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「予感」というギフト

3日間のコーチングの研修で一緒だったある人が、最初のチェックインで言っていた一言が、すごく心に響いた。

「いま出会った皆さんのことを僕はまだ何も知らないけれど、研修が終わったときには、皆さんの持ついろんな色が見えるようになっていて、この場が全然違う景色になっているってわかっているから、それが楽しみ。」

結果、3日後、本当に、美しい景色になっていたね。みんなのいろんな色が発色して、混ざりっているような状態だった。彼は、本当に、この未来をわかっていたんだと思う。

実は、自分にも、よくこういうことがある。「やりたい」とかの意志を超えて、そう「なる」という確信。

※今までで最もスピリチュアルな文章かとおもいますが、スピリチュアル感覚と論理的思考のバランスはとても大事だと思っているので、たまにはこういうのも書いてみます。

未来から今が流れてくる(笑)

いつからだろう。私の中には、時が「未来から流れてくる」という感覚がある。過去・現在・未来という言葉があるように、時間は過去から進んでいくものだと、当たり前に思っていた。でもあるとき、未来の自分がふと心に現れて、「今いいかんじだから大丈夫だよ。その経験、その瞬間は辛かったけど、とても意味はあった!味わったらいいよ。」と言ってくれたことがあった。(笑)

そのときは、「わ、面白い!」と思ったけれど、それからは、時は未来から流れてきているんだという感覚になった。

「予感」を受け取ることができるとき

しかし、もちろん、自分の状態によって、その「予感」を受け取ることができないときもある。ユーミンのやさしさに包まれたならという曲にある「目に映るすべてのことはメッセージ」という歌詞が大好きなのだけれど、すべてはメッセージであり、受け取る側の準備ができているかどうか次第なんだと思う。どういうときに、受け取ることができないのか。細かく分ければいろんな要素がありそうだけど、要は

「今を一生懸命生ききれていないとき」

かな、と思う。

今ココに100%集中できるような自分でいられているときに、未来の予感が訪れる。

やりたいこと

昔は、「やりたいこと」があんまりなかった。というのも、頭で未来の計画を作ることにはそもそも興味がないし、今ほど「予感」を受け取れてなかったので、「今」以降が真っ白白紙で、いきあたりばったりだった。こういう人間の場合は、過去のことを考えて意味づけするのは得意だけど、未来に関しては、「予感」を受け取って、導かれるように突き進むしかないんだと思う。だから、私の場合は、予感を受け取ることができないと、やりたいことが見つからないのだ。今は、ちゃんと受け取ることができるようになってきたから、進んでいくことができる。嬉しい。

コーアクティブコーチングにおける「直感」

最初の彼の発言に戻る。私が学んでいるコーアクティブコーチングの中でも、「今この瞬間からつくる」ことはとても大事とされている。物事をいろんな視点から眺めてみて、見えた直感を場に出してみる関わりをする。(今回の3日間の研修のテーマは、視点だった。思えば、最初の彼の一言にこの3日間のすべてが凝縮されていたんだなあ、と思うと、不思議。) 未来の自分の視点は、今の世界の捉え方を一気に拡げてくれる。いろんな視点の広げ方があるけれど、「予感」という存在を改めて言葉にしてみて、私は、未来からの視点で見ることがとても好きなんだなあと感じる。なので、少しコーアクティブコーチングについても言及してみました。

そうそう、余談ですが、コーアクティブコーチングの世界観は、本質に近づけば近づくほど自分の本質と重なる部分が大きくて、好き。

最後に

「予感」とは何かを一言で言うのは、難しい。でも、予感とは…感覚を最大限にオープンにして今を一生懸命生きることができる人にだけ訪れる、「ギフト」ということにしておこうかな。


気付きを与えてくれた方々に、本当に感謝。

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