新入り君との大掃除
昨日は、中途採用で新しく入った若い子と二人で大掃除をしました。
遊休設備になっていた機械を今後は活用していこうと思ったからです。
実は、読売新聞の日曜日版の星占いで、
「今週がラストチャンス! 」
と、書いてあったので、何のことかいなあ? と、悩んでいたのです。
ラストチャンスって、もう二度とないような出来事があるのか?
とまあ、しょうもないボケは置いておいて。
ここはやはり、何か忘れていた仕事と考えたいな、と。
ラストチャンスだし。
となると、ほったらかしのものだよなあ・・・
遊休設備の復活かな
と思い至りました。
このまま放置し続けるのなら、廃棄していくことになるでしょうし、せっかく新しい子が入って、設備を動かす人数は増えた。
仕事は取ってこないといけないけれども・・・
でもまあ、今までは私が現場に張り付かないと動かせなかった設備たち。
会長が現役だったころは、私が現場に張り付くことは普通だったのですが、一線を引いて以降、私が現場に出る機会がめっきり減りました。
なぜ、他の社員が操作を覚えて動かしてこなかったのか?
というと、設備機械が欠陥品だったからです。
メーカサイドは否定し続けましたが、15年が経過して調子が悪くなった際に、分解メンテになったんですね。
そこで、最終的に動かぬ証拠が出てきました。
配管と配線
どちらも、間違えていて、頻繁に起きる謎の誤作動や、本来得られるべき性能が得られない状態は、このミスが原因だったのです。
当然、分解メンテ費用は無償に。
今まで延々とモンスタークレーマー扱いだったのですが、この一件以降は、商社もこちらの言い分を認めざるを得なくなりました。
とはいえ、15年間、あまりにも変な挙動をする設備機械。
この暴れ馬のような設備を、まともに動かせるのは私しかおらず、結局、社員は誰も操作を覚えることなく遊休化していたのです。
せっかく分解メンテして、正規の配線と配管になったのに、もったいない。
これを活用して、受注範囲を昔の水準に戻したいな。
ということで、5年ぶりに設備を起動させるべく、大掃除に取り組んだのです。
掃除を始めると、出るわ出るわ。
恐ろしいぐらいのホコリの量。
オイル循環や、錆びついた箇所を修正しつつ、一日中取り掛かりましたが、結局、終わらず。
本日も、現場で大掃除となる予定です。
でもまあ、現場は楽しいですね。
新入りに色々と教えるのも楽しい。
なるほど~、と感心する新入り君。
(感心してくれて、おおきにw)
でも、そこは、大阪人の悲しい性(サガ)。間髪入れずに、
「でも、ワシは五年間もほったらかしにしてしもうたけどな。w」
二人して、呵々大笑。
でもまあ、ほんま、社長業にかまけて現場のメンテが不十分だなあと痛感しました。
(この気づきがチャンス!? )
なんにしても、新入り君と良い雰囲気で打ち解けながら仕事が出来たのは、収穫でした。
良い職人に育てていきたいですね。
しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。