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コンピテンシー採用面接~科学的手法で絶対に成功する採用面接

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コンピテンシー採用面接とは 「経験」や「直感」に頼った面接は採用ミスを引き起こす。世界のリーディングカンパニーが取り入れる「コンピテンシー面接」で企業と人材のベストマッチングを実… もっと読む
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2022年10月の記事一覧

きょうから実践できる「科学的評価」の極意―このマガジンを読むとあなたの「人材観」が変わる!Vol.1(1/2)

1.はじめに優れた経営戦略を立てたとしても、その実行者がいなければ、企業は生き残れません。経営者の悩みは、戦略の実行とそれを実行する人材に関するものです。グローバル化が急激に加速し、市場がめまぐるしく変化する中、優秀な人材の獲得は企業にとって今まで以上に重要な課題となっています。 採用ミスは企業の経営を直接的に圧迫します。企業と人材のミスマッチは優秀な人材の流出と余剰人員の増加を招き、これらはそのまま、財産であるノウハウの流出と不採算部門の拡大に直結します。採用担当者は常に

きょうから実践できる「科学的評価」の極意―このマガジンを読むとあなたの「人材観」が変わる!Vol.1(2/2)

3.採用における五つの問題点さて、採用面接の現場に目を向けると、はたして「ヒト 」を採用するということについて、関係者の方々がどれだけの責任感や問題意識をもっているかということに疑問を感ぜずにはおれません。 長年MSCにおいて、ヒューマンアセスメント(人の能力診断、特に管理職の方々の診断) に携わり、「ヒトの能力を観る」仕事をしてきた者として、企業価値創出の原動力である「ヒト」の採用において、面接官の主観や個別の人材観・価値観が合否判定を左右しているように思えるのです。

これでは「採用ミス」が続発する~「第一印象」が90%?そして最後は面接官の「好き嫌い」Vol.2(1/3)

1.面接官の好みや傾向が合否に影響私が、ある会社の新人研修にうかがったときのことです。 そのクライアントとは長年のおっき合いで、毎年研修を通して新人さんを見てきました。その年は、部屋に入った瞬間から、例年の新人さんと雰囲気が違っていました。 まず見た目 (それまでどちらかというつと小柄な人が多い印象でしたが、 今年は全体的に背が高い)、 そして、研修でのようすは例年に比べて、 みんながよく話し行動的だったのです。 研修か終わってから、人事のご担当者にお尋ねしました。