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還暦コロナBirthday𓂃𓂂♥️

今年は還暦ということで、5月から”還暦チャレンジ”を掲げて、突っ走ってきました。

9月に入り、風邪の症状が出たので直ぐにクリニックへ行って検査してもらったら…コロナ陽性。
えぇぇ……

誕生日の前日のこと。

なぜ今、どうしてこのタイミング、なんでどうして、と自分が情けなくなりました。

咳き込みと喉の痛み、身体の痛さと重だるさ、高熱とコロナらしい症状が次々と出てきました。

主な症状は高熱。
37.6-38.0-39.0を行ったり来たり。それが5日間続きました。

症状が出た日をゼロ日として、次の日から1.2.3.4.5と数え、その5日間は外出は控えること、そこからまた5日間、計10日間は、高齢者や高齢者施設への接近は控えるようにとのこと。

わたしの活動すべてを寸断されたようでした。

いまだに、症状がアップダウンする中、だんだん心細くなっていきました。
取り残されていくような…不安
一人になるような寂しさが湧いてきました。

誰かに助けてと言いたい
だいじょうぶと言ってもらいたい
ただそっとそばにいて欲しい…

そんなふうに気分が落ち込んでいきました。

今まで普通にあったチカラが無いというか入らない、え、よくあんなに動けてたなっ、笑ってたな、楽しんでたな、って思う、それも先週くらいまでの自分のこと。

今はチカラが入らない
気持ちのチカラが入らない

これ、年齢的なものなのかしら

こんなわたしの状態のことを知らない母が、めずらしく朝電話をしてきました。
私は、なるべく普通に出ました。

「お誕生日おめでとう」

え、あ!そうだ、誕生日だ。
思わず「覚えてたの? 何月何日だ」
と聞いてみました。
しっかり正しく答える。

数日前は「このブラウス、けいこに買ってもらったのかしら」と聞く母を、あぁ、こうやって身近なことを忘れていくんだあなぁ…と思ったばかりなのに。

母親の脳はどうなっているんだろう。
何を覚えて、何を忘れていくのだろう。

誕生日の時の電話で「ちょっと風邪ひいた」と言ったら、毎日電話がかかってきます。

鬱陶しいと思いながら、”声かけ”の効果を感じていたので、ありがたく受け取りました。

”声かけ”
あなたがそこにいるのを知っていますよ、というのが前提で行なわれる行為のひとつ。

見つめたり、目を合わせたり、微笑んだり、タッチしたり…

なんか嬉しいですよね、弱ってる時は特に。
ひとりじゃない気がします。
心に、あたたかく溜まります。

「こころの栄養」

今は、休む時。
なぜ、今休まなきゃいけない。
自分の中で、落ち着かない日々はまだもう少し続きそうです。

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