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200428_少年、すねる

我が家には、7歳、8歳、12歳の少年たちが暮らしている。7歳の少年はもう1年ほどここで暮らしていて、残りの2人は、まだ暮らし始めたばかり。この3人の人間模様を観察するのが、最近の私の趣味である。関係性フェチの私的には、最高の観察対象だ。

3人とも、一日中、家を駆けまわりながら仲良く遊んでいるが…全部が全部上手く行くわけはない。そろそろ、いろんなドラマが起き始めるタイミング。

最近、7歳と12歳が、特に仲良くなり始めている。7歳少年は、12歳少年のことを、「お兄ちゃん」と呼び始めていたり(感動!)、これは真ん中の繊細BOY(私からすると、3人とも、繊細BOYたちなのだが)がちょっと苦しくなってくるのでは?なんて思いながら眺めていた。

案の定。真ん中の繊細BOYが、一日中、すねていた。すねちゃうとか…可愛すぎる。2人曰く、3人で鬼ごっこをしている最中に何かがあったらしいが…きっとそれだけではないはずだ。「お兄ちゃんをとられちゃった」とか、そんな気持ちなんかも、積み重なっているだろう。

ふと自分と重ねてしまった。昔、まだ低学年だったころ、ノートブックをを3つ手に入れた。文房具が大好きだった私は、そんなに使えるわけもないのに、全部ひとり占めしたかった。しかしその日は、いとこ(年下♂)が来ていて、「そのノート欲しい~!」と言われたので、あげた。そのとき、弟も「僕もほしい!」と言ったが、なぜだかあの時の私は、「だめ。」といって、あげなかった。なぜあげなかったのか、わからない。あのあと、すぐにあげたのかもしれない。あげなかったのかもしれない。でも、あのときの、切なすぎる弟の表情を、今でも忘れられない。私の中で、トラウマのようになってしまっている部分がある。

8歳少年の切ないすね顔は、あの時の弟の顔を彷彿させる。切ない気持ちになる。そんなことを思いながら、彼とは別の場所で作業をしていたのだが…彼の心の中を想像すると、いてもたってもいられなくなり、何ができるかわからないながらも、顔を覗きに行った。そうしたら、7歳少年と一緒に、仲良く動画をみて笑っていた。

こんな風に、子どもは、いろんな感情を経験しながら、ごまかしながら、復活しながら、それを繰り返しながら、自分で育っていくんだなあ…
頼もしい。

切ない気持ちでいる子どもをみるのも、もちろん切ない。けれども、その感情を経験している姿を、邪魔してはいけない。絶対に。

私たち大人は、それを、見守り、たまに少し寄り添うだけでいいのだと思う。

いろんな気づきをくれて、ありがとう。その後みんなで一緒に食べたカップケーキとタピオカ、とっても美味しかった~

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どうせ書いている日記。独り言を、つらつらと。閉じておく理由もみつからないので、公開してみることに。ちょっとやってみて、意味がありそうであれ…

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