2020年10月19日 / ピュア
リンクは貼らないけど、ピュアという言葉を連呼する記事を見て、複雑な気分になった。
はっきり言うと、ピュアって言葉が好きじゃないんだよね。純粋って言葉が好きじゃない。不純で結構というか。
だから、純文学という言葉も好きじゃない。
まあ嫌いな理由を説明するなんて不毛な行為なので、これ以上説明はしない。
純粋という言葉で好きなのは、量子力学の純粋状態(pure (quantum) states)くらいかな。これは大好き(苦笑)。
ピュアという言葉を聞くと、微妙な気分になるとともに、太宰治の「純真」という、掌編を思い出す。これは太宰治作品としてはまったく評価されないだろうけど、心に残る作品だと思う。
人間は、子供の時から、どうしたって悲しい思いをしなければならぬものだ。
「純真」(太宰治)
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