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サイバー・ソウゾウ・フリーランスで働くエンジニアが語る!女性エンジニアの働き方と、未経験からでも挑戦できる理由とは

未経験から最短6ヶ月で世界に通用するクラスのエンジニアを育成する、女性のためのオンラインプログラミングブートキャンプ「Ms.Engineer」が主催する、Ms.Engineer LIVEを開催しました!

持続可能なキャリアとして注目の職種の一つがエンジニア職。多くの人がエンジニア職に興味は持っているものの「実際どういう仕事をしているのかわからない」「未経験でも本当になれるのか不安」といった声もよく聞きます。

そこで今回はエンジニアである、3名の方からエンジニアのお仕事について伺いました。

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<登壇者紹介>
神谷優さん:株式会社サイバーエージェント ソフトウェアエンジニア/Ms.Engineer Co-founder
だむは(咸 多栄(ハム ダヨン))さん:フリーランスソフトウェアエンジニア
野上和加奈さん:株式会社ソウゾウ ソフトウェアエンジニア
やまざきひとみ:Ms.Engineer代表(モデレーター)

自らの手でモノを作り、課題を解決できる仕事

やまざき:「エンジニア職に興味はあるけど、どういう仕事をしているかわからないという方が多いのですが、実際エンジニアはどういうお仕事でしょうか?

神谷:エンジニア=技術者といったところで、大きな括りではモノを作る人のことです。エンジニアの中でもITに関わる人はITエンジニア、その中でもさらにハードウェアエンジニア、ソフトウェアエンジニアといったさまざまな種類があります。

みなさんが日常でよく使うWebページに関してお話しすると、インターネットに接続されている環境でSafariやChromeといったブラウザからWebサイトにアクセスしたときに、データを取得して、ページとして表示させるシステムを作ることをやっています。

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やまざき:なるほど。基本的にはそういったコードを書くのがメインのお仕事になるのでしょうか?

神谷:私の場合は、プログラムを書く作業が開発時間の3、4割を占めます。そのほかの業務としてはインフラを構築したり、設計する時間、MTGといったものがあり、かなり他職種とのコミュニケーションも多い職種です。

やまざき:結構チームで協力したりコミュニケーションをとることが多いんですね。

神谷:そうですね!チームでコミュニケーションをとることが多いですね。

やまざき:詳細ありがとうございます。だむはさんから補足はありますか?

だむは:受託の仕事に関しては、お客様の頭の中にあるものを形にしていくことも仕事になります。お客様の「こういうものがあるといいな」という希望を吸い上げながら最終的にお客様が求めているものを作り上げるお仕事です。

やまざき:ありがとうございます。野上さんは機械学習エンジニアだと思いますが、実際どういったお仕事なのでしょうか?

野上:私の場合は、まずデータ分析をして課題を見つけるところからスタートします。ここだけ他のエンジニアと違うかもしれませんが、その後はその課題を解決するためにはどういったシステムが必要なのかを考えて設計し、コーディングするので、他の仕事と原理原則は似ていると思います。

やまざき:野上さんが普段やられている機械学習とはどういうものでしょうか?

野上:実は、そんなに難しいものではありません。機械学習はコンピューターサイエンスの一分野であり、人間が一つひとつの物事を定義するのには時間がかかるので、ある程度の情報を機械に学習させて、それ以降は人間がわざわざ定義したり指示をしなくても勝手に動いてもらえるようにするシステムを整えたりしています。

やまざき:なるほど、では私たちの身近なものにも使われている技術なのでしょうか?

野上:機械学習は特別な技術というわけではないです!分野としては、誰でも取り組めます。

自分が作ったプロダクトが身近な人の役に立つ喜び

やまざき:ありがとうございます!次に、みなさんがエンジニアとして働くやりがい、またエンジニアになったらどういった点が楽しいのかなど伺いたいです!

だむは:自分が書いたコードがさまざまなエラーをくぐり抜けて、やっと完成して、本番環境で動いているのをみると、仲間とハイタッチしたくなるようなやりがいを感じますね。

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やまざき:なるほどですね。エンジニアはコードを書くイメージが多いですが、プロダクトを作る側面もあるということでしょうか?

