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ゼロから勉強するSEO(基本知識編)

こんにちは。M氏です。
今回の記事はこれからSEOの勉強を始める方に向けて、SEOの概念や基本知識となる検索の仕組みと検索アルゴリズムについてご紹介します。

これまで対応してきたSEO関連の業務について

どこの誰が書いたわからないSEO記事は内容を信じて良いのか不安に思う方もいるかと思いますので、自分がこれまでにどのくらいSEOを学び、実際にSEOに関する業務を行ってきたのかを記載できる範囲で書きます。
僕はウェブ業界に転職して一番最初に入社した会社はコンテンツマーケティングに力を入れてるSEO会社です。
そのSEO会社でデザイナーとして色々なサイトの制作に関わりました。
そのSEO会社を退職後しフリーランスになってから会員数340万人の女性向けウェブメディアのSEOを意識した記事コンテンツの運用や、国産自動車メーカーの案件としてその国産自動車メーカーの車を販売する自動車販売会社のサイトのSEOコンサル業務も行いました。
個人で受けた知人のボイストレーナーの案件では月に181回しか検索結果に表示されなかったサイトを、約半年で月に39,200回表示されるサイトにする事ができました。

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また、SEO関連の知識は「Googleウェブマスター向けガイドライン」や下記の書籍を読んで学んでいます。

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※上記以外にもSEO関連では下記の2冊を読んでいます。(ただいま知り合いに本を貸していて手元にない為、画像で紹介します。)

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そもそもSEOとは

SEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化を意味する言葉です。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワード検索を行った際に、ウェブサイトをより上位に表示させて、検索エンジン経由でサイトにユーザー届けるための施策を主にSEO施策と言います。
検索結果で上位表示されるウェブサイトはクリックされやすいので、SEO施策はアクセス数を増やす上で重要な施策となります。
また、SEOというと検索結果で上位表示させる事だけにフォーカスされがちですが、訪問したユーザーに満足してもらう体験を与える事も重要です。

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SEO施策に必要な2つの要素

上記のSEO施策を考える上で大事な要素が2つあります。

●ユーザーを満足させるコンテンツ
一般的にコンテンツとは記事や文章を意味する事が多いのですが、ここではサイトで提供する全て情報と定義します。
サイト内で載せている記事、画像、動画、商品、サービス、etc...など様々なものがあると思います。
他のサイトにはないこのサイトでしか手に入らないコンテンツを用意します。
●検索エンジンと相性が良いサイト
いくら良いコンテンツを準備しても、その素晴らしさを検索エンジンに理解して貰わなければ検索エンジン経由でユーザーに見つけてもらえません。
機械である検索エンジンにきちんと理解してもらえる状態でウェブサイトを構築する事もとても大事です。

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検索の仕組みについて

ユーザーが検索をする時に、どのような事が裏側で起きていて検索結果が出来上がるのか、その仕組みについてご紹介します。
検索結果が出来上がるまでには大きく分けて3つのプロセスが関わってきます。

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①クロール(Crawling)

クーロラーと呼ばれるソフトウェアがウェブページの情報を収集するプロセスの事です。
※クローラーはボット、スパイダーと呼ばれる事もあります。
Googleが検索用に使っているクローラーはGooglebotと言います。
Googlebotという用語はSEOにおいて非常に常用な用語になりますのでこのタイミングで覚えましょう。
GooglebotはウェブページのタイトルやURL、書かれているテキスト、他のサイトへのリンク、画像などのありとあらゆる情報を集めています。
Googlebotはクロールするべきページ(URL)を「リンク」「サイトマップ」によって発見します。

②インデックス(indexing)

インデックスはクローラーが取得したウェブページに関する情報をサーバー(Googleのサーバーなど)に保存するプロセスの事を言います。
保存した上で検索で利用できる形式でデータベース化され検索に表示されるようになります。
インデックスは検索するユーザーが情報を探しやすく整理する為のプロセスです。

クロールとインデックスは別のプロセスになります。
また、クロールされたページが必ずインデックスされるとは限りません。
Googlebotにクロールされたとしてもインデックスされていないページは検索結果に表示されません。
インデックスされやすくする様にページを作る事もSEOでは重要になります。

