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金切り声のアリア

これをこうして

ここをこうやって

どーん


いつだってタイトルなんてものに意味はない。

そんな世界で生きている。

湿った髪

あと少しで届いた指先

置き去りにしたはずの足跡

茹だる空気と

吹き溜まる熱気

夏は往々にして回顧的な何かを孕む


とびきりのやつはなんだっけ

あれはいつの欠片だっけ

ともせず意図もせず

絡まる情景に色は深まる





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