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LabBaseを退職します。ベンチャー企業でのキャリアに興味のある方へ!

はじめに

表題の通り、昨日最終出社日を迎え10月末を持って2017年から務めたLabBaseを退職します。
LabBaseは2016年に創業し、「研究の力を人類の力に」というパーパスを掲げるスタートアップ企業です。
私は、2017年8月にインターンとして入社し、その後9人目の社員として2018年10月に契約形態を切り替えました。入社後は法人営業、BtoBマーケティング、カスタマーサクセスなどビジネス側全般の立ち上げやマネジメントを担当し、最後は新規のサービス企画業務を担当してきました。
このnoteでは、今までの経験を振り返って、LabBaseで取りくんだ事等を記載しています。
少しでもベンチャー企業で楽しんで働く方が増えたら良いなと思い、ベンチャー企業での仕事に興味を持っている方や、ベンチャー企業でのキャリアに悩んでいる方の参考になる情報提供ができればという目的で書いています!

LabBaseで取りくんだ事

冒頭記載した通り、LabBaseには2017年8月からインターンとして関わりだしました。当時は神戸大学に通いながらリモートでの勤務でした。その後2018年5月に東京に来て、月曜~木曜は勤務、金曜はゼミという形で活動し、2018年10月より正社員として活動していました。
リモートでインターンしていた頃は大学の授業の合間や週末に活動をしていました。業務内容としてはLabBaseのユーザー数を増やすための営業活動を中心に、全国のインターン生の採用やマネジメント等も行っていました。(当時全国で30名程インターン生が稼働していました。)
この頃は各インターン生が個別に営業目標を設定されており、その数字を追いかけるという体制だったので数字を追いかける意識がある程度強く、営業活動で人に断られることへの苦手意識が低ければある程度成果を残せた感覚です。その上である程度インターンへの目的意識を持って取り組めていればモチベーションも維持しやすかったと思います。

2018年5月に東京に来てからは主に法人営業とBtoBマーケティングを担当しつつ、全社研修、採用イベント等の企画等スポットの業務も含みで幅広く担当していました。
基本的には社内にノウハウが無く、自分自身も未経験な業務に取り組むことが中心で、日々の仕事を回すことでいっぱいになっていました。

大学卒業後はマーケティングの専任担当になった後に法人営業のマネージャーやCSチームのマネージャーを担当しました。その後2023年3月からは事業企画へ異動し、約半年ほど新規商品の企画を主に担当していました。
マネージャーとしては予算策定~管理、部門の方針の策定~実行などいわゆるビジネスマネジメントから自チームの採用や評価なども含めたピープルマネジメントまでマネジメント業務の全体に携わっていました。

以上がLabBaseで取り組んだ業務の全体感です。

人が少ないこともあり、大枠の方針~実行までを経験することができました。その結果、未経験の業務に対してのキャッチアップ方法や未経験の業務への抵抗感が薄くなったり、ある程度ビジネス側の業務であれば職種関わらず理解できることが増えました。
またマネージャーとしても状況の異なる2チームを担当することである程度学習、経験を積む事ができました。
規模が小さな会社に入り、事業と組織が大きくなる過程で様々な仕事ができたので、いわゆるジェネラリストとして成長できたのかなという感覚です。
一方、ジェネラリスト的な観点で成長しきれなかったなというポイントは、経営や事業の全体を見て、事業の成長に必要なレバーを引く力というのはまだまだ伸びしろが大きいと感じています。そもそも営業やマーケティングなど機能レベルでの業務が全て未経験だったため、その機能レベルでの業務をキャッチアップすることでいっぱいになっていたが故それより上段のレイヤーでは思考しきれていないことが多かったです。

LabBaseで得られたもの

上記の取りくんだことを振り返って得られたものをざっと考えてみました。
まずは、そもそもの馬力、コミット力、当事者意識などアーリーなベンチャーでやってきたからこそマインドセットとして鍛えられた部分があります。これらは、仕事に対して最後までやりきるという姿勢や、成果を出すまで諦めない姿勢、また会社に起こる出来事に対して他責にせず自らができることはなにかと捉え直すというようなイメージです。
また、9人目の社員として入社し100名規模まで会社が成長する過程で自らも役割を色々変えていったからこその変化対応力や学習力も鍛えられたと思います。事業や組織が変化する中で、自らどのように変化することで成果を出せるかであったり、個人として未経験な業務、会社として未経験な事象をどのようにキャッチアップし、対応するかといった事への抵抗感が薄くなりました。
上記は、LabBase / ベンチャー企業に限らず規模が小さい(=1人あたりの責任の割合が大きい)組織で、その組織の変化スピードがある程度ある中で、変化に合わせて自らの業務内容も変化したという経験があれば得られるものかなと思います。
個人的には、ある程度体力面、精神面がタフな方(一定しんどい瞬間は多かったので)で具体的なスペシャリティとして高めたいものははっきりしていないが、総合的にスキルアップしたい、ビジネスパーソンとして成長したい、仕事に精いっぱい打ち込みたいという方にはある程度成長する見込みの立っているベンチャーはおすすめかなという感想です。

LabBaseでは得づらかったもの

逆にLabBaseでは得づらかったと感じているものも考えてみました。
まずは、いわゆる就職先の泊、権威みたいなものは得られませんでした。これは営業活動など日々の業務でもプライベートでも社名を知られていないので信用していただいたり、理解して頂く上での障壁はある程度合ったかなと思っています。
また、どうしても社内に人が少なかったり、そもそもベンチャーに来る人はある程度気質が偏っている傾向にあると思うので幅広いネットワークや、様々な価値観、基準、常識みたいなものは吸収しづらかったと思います。(このあたりは後半意識的に社外の方との交流を広げる中でカバーしようとしましたが、意図的に活動しないとカバーできないのでベンチャーでは得づらいものという認識です。)
それ故、特に新卒等若手の場合は能動的に情報をキャッチアップしたり、業務外でも仕事に繋がりうる自己研鑽に時間を割くことに抵抗感があるとベンチャー企業での仕事を楽しみづらい瞬間もあるかなと思っています。(なんのためにベンチャー企業に行くのかという目的次第でもありますが)

終わりに

以上、LabBaseでの経験を振り返ってのまとめでした。
最後まで読んでいただいた方ありがとうございました。
今後については改めて何かしらでシェアできればなと考えておりますが、引き続きベンチャー企業で仕事をする予定です。
また、最後になりましたが個人的にはLabBaseで働けて本当に良かったなという気持ちにあふれており、LabBaseで一緒にお仕事させていただいた方、お客様、パートナー企業様、ご支援頂いた皆様には非常に感謝しております。
こちらのnoteを読んで頂いた方でベンチャーのキャリアについてもう少し詳しく聞いてみたいであったり、悩んでいることがあるなどございましたらぜひお気軽にご連絡ください。
少しでもベンチャーで楽しんで仕事をする人が増えると良いなと思ってますのでお役立ちできることがあれば、XのDMをオープンにしておりますのでお気軽にご連絡ください!
また、LabBaseも引き続き各種ポジションで採用活動していると思いますのでLabBaseについて興味ある等もお気軽にご連絡ください。
改めて最後までnoteを読んで頂きありがとうございました。


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