③ランク付け(Ranking)

ユーザーのクエリ(検索キーワード)に対して関連性がもっとも高いウェブページをインデックスから取得し、検索結果として配信します。
クエリとの関連性を判断する基準となるのが検索アルゴリズムです。
アルゴリズムによって検索結果がランク付けされます。
基本的に関連性が高いものから順番に検索結果に並びます。

検索アルゴリズムについて

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Googleが検索で用いているアルゴリズムはいくつもあり、いくつもの要因を考慮しています。
一般的に言われている要因の一部は下記になります。

・ページに書かれている単語
・コンテンツの品質
・ユーザーの位置情報
・デバイス
・ページの新しさ

上記の要因に加えて、Googleはユーザーの検索意図を理解しようとします。
ほとんどの場合、クエリには言葉に表れない意図があります。
例えば家の中で玄関の鍵をなくしたユーザーが「鍵 なくした」というキーワードで検索をしたとして、その時に読みたいコンテンツはおそらく鍵をなくした誰かの日記ブログではなく、「鍵をなくした時の対処法」「近くで鍵を作れるお店」などではないでしょうか。
こんな風に検索するユーザーの検索意図を理解する事もアルゴリズムの役割です。
また、アルゴリズムは検索品質を改善する為、絶えず改良されています。
日々新しいページが公開されていますし、同じクエリでもユーザーが本当に必要とする情報は変化します。
アルゴリズムの調整はほぼ毎日行われていると言われています。
アルゴリズムの改良の度合いが大きいと目立つ順位変動が発生します。
原則的にアルゴリズムが変わった事をGoogleは公表していません。
しかし影響範囲が大きいと予想されるアルゴリズム更新や、ウェブサイト側での対応が必要なアルゴリズム更新に関してはアナウンスをする事があります。(パンダアップデートペンギンアップデートがその例です。)

また近年の傾向として、ページ内のコンテンツに関係なく、
下記の様なユーザー体験の要素も検索アルゴリズムに取り入れている様です。

・モバイルフレンドリー:スマホ対応
・スピード:ページの表示速度
・セキュリティ/プライバシー保護:HTTPSで配信しているか
・広告:過多な広告を掲載していないか
・インターステイシャル:ページ閲覧を邪魔するポップアップ

まとめ

基礎知識編の記事はここまでにします。
ここまでの内容のまとめとして、

・SEO(Search Engine Optimization)は検索エンジン最適化を意味する言葉
・検索結果で上位表示させる事だけでなく、訪問したユーザーに満足してもらう体験を与える事も重要
・SEO施策に必要な2つの要素は「ユーザーを満足させるコンテンツ」「検索エンジンと相性が良いサイトの構築」
・検索の仕組みとなる3つのプロセスは「クロール→インデックス→ランク付け」
・Googleが検索で用いているアルゴリズムはいくつもあり、いくつもの要因を考慮している
・検索するユーザーの検索意図を理解する事もアルゴリズムの役割

上記以外のSEOの基本的な内容として検索結果の構成要素や、色々な検索結果(リッチリザルトや強制スニペットなど)、検索エンジンの種類などのご紹介ができますが、それは別で記事にします。

※追記
5/6に検索結果の構成要素や、色々な検索結果を紹介する記事を公開しました。
よろしければ是非こちらもご覧ください。
※画像のタップorクリックで記事ページに飛びます。

SEOのKV2

またSEO関連では既に一つ記事を書いているのでこちらもご紹介させてください。
※画像のタップorクリックで記事ページに飛びます。

SEO記事アイキャッチ5

こちらの記事では自分が知人のボイストレーナのサイトの案件で実際に行ったSEO施策のご紹介をしています。
月に181回しか検索結果に表示されなかったサイトをどうやって半年で月に39,200回表示させる様にしたのか。
またその効果検証でどの様にサーチコンソールを活用しているのかを実際のサーチコンソールのキャプチャを使ってご紹介しています。
「SEO施策って具体的にどんな事をすれば良いのかわからない」という方は参考になるかと思いますのでぜひご覧ください。

以上になります。ここまで読んで頂いてありがとうございました。

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