「行動の品質」を高めよう

【読んだ本】『行動の品質』
【 著者 】  伊藤健太さん

 本の内容 

成果を出す人、出せない人の違いはどこにあるのか。それは「行動の品質」にあるといいます。

行動の品質とは、「成果を出すために、最小のエネルギーで最大にして最高の成果を得ようとする考え方・行動」のことです。つまり、一石二鳥、三鳥、四鳥を実現しようと試みる考え方・行動」のことを指します。
この品質が高ければ高いほど、成果を出せるようになるというわけです。

この本では、起業家の支援事業を展開し、10年間で一万人以上の起業家を見てきた著者の伊藤さんが「行動の品質」を高める思考法と実践法について事例を交えながら解説しています。

★ 特に心に響いた言葉3つ

①「努力の矛先を変える」

日本では、1つのことをコツコツと努力し続けるのが一番であり、努力しないと成果がでない!といった考え方が強い傾向にあります。もちろん努力することは良いことです。しかし、この考え方だけだと、だんだん努力することが手段から目的になり、それ以外の手段を考えることをしなくなってしまいます。

そうなる前に、「目標にたどり着く近道を早く見つけること」に努力の矛先を向けることができれば、もっと効率よく成果を出せる可能性が広がります。

②人生の目標を「自分の成長」と置く

自己成長を目的に置くと、行動した結果が成功でも失敗でもその全てが通過点になります。また、成長し続けることを成功と位置付けることで、結果にこだわらない考え方が身につき、常に挑戦できるようになります。

ここで重要なのが、比較対象を他人ではなく、過去の自分にすることです。そうすることで、いいことも悪いこともすべて自分の成長として実感できるようになります。

③PDCAサイクルの回数にこだわる

PDCAサイクルの回転数を増やせば増やすほど、次に行うPDCAサイクルの精度は上がります。また、回数にこだわることで失敗の定義が変わります。より速く学ぶために人に教えてもらうのも当たり前になって、素直な行動がとれるようになります。

速く成果に繋げるためにも、失敗を恐れずに「まずやってみる」を最優先に考えることが大事だとわかりました。

★ これから実践すること

今回ピックアップした3つのポイントはどれも大事ですが、特に3つ目のPDCAサイクルに着目しました。丁度、今資格取得に向けて励んでいるので、どのくらいPDCAを意識して学習を進められたか1日の終わりに振り返る時間を設けようと決めました。

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