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ロゴカラーに合わせた外壁(3Dパース完成)

前回では第5案の図面ができ、それをベースに再度環境を確認してブラッシュアップして2020年12月に完成しました。

配置図

工場エリアの拡大を考えると1階は工場のみで、現社屋のようにCAD室を同じフロアにするとほとんど拡大できないため2階に変更。
2階には、事務所とCAD室が繋がることでこれまでより物理的な距離が近くなりお互いに状況が確認できる空間になります。

1階が工場、2階が執務室、そして3階は食堂をCafe化したリラックスできる大空間、他拠点から出張してきた場合のサテライトオフィスとしても利用できるスペースになります。

敷地面積 1,082.35㎡
延床面積 1,554.74㎡
1階 531.74㎡ 工場・検査室
2階 494.00㎡ 事務所・CAD室・会議室
3階 494.00㎡ Cafe・サテライトスペース

建物内は社員用のフリーWiFiと業務用のWiFiを用意。
3階はリラックスできるように照明の色、明るさも自由に変更できるようにしてオンとオフの切り替えができるよう考えており、大型のマルチモニターでは社内セミナーとしての利用、他拠点とのウェブミーティング、業務終了後に映画を楽しむなどの多目的な使用が可能。

2階もコミュニケーションを密にできるようにマグネットスペースとしてソファエリアを設置、それとは別に立ちミーティングができるテーブルを設置。
集中ブースを新たに設け、フリーアドレス化でその日の気分で働くエリアを個人の自由で選択できるようになります。

各フロアの特徴が明確になりました。

これらを実現するために内装のレイアウトを決め、そこに入る什器をどんなものにするのか打ち合わせが増えてきました。
レイアウトが決まれば外装が決まってくるので、あとは外壁をどうするのか、これがかなり悩みました。

現在の社屋は白の外壁にロゴのサインがついています。
同じようなデザインか、それとも色を入れていくか・・・建設会社からも複数の外壁パターンの提案をいただくと、さらに悩みが増大。

3パターンの配色

外壁のアクセントになるリブ部分に色をつけるデザインに提案でした。
ロゴのサインが映えるように考えるとロゴより薄い(淡い)色なので、ネイビーの外壁ではロゴが埋もれてしまう。
でもリブにネイビーやブラウンの配色も悪くないが、ベースカラーを白と考えたら控えめな主張。
外壁が黒も少し考えましたが威圧感が強すぎる。。。

図面上の絵に色をつけて考えても実際に建物になった時では変わってくると考えると、実際に建物で見ないとミスマッチになります。
そこからコロナ禍ではありますが、街の建物を見てまわる日々が続きました。
そんなことを悩んでいても開発工事は進んでおります。

掘削工事
雨水貯留槽埋め込み
杭工事
基礎工事

基礎工事がはじまり始めたのが7月、そこから1ヶ月ほど過ぎたころに外観の色もサンプルを確認して、日光の下ではどのように見えるのかなどさまざま考慮してできたのがこちらになりました。

3D外観パース

工事は、まだ基礎工事ですから地面の下ばかりですが、このようにパースができ上がるとワクワク感が増してきて楽しみになってきます。
8月末くらいからいよいよ鉄骨を組み上げていくので、さらに実感が湧いてくるはず。
今は毎週、総合定例の打ち合わせが建設会社と一緒に新社屋建設に向けてチームで取り組んでいる感覚で参加しています。