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イラストレーターが企画書を作るメリット

先日、とあるイラストレーターさんと話してる時に「企画書作れるの強い」といっていただけました。また、その話を友人にすると「強いし武器だと思う」と。

広告制作会社出身なので、企画書を作る事自体が当たり前みたいに思っていた部分があるのですが、バックグラウンドなんてみんなバラバラなので、そういうご意見もあるのだなと勉強になったので、個人的に思う企画書を作るメリットのお話を。

と言っても私自身、そんなめちゃくちゃ難しいもの作ってるわけじゃないので、みんな気軽に「私のイラストをこう使ったらもっと良くなるやで」提案していったらいいのになーという温度感です。

①自分のイラストを最大限活用する使い方を伝える

クライアントさんはほとんどの方が絵を描かれない方だと思います。となると自ずと書き手のほうがイラストについての知識があるわけです。特に自分のイラストとなると「こう使用したほうが良い」「この媒体にマッチしている」など知っているわけです。

例えば今回学生向けDMのイラストを頼まれたとします。そのときに「ついでにポスターも作りませんか」「実写写真の中にキャラを描いて現実と空想世界がマッチした画面を作りませんか」とか、提案できるのです。

クライアントさんは割と作家のセンスを信じていて、提案を待っていたりすることも多いです。

②やりたい仕事を獲得できるチャンス

①にも通ずるのですが、やりたい仕事を提案をしてその案が通るとすごく嬉しくないですか?ただ「作って」と言われたものを作るより「作りませんか?」「よし、作ろう!」のほうが一体感があって楽しめると思うのです。受け身でいるより積極的にクライアントさんと関わっていくことでより良いお仕事ができることもあると思います。あと受注額も変わってきますので一石二鳥!

③意欲をアピールできる

言われたままお仕事するのも必要ですが、積極的になることで意欲と熱意が伝わりクライアントさんと良い関係になれる...と個人的に思います!


企画書と言っても簡単に考えて作ってみる

「提案とか企画書って難しそう」とよく聞きますが、とりあえず気負わずに作ってみることが大事だと思います。なので参考までによくやる私のテンプレ的なものを。

①タイトル
②自己紹介(クライアントによっては社内回覧されることもあります。その際、担当者さん以外は作家のこと知らなかったりするので入れます。)
③提案
④サンプル(提案内容をよりイメージしやすくするためにサンプル画像などをつけます。簡単に描いたラフを入れることも)
⑤見積もりやスケジュール、備考など
⑥締めの挨拶(よろしくおねがいします!的な挨拶)

正直、企画(提案)書は数こなさないとうまくならないと思います。(私も会社員時代悶え苦しみました。上司の企画書めっちゃ読み返しました。その度にため息ついていました。)
最初からかっこいい完璧なものはつくれません。数作って言い回しや効果的な作り方や自分流テンプレを覚えていくのでとりあえず作ることが大事だと思います。

お手本を見つける

といってもなんかお手本がほしい...そういったときは人(他社)の作った
・プレゼンシート(イベントなんかに参加すると見れる/登壇資料とも言う)
・会社案内(資料請求したらもらえたりする)
・企画書(ネットで検索したり、社内や友人のを見せてもらう)

を見るのはとても勉強になります。

企画書といっても
・見てもらうだけ(基本、送るだけ)
・プレゼン(喋りありきのもの)

で作り方は変わってきますが、色んなものを見て真似て(パクリはだめだけれど)、気楽に作ってみたら良いのかなと思います。

ちなみにプレゼンシートはこちらのSpeaker Deckがすごくすごく勉強になります。


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普段は広告漫画家とデザイナーをしています。
Webサイト:https://msak-note.com/
制作実績:https://msak-note.com/portfolio


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