思考停止が招く~木こりのジレンマ~
QAエンジニアのつーつーです!
今回は私も時々陥る、木こりのジレンマについてお話したいと思います!
知ってるよそれくらい!と思う方が多いと思いますが、その割には言われてみればそうなってるかもしれない・・・🤔
と思う方と多いのではと思いますので、自身を見直すきっかけになればと思います🥳
木こりのジレンマとは
ビジネス業界ではよく使われる例え話になります。
左のように研がれていればうまく切れそうですが、右のような状態だとそもそもうまく切れなそうですよね😅
めんどくさいとか、忙しいとか色々考えられますが、ここで抑えるべきポイントは、「目的・目標・手段」を明確にしておくことです。
目的・目標・手段
目的
抽象度は高く、目指したい事柄。(例:木が成長しやすい環境を整える。ただし何本切れば良いかは少し曖昧な状態)
目標
目的を達成するための中間ポイント。仮説を立てて、検証を行っていく。(例:木が成長しやすい環境を整えるために、森林全体の5%を間引いてみましょう。など)
手段
目標を達成させるための方法。前提条件などがあるなかで制約があることも多いがあくまでも目的を達成するための目標があり、その目標を達成するための行動となります(例:斧を使って森林全体の5%を間引く)
この「目的・目標・手段」が曖昧になることで、目的を見失い、目的達成のための目標がブレ初めて、手段が固定観念に縛られるようになります🥶
このような状態に陥らないためにどうすればいいか?大事なポイントは3つあります。(あくまでも私、個人の見解です)
大事なポイント
1.目的、目標、手段の整理
当たり前ですが、定期的に目指すべき方向性を再認識できるような仕組みを作ることが大事です。始めた当初は腹落ちしていても時間と共に目的が様変わりすることもあります。
そもそも方針が誤っていれば目的も軌道修正が必要となるため、「いつの間にか自分のやっていることが無意味なものに・・・」
と、ならないように四半期に1回など「目的・目標・手段」を見直す機会を設けましょう👍
2.前提条件の解像度を上げる
前提条件ってなに?と思うかもしれませんが、仕事上でよくあるポイントは「期限、コスト、手段」の3つにまとめられます。
期限:いつまでに目的/目標を達成させるのか
コスト:使える資源/リソース
手段:特定の方法で目標を達成しなければならないなど
3.異なる手段を取り入れる習慣を必ず確保する
2の前提条件も抑えたうえで最善策を考えて行動を起こしていくのが普通ですが、中長期的に活動していくとなった場合に必ず押さえるべきポイントが手段の見直しです。
当時はそのやり方でよかったけど、今は違うよね。ということはよくあります。ですが、そもそもその違和感に気づくことができなければ、意味がありません。
気付きを得るためにも「より良い手段がないか?」ということを常に考えるのがベストですが、人間そんな簡単にタイミングよく考えられません😓
ここでオススメするのが、半強制的に考える時間を設ける仕組みを作ることです。タイミングなんて難しいことを気にせずに機械的にブレーンストーミングを行う場を設けることで、新たな手段が生まれたりします😄
上記のようにそもそも斧じゃなくて、チェーンソー使えば楽でスピードアップも図れてすごい効率化できそうだよね!など前提条件を押さえて会話する。もしくは前提条件を取っ払って会話することで柔軟な発想に繋がります!
まとめ
「木こりのジレンマ」は、ソフトウェアエンジニアリングの分野でも重要な考え方になると思っています。
サービス開発をしていくうえで、短期的な作業に追われるよりも、技術的負債を管理し、リファクタリングや自動化を通じて長期的な効率化を高めることが重要です。
技術的負債が累積して対応工数が全体リソースのxx%以上に達したり、明らかに開発効率に影響を及ぼしたりする場合には、見直しを行うべきです。
しかし、見直しタイミングを考えようとすることが多いので、結果的にまずい状態になってから動き始めることが大半かと思います😅
そのような事態を防ぐためにも、「適切なタイミングで!」なんて難しく考えずにまずは定期的にチェックスキームを導入することで、継続的な改善と最適化を実現し、効率的な状態を維持することができます👍
疲弊しながら脳死状態で固定観念縛られたらただただ辛いだけ😭
仕事は楽しくするもの!人生楽しみましょ~~!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?