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真実は音の中に

真実は『音の波長』に隠れている、と言えるかも知れません。

サンテグジュペリも『星の王子さま』で言っているように、
「大切なものは目に見えない」のですから。

もちろん視覚にも多くのトリックがあるように聴覚にも絶対的なものは
少なく、いやむしろ聴覚こそは相対的だというべきかも知れません。

例えば有名な「カクテルパーティー効果」というものがあって、自分の名前や、強い関心を寄せている言葉であればパーティーの賑わいの騒音の中でも
聴き取ることができるというのです。

聴覚が相対的なものであるという時の好例としては、カチカチと大きな音を
立てて聞こえる秒針の音があります。
普段の生活環境の中では聞こえない小さな秒針の音でも、テレビを消し、
エアコンを止め、冷蔵庫のコンセントを抜き、パソコンも停止させ、外界の音も聞こえてくる頃には、今いる空間の中で秒針が時を刻む音がすごく大きな音で聞こえてくる経験を多くの人がお持ちだと思います。
それは命を守るためのセンサーだからこそ、そのような作動をするのです。
生きるか死ぬかの判断を下さなければならないとき、人はその判断を聴覚に
委ねます。

小説の中にでも出てきそうな比喩表現、「彼は全身が耳になったように敵の
気配を感じ取ろうとしていた」というのは比喩ではなく、事実であり、からだ全体の皮膚も聴覚として稼働させたわけです。

2020年に入ってWHOはコロナのことしか語りませんが、2019年には、この
ままだと数年のうちに70億人のうち7億人が深刻な難聴に陥る可能性が高い、という警告を発していました。聴覚に対して直接音、デジタル音、刺激音を直接ぶつけてしまうイヤホン、ヘッドホンの使用時間が長すぎるから
です。

生死の判断を任せる精妙な感覚センサー『聴覚』に何を与えるかは私たち個人の判断でも選択できるようになりました。
きわめて「自然な音」に近い音の広がりを持つスピーカーが生まれたからです。

いま、ここにあります、エムズシステム。

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