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2023水戸戦(H)38節

 絶賛7連勝中のジェフです。一戦一戦を大切に。というか目の前の一戦にだけ集中して勝つだけ!というマインド。小林監督が一貫して述べているこの考えが強みを増すこの時期だと感じてます。
 一方、周りは連勝中の雰囲気に酔いしれ、どこが負ければ、順位がどうなるとか。まあそんなことを考えがちだし、それはそれでいいと思います。調子のいいジェフの試合を一目見ようと、あるいはそれを促すようにクラブは人を集める企画や集客を増やすための工夫を頑張り、事実ホームゲーム2試合続けて、13,000人を超える観客が集まりました。

 スタジアムに集まる人の数は、多ければ多いほど、チームの力になるわけで、どうあれジェフに関わるみんなにとって、いい流れができています。これは、連勝中ということが何より大きいけど、普段足が離れてしまっていた人達は、やっぱり勝利する姿が見たいのだと。そういうことなんだと改めて思うわけです。

 まあ私含め、勝ってようが、負けてしまおうが、近くでジェフのサッカーを見ていたいという人も多くいるわけですが、そんな人達もジェフの勝利を誰よりも願っているわけで。今はリーグ後半にあって、昇格や順位ってところがフューチャーされがちだけど、私にとっては、このところのジェフのサッカーが、その必死さが面白くて仕方がないという事実も色んな人にみてもらいたい部分かと思っています。小林監督と今の選手で戦えるゲームはあと少し。どうか報われますようにという思いと、もっと見ていたいなという思いと。色んな感情が巻き起こる時期でもありますね。

 さあ、試合ですが、対戦相手は水戸。アウェイではケチョンケチョンにやられた。1-4という結果にうなだれました。そして、水戸には千葉からレンタルでブワニカくんが在籍しています。今節は例の如く契約の関係で出れないのかな。
 ジェフのスタメンは基本的に変わらず。FWには呉屋くんで、メンデスが埋めていたセンターバックの一角にはキャプテンの鈴木大輔が帰ってきました。
 ハードワークを基本に、前線からの激しい圧力で、2枚目の押し上げと連動しながら、奪い切ってシュートとなる場面もありつつ、ゴールは奪えない。
 一方、水戸も同じようにジェフのディフェンスラインに圧力をかけます。セカンドボールや、ジェフの最終ラインのパスミスなんかを積極的に狙っていたことと、そこから、遠目からでもバンバン打って行こうという狙いだったのか、積極的なシュートが続きます。
 ジェフの失点シーンもそんな場面でした。ゴールキックのミスも確かにありましたが、出しどころを埋めて、セカンドボールを拾って速く。という部分ではミスに関係なくオーガナイズされていたように思います。
 実際、水戸のゴールシーンの思い切りの良さと、あのシュートは素晴らしいものでした。あとから言えば、ゴールキックのミスとなった後の鈴木の立ち位置や、シューターへの圧力の部分で修正点はあったと思います。が、水戸のゴールへの高い意識で失点した場面だったと思います。

 ここで、ちょっと両チームにとって、あまりよくないアクシデントが起こります。
 ゴール直後は、水戸の選手のセレブレーションを見ててわからなかったし、その後も全然映像がなくて何がおきたかわからなかったんだけど、水戸の選手が2枚目のイエローカードをもらって退場となってしまいました。

 水戸にとってはもちろんですが、ジェフにとっても勝負しづらい状況となってしまいました。
 もちろん数的有利な状況となるわけですが、前節の岡山のように、10人になってからもゴールを奪いに来る相手でなければ、数的有利も発動しません。むしろゴールをとりに来ない相手に対して、なかなか穴を作ることは難しく、ボールを保持しながらサイドに揺さぶったり、食いつかせたりという工夫をし続けながらもゴールはひとつしか奪えませんでした。
 前半のうちに、つまり水戸の割り切りがハッキリしないうちに点が取れたのが良かったんだと思います。できることならこの時間帯にもう一つ取れれば、後半の水戸の戦い方は、ブレてくる事も考えられるので、数的有利も発動できたかもしれませんが、そこはかないませんでした。
 もうひとつ。水戸は終了間際の時間帯にまとめて選手交代を行いました。そして、守り一辺倒だったチームが、交代選手で攻め込もうとする時間帯があったので、あわよくばあそこでゴールというプランがあったのかも知れません。このバランスが崩れ掛けた時が、ジェフにとっても勝ち越しを狙う最後のチャンスだったようにも思います。
 結局両者これ以上のゴールは奪えず、ドローとなりました。
 退場がない展開なら、結構な打ち合いになったような気もします。何があったかしらないけど、不用意な警告をもらうようでは、チームに迷惑をかけるほか何も残らないですね。残念。

 そして、前半田中のゴールシーン。
 初ゴールおめでとう。のシーンですが、まず、喜び方が良かった。サッカー少年に戻ったかのような。同じ気持ちの選手もサポーターもいっぱいいると思います。なかなか取れなかったから。ただ、彼の働きはゴールに匹敵するくらい、目覚ましいものでしたし、仮にゴールがなくても今やなくてはならない選手のひとりだと思います。
 ゴールのシーンはボランチに入っている見木の運動量とアイデア。それと合わせた田中選手の呼び込みも、そのほかの選手のゴール前への侵入もあってのゴールでした。
 ようやく生まれたゴールだったので、勝ちにつなげなかったのは残念です。
 そして次節は累積になるのかな?誰が代わりを果たすかの部分もきになります。

 連勝はとまりましたが、負けで止まったわけじゃなく、負けなしは続いてるわけだし。もともと1試合1試合勝とうというマインドは変わらないわけで、次のヴェルディ戦もそのひとつ。ただ勝ちたい。でいきましょう。

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