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2022カタールワールドカップアジア最終予選を楽しむために勝ち点を予想!

2022年にカタールで開催されるFIFAワールドカップカタール2022のアジア最終予選が始まりましたが、ワールドカップの出場権を獲得するための勝ち点がどのくらい必要なのか?を過去3回のアジア最終予選を元に調べてみました。

その結果、個人的に以下の勝ち点ではないかと思っています。

・勝ち点17あれば出場権を獲得
・勝ち点13であればプレーオフにまわる

このように、目標となる勝ち点が分かると、今後の試合日程から勝ち点の逆算ができます。

逆算できることで自分なりの予測を立てることができます。

予測を立てる際にこのチームには勝てそうだ、アウェーだから引き分けかな、ホームだから勝ちたいなと考えることができます。

この自分なりの予想を作ることで、楽しみがグッと増えてきます。

自分なりの予想を作れるようになると、試合を観戦する際の緊張感も出てきて、試合前の国歌斉唱も選手と同じように歌ったりもしてしまいます。

2018年ロシアワールドカップのアジア最終予選の結果

2018年ロシアワールドカップに向けた、アジア最終予選ですが、グループAとBで6チームずつに分けられていました。

グループAの結果は以下のとおりです。
イラン 6勝4分 勝ち点22
韓国  4勝3敗3分 勝ち点15
シリア 3勝3敗4分 勝ち点13 得失点差+1

イランと韓国がワールドカップの出場権を獲得しました。
この時の韓国の勝ち点は「15」でした。

次に、グループBの結果です。
日本 6勝2敗2分 勝ち点20
サウジアラビア 6勝3敗1分 勝ち点19
オーストラリア 5勝1敗4分 勝ち点19

日本とサウジアラビアがワールドカップの出場権を獲得していますが、この時のサウジアラビアの勝ち点は「19」でした。

勝ち点が「19」とグループAと比べるとより多くの勝ち点を獲得する必要がありましたが、日本、サウジアラビア、オーストラリアが5勝または6勝していることもあり、この3チームでの争いであったことが要因かと思います。

逆にグループAはイランが6勝で、それ以外のチームが4勝以下と、イランが強かったということかと思います。

前回大会の結果からみると、6勝して勝ち点が18に積み上がれば出場権が獲得できるかと思いますし、少なくとも5勝して勝ち点15を積み上げておけば、出場権を獲得できる可能性が高いかと思います。

2014年ブラジルワールドカップのアジア最終予選の結果

2014年のブラジルワールドカップに向けたアジア最終予選のグループAとBについては5チームずつに分けられていました。

グループAの結果は以下のとおりです。
イラン 5勝2敗1分 勝ち点16
韓国 4勝2敗2分 勝ち点14 得失点差+6
ウズベキスタン 4勝2敗2分 勝ち点14 得失点差+5

イランと韓国がワールドカップの出場権を獲得していますが、この時の韓国の勝ち点は「14」でした。

グループBの結果は以下のとおりです。
日本 5勝1敗2分 勝ち点17
オーストラリア 3勝1敗4分 勝ち点13
ヨルダン 3勝4敗1分 勝ち点10

日本とオーストラリアがワールドカップの出場権を獲得し、この時のオーストラリアの勝ち点が「13」でした。

2014年は5チームでの総当たりのため、全部で8試合を実施しています。

2010ドイツワールドカップへのアジア最終予選の結果

2010年のドイツワールドカップに向けたアジア最終予選のグループAとBについては5チームずつに分けられていました。

グループAの結果は以下のとおりです。
オーストラリア 6勝0敗2分 勝ち点20
日本 4勝1敗3分 勝ち点15
バーレーン 3勝4敗1分 勝ち点10

オーストラリアと日本がワールドカップへの出場権を獲得していますが、日本の勝ち点は「15」でした。

グループBの結果は以下のとおりです。
韓国 4勝0敗4分 勝ち点16
朝鮮 3勝2敗3分 勝ち点12 得失点差+2
サウジアラビア 3勝2敗3分 勝ち点12 得失点差0

韓国と朝鮮がワールドカップへの出場権を獲得して、この時の朝鮮の勝ち点は「12」でした。

過去3大会を見ると・・・

このように過去3大会でのアジア最終予選の結果をみていくと2010と2014は5チームずつのため試合数が8試合、2018年は6チームずつのため試合数が10試合と試合数に差がありました。

試合数の差をなくすために、出場権を獲得した勝ち点がすべての試合に勝利した場合の勝ち点の何割くらいなのかを調べました。

2010年のアジア最終予選
グループAが勝ち点15のため、15÷24=0.625
グループBが勝ち点12のため、12÷24=0.5

2014年のアジア最終予選
グループAが勝ち点14のため、14÷24=0.5833
グループBが勝ち点13のため、13÷24=0.5416

2018年のアジア最終予選
グループAが勝ち点15のため、15÷30=0.5
グループBが勝ち点19のため、19÷30=0.6333

上記の結果を見ると、すべての試合に勝利した場合の勝ち点の0.5から0.6333と結構幅広くなることが分かりました。

2022年のカタールワールドカップへのアジア最終予選の試合数は10試合のため、勝ち点が15~19、必要になってきます。

なお、試合数の半分(=5試合)を勝利しておくと少なくとも勝ち点が15になります。

そのため、基本的にはホーム(アジア最終予選はホーム&アウェー方式のため)で勝利をして、アウェーでの試合は引き分けと考えると、5勝5分けで勝ち点20となります。

おそらく勝ち点20取れれば問題なく出場権は獲得できるかと思いますが、ここまで勝ち点を積み上げるのは難しいかと思います。

2022カタールワールドカップへのアジア最終予選のグループB

日本代表はグループBに入っていますが、同じグループのチーム(日本以外は)は以下のとおりです。
・オーストラリア
・サウジアラビア
・オマーン
・ベトナム
・中国

2021年9月の時点での印象としては、「日本」「オーストラリア」「サウジアラビア」「オマーン」の4チームからワールドカップ出場国、プレーオフ進出チームが決まると考えています。

初戦でオマーンに負けたことで「オマーン」も加えた4チームの争いになるかと思います。

また、ベトナムについてはこの4チームには力は劣るものの、引き分けや勝つ場合もあると考えられ、「日本」「オーストラリア」「サウジアラビア」「オマーン」にとってはベトナムから勝ち点3をとれるかが一つのポイントになってくると思います。(その意味では、グループBの戦いを面白くするのはベトナムではないかと思っています)

なお、上位2チームがワールドカップの出場権を獲得しますが、3位になった場合は、A3位とB3位のチームでホーム&アウェー方式の試合を実施して、勝利したチームが大陸間プレーオフに進出します。

日本代表の今後の試合予定

日本代表の今後の試合日程は以下のとおりです。
・2021年10月7日 サウジアラビア対日本
・2021年10月12日 日本対オーストラリア
・2021年11月11日 ベトナム対日本
・2021年11月16日 オマーン対日本
・2022年1月27日 日本対中国
・2022年2月1日 日本対サウジアラビア
・2022年3月29日 日本対ベトナム

今後の日程を見ると2021年はアウェーでの試合が多く、最後の3試合がホームでの試合となります。

また、2021年10月にはサウジアラビアとオーストラリアとの対戦となっており、厳しい戦いが予想されます。(アジア最終予選の前半戦の山場といえそうです)

さらに、2021年10月12日はホームではあるもののオーストラリアとの試合です。オーストラリアは引き分けでよいと割り切って戦ってくることも想定されます。

まだ2試合が終わっただけなので今後の対戦に期待したいと思います。


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