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minneで買ったものと振り返る2020 ~ "close-knit"な2021へ

さて、すっかり年も暮れてまいりました。
私は今こうして「minne #買ってよかったもの Advent Calendar 2020」に参加しているわけですが、例年とはまったく異なる心境の12月を過ごしています。
突如劇的に変化した環境・社会の中で、「仕事とは」「普通の暮らしとは」、定着していたはずが見直される自分にとっての常識。そして同じく「ハンドメイドとは」を考えるとき、minneというサービスにとっても、その可能性の広がりとともにアップデートされる想いがあります。

家具も、服も、たべものも。
ぜんぶ、だれかがつくったものだ。

そんな今年を、minneで買ったものとともに振り返ってみます。

一年のはじまり

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1月1日、元旦。今年はGMOアスリーツが初出場した「ニューイヤー駅伝」で幕を開けました。

私も顧問としてお誘いいただいた「GMOカメラ部」は2019年4月に誕生し、GMOインターネットグループ各社から集まったカメラマンたちが各種行事にも撮影出動。
なかでもこのニューイヤー駅伝は初めての現場にて拠点に分かれたチームプレー、交通規制もあり次の撮影ポイントまでは電車乗り継ぎ機材抱えたままダッシュという、自分たちもなにか競技へ参加しているようにエキサイティングな行事でした。

あまみハンドメイド大賞

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minneも毎年ご一緒している「第4回 あまみハンドメイド大賞」の審査およびトークショー参加で2月は奄美へ(cf. あまみハンドメイド大賞 – 奄美新聞)。このころには新型コロナウイルス感染が国内でも問題となり、初めてのN95マスク装着です。

地元の豊かな素材を活用した作品から刺激いただき、作家さんとイベント関係者みなさんの人柄と土地柄にすっかり奄美ファンとなりました。
最近もお取り寄せした奄美のおつまみをお気に入りのベルギービールに合わせ、晩酌を楽しんでいます。

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オンラインイベント #エアハンマケ

新型コロナの脅威はとどまることなく、さいたまスーパーアリーナで3月末開催予定だった「minneのハンドメイドマーケット2020」も苦渋の中止決断……。

しかしそこからユーザーみなさんと新しい発想と挑戦により、オンラインイベント「#エアハンマケ」を実施できたことは大きなステップとなりました。

リモートネイティブの環境適応

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ちょうど東京で非常事態宣言が出たころくらいに準備を始め、引越しをしました。「東京脱出」のような目的ではなく、心身と頭の健康維持を自宅で実現できるよう、少し広い部屋へ。
電車通勤時にあてていた読書の時間も減った分、広げたスペースにスピンバイクを置き運動しながら本を読んでいます。これがなかなか効率良し。

そうする間に、会社でも「リモートネイティブ」を掲げたテレワーク体制がまとまりました。

であればオンライン会議の浸透度を高めるため、高品質ヘッドセットやATEM Mini(ライブプロダクションスイッチャー)にGO XLR(ネット配信用マルチエフェクトオーディオインターフェイス)といった機材を導入。

またいろんな発表方法をトライし「ペパボの理念『もっとおもしろくできる』はどうアップデートできるだろう」、そんなことを模索する契機ともなりました。

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こういう新しい環境を整える時にもminneは便利です。デスク周りに置きたいオットマン、カメラに写りこむ風景を彩るスワッグなど、お気に入りの作品を探したりオーダーしてワクワクするのがおすすめ。

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おうち時間とオンラインマルシェ

8月、イベントのオンライン活用も定着してきた中、minneでは日本全国からエリア別にこだわりの食べ物を紹介する「オンラインマルシェ」企画を実施。私の中では「食べ物といえばminne」もすっかり日常となり、自宅で過ごす食卓や時間にも楽しみ方の変化が生まれました。

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外部タッチポイントこそ自慢チャンス

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ここまでのような環境変化に合わせた取り組みに対し、テレビ・新聞等メディアに取材いただくケースもオンラインが増えました。また各種登壇や大学・専門学校等での講義では、minneで購入したマスクほかおすすめ作品を自慢するチャンスです。

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人生を豊かにするハンドメイド

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家具・生活雑貨に食品など衣食住のライフスタイルから仕事に至るまで、私にとって「ハンドメイド」は常にその意味を広げ、人生に欠かせない存在。ふとしたやすらぎや遊びごころ、創造性を感じる作品にワクワクし、その気持ちを誰かとわかち合いたくなります。

今年は海外はもちろん、奄美以外に国内旅行も行けませんでしたが、岩手の作家さんからの作品は、地元の植物を抱えて旅の気分を届てくれました。
今年はオンライン語学にもはまっているのですが、全く文化の違う各国の先生たちに最近買ったものについて話しそれが伝わると、とても気持ち豊かになれるのです。

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まとめ

経営コンサルタントの大前研一さんは著書の中で、次のように語っています。

人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変らない。もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
『時間とムダの科学』プレジデント社(2005)

私たちは今年、否が応でも大きな変化を迫られました。私もまた「おうち時間」を楽しみ、住まいを変え、物理的に人と会えないからこそオンラインで海外の方々とも交流し、心身や頭の健康面から自分自身とも向き合うことを意識しました。

自分の「好き」に気づき、身の周りのものや体験を主体的に選択することで広がる創造性。苦しい社会環境だからこそ、今一度そのきっかけをくれるハンドメイドの力を実感しています。

このエントリー最後の写真はちょうど1年前、GMOペパボ年末総会の様子です。今では考えられない「密」ですね。
私の好きな英語表現に "close-knit" があり、「しっかり結びついた」「結束の強い」のような意味です。ここにも「ニット」、つまり編み物としてハンドメイドが比喩として使われています。
今やまるで悪いことのような「密」ですが、21年はもっともっと "close-knit" で「密」な社会や文化を願い、またそのためにminneチームもニットのように緊密でしなやかな組織を目指します。

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