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抽象度高め

中小規模の馴れ初めについて語る我々のご先祖に挨拶しに行こうよ。ちょっと散歩がてらでいいから。君と手を取り合うことが僕にとっての最大の幸福だとしたら、君は僕の両親に挨拶する必要があるよ。怖いかもしれないけれど、それはそれは僕にとっても同じことだから。まずはコーヒーでも飲んで動悸をより慌てさせて。抽象度高めに持っていこう。ラインダンスを踊れば気が済むはずだから。卑しい人間だと思われても構わないから。僕ら家族と一緒に踊って舞い散る花になろうよ。生花よりもすごいことになるよ。終わりなき貞操観念を捨てて、姉妹にはゆるやかに詩を読んでもらう可能性高め。秘密のアッコちゃんも驚くかもしれない。太鼓のような音に合わせて弥生時代に戻る覚悟が必要。それにしてもいったいどうして君との巡り合わせを神様は用意してくれたんだろうね。

苦しいからこそ、もうちょっと生きてみる。