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身につける美術品のはなし

最近、仕事でもプライベートでもよく考えることがあります。

ものをたくさん持つ時代ではなくなっていくからこそ、一つひとつ特別な思いを込めて”もの”をえらびたいし、そう思ってもらえるものをつくりたい。

そんな風に思った経緯から、わたしの素晴らしすぎるピアスたちと、えらんだ時の気持ちを紹介したいな…?っていうだけのnoteです。

ピアスが好き 特に片耳の

私はものづくりが大好きで、中でもプロダクトとして一番好きなのが「ピアス」。身につけることができる美術品だと思ってます。

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[Vendome Aoyama/ つんつんピアス /隈研吾さん建築スターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店がモチーフ。洗練されたデザイン且つ作品名がキュートで何と罪な…]

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高校1年生のとき、少し背伸びしたかったり単におしゃれがしたくて、初めて両耳に開けたピアス穴は運動部に入ってすぐに塞ぎました。その時は別にこだわりもなかったので。

大学生のとき、お店で北斗七星の片耳ピアスに一目惚れ。

小さい時から、何かあってもなくても家のベランダでずっと星を眺めていろんな意思決定してきたので、耳に北斗七星が寄り添っていてくれるとか心強すぎるしなにこれ素敵…となりました。
星座に見立てた透明の石が控えめに光っていて、決して強くないけど、意志があって、これが似合うような人になりたいと思って、右耳だけ、またピアッサーで穴を開けました。

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[北斗七星/超個人的ピアス史上最も着けるのが難しかった。華奢でありながら意志の強い佇まいをされています…]
※nojessの製品なのだけど今は販売してないかも…

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それから、蝉の一生を表現した儚く美しすぎる作品インスタントラーメン牡蠣薄羽蜉蝣(うすばかげろう)など、色んな作家さんの作品を集めてます。小さな美術品たちにはそれぞれストーリーがあって、本当に面白い。

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[10biliさん/朝を待つ一輪/何ということでしょう…花ひらくのです…]

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ときどきこのお気に入りたちを眺めては思いを馳せてます。

どれも大切で、身につけているときにはこんな風になりたい。と思いを込めてえらんだものだから。

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[by Marutaさん/Oyster/一つひとつ牡蠣の表情が違っていてえらぶのが楽しかった]

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[結城琴乃さん/薄羽蜉蝣(うすばかげろう)/緻密で繊細な美しさの極み。まるで標本のような素晴らしい作品を耳に携えることができるなんて…]

夢中で魅力を語れるものをえらぶ

心がときめくたくさんのものに囲まれるのも素敵だけど、ほんの少しの、自分にとっての「本物」と一緒に毎日を過ごしたいなと思うことが増えました。それらを見れば私がいなくても私の輪郭が浮かんでくるような。

ピアスをえらぶ時に作り手の思いを考えたり、昔の思い出と重ねたり、未来の姿を描いたりするように。それによって少し好きな自分に近づけるように、誰かにもそう思ってもらえるものづくりに関わっていけたら素敵だな。

(ピアスの写真を上手に撮れるようになりたい…!)

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