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口げんかの後遺症

RAG Musicさんの記事を書かせていただきました。

今回はCreepy Nutsの曲についてレビューしています。


R-指定さんは言わずと知れたラップバトルの絶対王者。今は明るい曲が多いが、昔の曲は、悲しくてつらい気持ちを歌ったものがメインだった気がする。

その中でも『使えない奴ら』は特によく聴いていた。



そこにはいろんな事情や背景があるのだろうが、ラップバトルの世界に長く居ることで、きつい言葉を浴びすぎたことも関係しているのかな?と思ってしまう。

ラップバトルはあくまで競技だし、パフォーマンスだ。出場者だって必ずしも本当に憎しみあってるわけではない。

でも、たとえセリフとしてきつい言葉をぶつけ合っていても、だんだんとその言葉に取り込まれていくということはないだろうか?


今日テレビで見取り図の盛山さんが「ここ1年でR-指定さんよりフリースタイルしてる」と言ってたのを見て笑った。そういえば、R-指定さんはもう何年もバトルに出ていない。たぶん、今の出番は年に1回くらいだろうか。


ラップを職業にするのはまあ珍しいケースだが、ほかの仕事においても、きつい言葉を普段から浴びすぎて心がおかしくなってしまうことがあるんじゃないかと思う。

やたら急いで会話する仕事や、常に誰かの批判を気にしながら話す仕事は、世の中にたくさんある。

そんな生活を長く続けた上で、オフの時だけ優しい人として生きるなんてたぶん無理だろう。