世界中の魑魅魍魎からどう守るか
日経新聞編集委員の解説。
中国政府の活動への懸念はまったくその通りなのだが、米国発の解説をそのまま流すだけでは十分ではないだろう。この話をするならスノーデン事件で明らかになった米国政府の諜報活動にも触れないとバランス悪いのではないだろうか。
以前、経済安全保障について熱く論じていた国会議員の方にその話をしたら「米国は日本と価値観が同じ国だから……もにゃもにゃ」と言っていたが、米国発サービスは大丈夫、米国政府は大丈夫、だなんて思うのはそれこそ甘い。米国政府だって真っ白じゃない。もっといえば、IS(イスラム国)がソーシャルメディア等々を駆使していたことも忘れてはいけない。
著者が「ビッグブラザー」と表現している専制国家型の脅威は、ある意味わかりやすい。だけどそんなステレオタイプの脅威以外にもデジタルを駆使する悪意の人々はあちこちにいる。つまり中国政府だけでなく世界中の魑魅魍魎から国民をどう守るかを考えるべきですよね。
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