシャルワークを評価する指標がなく、周りに根拠をもって教えてくれるMSWは決して多いとはいえません。

私は実際にスーパービジョン(以下SV)を受けてソーシャルワークの基盤を学ぶことができました。
受けた前と受けた後ではMSWの考え方が180度変わります。

• 経験から基づいた説得力のある思考に興味が湧きませんか？

• 根拠のある理論・知識を修得しませんか？

• 一流の技術が身につく環境で学んでみませんか？

SVを通して、ソーシャルワークの新しい引き出しを増やすことができたおかげで、従来までは「この選択肢を提案するしかないな」と思っていたケースも「この選択肢もありだな」「いや、この人の場合はこの選択肢もあり得るな」といったような実践の視野が広がりました。

当記事ではSVを受けることの重要性について解説します。
この記事を通して「SVは興味があるけどあと一歩が踏み出せない」と感じているMSWを後押しします。

結論から言うと、SVは一流のMSWになるためには避けては通れません。

みなさんが実践しているソーシャルワーク実践が井の中の蛙であることを知るきっかけとなり、MSWの世界観が変わります。

ソーシャルワーカー業界の一流に学ぶ重要性

「ソーシャルワークを学びたい」MSWで考えない人はいないでしょう。

では、ソーシャルワーカー業界(以下業界)の一流の思考や立ち振る舞いを間近で見たことはありますか？

見れる機会は時間とお金を使えばいくらでもあったと思います。
研修の講師をされていたり、講演会を開催したり、活躍の幅は広いはずです。

しかし、多くの人が業界の一流から思考を学んだことがありません。別の言い方をすれば「一流から思考を学ぶことに時間とお金を投資していない」ということです。

むしろ、同世代の同レベルのMSWと仕事の愚痴を言い合うために時間とお金を使っていたりします。

SVを受けることは「自分と一流までの距離」と「自分の時間の投資先」を把握することができる貴重な経験になります。

一流の思考を目の当たりにすると、最初に表出される感情は「絶望」です。絶望と同時に「今のままだと追いつけなくね？」という感情も芽生えます。

当然ですが、この「絶望」に気がつくのは1日でも早い方が良いです。

業界の一流になるようなMSWは、一般的なMSWと比較できないくらい努力している上に、元々一流になることが決まってたのではないかと思うくらい独特な雰囲気があります。

思い起こせば、過去の学校生活や職場でも「主要人物」は最初から「主要人物」の雰囲気がありました。

例えば、サッカー日本代表の久保建英選手は小学校4年生の時に既に小学校6年生に混ざって練習していたそうです。その後FCバルセロナのカンテラに所属したのは有名な話です。

久保選手のようなサッカー選手には、普通にサッカーをしているだけでは滅多に出会えませんので、出会うまでは「俺もプロになれるかも」という錯覚に陥ります。

詰まるところ、一流から早いうちにソーシャルワークを学ぶことで、自身のMSWのキャリアプランを立てやすくなり、自身に足りない技術や知識に集中して投資できるようになります。

MSWとして入職した当時の私は、ソーシャルワークの「ソ」の字も知らなかったので文字通り「退院調整屋さん」と化していました。

退院調整だけしていてもやりがいを見出せずにいた際に、SVの存在を知りました。

当時SVを受けていなかったら、現在に至るまで相当な回り道をしたか、モチベーションを見出せずMSWを辞めていたと思います。

ソーシャルワークは、環境にこだわらない限り学べません。

一流のMSWからノウハウを伝授してもらえるSVに投資しなければ、自分の身の回りにいるMSWは自分と同じレベルのMSWだということです。

自分と同じようにサボるし、自分と同じように学ばない。

そんなMSWに囲まれているわけです。

もう一度いいます。

一流のMSWには1日でも早く出会った方がいいですよ。

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無形のソーシャルワーカーが有形になるための最短距離