2022シーズン　第５節　ジェフユナイテッド市原千葉　vs　ザスパクサツ群馬

　第5節になりました。早いものです。

　コロナの余韻がまだ残っているジェフは、今節も若いみんながメンバーです。未だホームフクアリで初勝利のないジェフ。勝利どころか得点も未だないのは、やっぱりちょっと寂しいです。とはいえ、各試合１点未満の失点で収まっているのも事実。なかなか毎試合クリーンシートは厳しいでしょうから、まぁまぁ勝てない中でも、崩れ切るということもないので、いいのかなと思わないでもない。

　一方、対する群馬は、前節ヴェルディ相手に喫した１失点のみという、こちらも手堅い守備を誇るチームを作っている印象です。大槻監督。そんな固い守備を切り崩して得点をこじ開けたいジェフでしたが。

　スタメンは前節と同じ。ゴールキーパー新井。３バックは右から鈴木、新井、佐々木。ツーボランチがチャンと小島。右に西久保、左に福満。ツーシャドウに見木とブワニカ。そんでワントップにソロモン。前節もこの形だったんですね。ブワとソロモンのツートップかと思ってたけど、配置としてはこんな感じ。サブに前節いたサウダーニャが外れて小林が戻ってきました。もうすぐですかね。ユンさんのコメントに戻ってきた選手も90分戦える状況ではないなんて話もしていましたから、次節以降の連戦で戻ってくるのか。来ないのか。連戦が多いから、ここで踏ん張った分、メンバーの不安は少なくなって、ユン体制1年目のように、入れ替えながら結果を出していけるような時期があるかもしれません。どうでしょう。

　試合中に臨機応変に守備の仕方をアジャストしながら、固い守備を構築してきた最近の戦い。若い選手が多い中で、3節からなんとか凌いできたジェフ。群馬の得点シーンは、群馬としてはスカウティングがはまって狙ってたものがかっちり決まったとういうような渾身のゴールだったのではないでしょうか。選手やベンチの表情からもしてやったりというように見えました。　　　　

　これまでは、ああいうシーンを危い場面としながらも、なんとか失点せずに、修正しながら守備を攻略していたのでしょうが、いきなり決められてしまったので、アジャストが間に合わなかったというか、まぁうまくやられたんですね。結局こういうことは当然ながらこれからもあり得ることで、これに対してできることは、単純にこれ以上の得点を取ることになるわけなんですが。

　今節もゴールが遠かった。サイド攻撃からセンタリングを上げるシーンや、セットプレーでいい場面を作りながらも、得点には至りません。

　特に後半からジェフは田口やアンドリューを投入してペースを握ることになりますが、最後のフィニッシュの精度の問題と、回数の問題。もう一つ二つギアが上がっていかないと。惜しいシーンがゲーム通じて数回ではゴールは多くなりませんね。

　ただ、後半スタートから田口選手投入で雰囲気がガラリと変わったのも事実。改めてすごい選手。それから後半チャンを最終ラインに戻してから思ったんだけど、やっぱり抜群の安定感だなって思いました。負けてしまってもちろん残念なんだけど、こういうシーンが見れたのは嬉しい材料だったし、次節以降このメンバーがフルに戻ってくると、今日まで踏ん張った若い選手もサブでも計算できるし、文字通り底上げという意味ではとっても良い経験ができたようにも思います。

　特筆すべきは、西久保くんのポテンシャルを改めて。空中戦はほぼ当てますね。そんでもってゴールこそなかったけれども、今節は中盤での競り合いだけでなくて、ゴール前に突っ込んで惜しいシーンの演出なんかも見れたこと。足元も上手だし、ドリブルの仕掛けとかチャレンジするシーンが多くみれたのもよかった。失点のシーンにも絡んでしまったように言ってましたが、群馬は左サイド攻略を作戦として持ってきたようでしたし、それが序盤でバシッとはまってしまったというところでチームとしてやられはしながらも、個人としての魅力は十分に発揮できたと。思っております。

　ロングスローもよく飛ぶしね。そういえばブワくんもロングスローよく飛ぶはず。空中強い人ってロングスロー飛ぶんかな。自分で投げて、自分で合わせるわけにはいかないから、西久保くん合わせのブワちゃん投げ。なんかも試してみて欲しいなと思ったりもしました。ブワニカは、良いシーンもあったけど、少しまだムラがあるのかな。どうなんだろ。必死なプレーが心を打つ彼のプレーは嫌いじゃないです。自信持って暴れ回って欲しいですね。

　ここまででジェフは、２勝２敗１分。５試合で勝ち点７。このペースでは昇格はもちろん、上位には食い込めません。勝ちが先行できるように、負けはここまでにして、ポイントを稼いでいって欲しいところ。これと合わせて、若い選手の躍動をもっと見れたらな。と願いつつ。次節はアウェイで栃木と対戦です。栃木も得意なイメージないな。昨年は矢野紀章にやられました。あと祥くんいますね。佐藤祥。井出とともにジェフで大きくなって欲しかったけど、二人とも他のチームで躍動している。ともあれ、アウェイで栃木を倒して、連戦に勢いをつけて行きたいところです。