だむは:言われたコードだけを書くのではなく、「こういうことをしたらもっと汎用性高くなるのではないか?」といったことを考えながら作るので、自分が興味のあるサービスや分野であればやりがいを感じるはずです。

やまざき:なるほど、作って触れるという魅力があるのですね。野上さんはいかがでしょうか。

野上:私も自分が作ったものを使っている姿を見れることや、自分が工夫して作った機能を便利と感じてもらえた瞬間にやりがいを感じます。特にメルカリは私の母も使っているので、そういう姿を身近で見れるのはとても嬉しいですね。

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やまざき:自分の身近な人も使っているサービスを提供できるのは価値がありつつも難しい仕事でもありますよね。ただそういった中でもエンジニアとしての楽しさを感じるということですかね?

野上:そうですね、基本的にモノを作ることは大変ですよね。例えば家を作ることを考えてみると一人ではなかなかできることが限られますが、ウェブだと一人でも作れるものが大規模になるので、可能性が広がり楽しさを感じます。

やまざき:できる範囲が広く、エンジニアの判断で考えて動かせる側面もあるのですね!

野上:作り方は決まってないので、人それぞれのやり方があります。特にセンスみたいなところもあるので、綺麗なコードがかけるとやはり嬉しいですね。

やまざき:同じモノを作るにしてもアプローチが異なったりするんですね!神谷さんはいかがでしょうか?

神谷:そうですね。私の場合は、自分が作りたいと思ったモノを自分で作れることにやりがいを感じます。小1の子どもがいて、夏休みの際に宿題を可視化できるようにホワイトボードにチェックリストを書いたのですが、ホワイトボードだといつかは消えてしまうので、ペライチのWebページを作りチェックリストや、子どもが毎日楽しくページを見れるように占いをランダムで表示する仕組みを作ってみました。子どもが喜ぶものをその場で作れたのは嬉しかったです。

やまざき:これからプログラミングが必修になってくると思うのですが、プログラミングを学ぶことのメリットとしてはどういったものがありますか?

神谷:エンジニアを経験すると、世の中の仕組みが理解しやすくなるということがあります。裏側でこのようなロジックやシステムで動いているだろうということをイメージできるので普段の生活も楽しくなります。


未経験からエンジニアを目指す際に必要なのはスキルではなく〇〇

やまざき:女性にとって働きやすい仕事の一つがエンジニアであることから興味を持っている方も多いです。それと同時にエンジニアが多くの企業から求められており、特に女性のエンジニアがこれからもっと必要になってくると考えていますが、実際に未経験からエンジニアになることに関してどう思いますか?

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野上:技術のキャッチアップは大変という前提はありますが、エンジニアリングとは、ツールを使ってどう便利にするのかといった視点が必要になるので、他の職種での経験はアドバンテージになるので、未経験だからといって諦めないで欲しいです。

やまざき:こういうスキルを持っていると活かせられるとかありますか?

野上:スキルというよりは成し遂げようとする意志が重要だと思いますね。

神谷:本気でなりたいという意志と、勉強するための環境を確保できるのであればぜひ挑戦してほしいと思います。

私の場合は文系の大学を卒業して、新卒で入社した際に周りは腕の良い技術者が多い中、私はほぼ素人に近かったと思います。すぐに結果が出なかったので、早く追いつこうと思い勉強会にもたくさん参加しました。早く一人前になりたいという気持ちが強かったので必死に勉強をした記憶があります。

一人前になるまで3年くらいかかったと思います。しかし今も13年目で会社員をやっていますが、今となってエンジニアという職種を選択してよかったと思います。

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働きやすい環境で、長時間の拘束があるのではなく、決められたタスクを期限までに行えることでそれに見合った対価を得られるので、ライフイベントも大切にしながら働けると思っています。

人生100年時代、生涯現役時代といわれる今、最初の5年くらいをめちゃめちゃ頑張ると、その後の人生がかなり充実してくると思います。

だむは:私はSIerからウェブ系に転職したのですが、SIer時代にプログラミングはほとんど経験がなかったので、転職した際にたくさん勉強してフィードバックをもらうことを意識しました。大変ではありましたが、その時頑張ったからこそやりたい仕事ができて、自分の好きな時間で仕事ができるのはとても良いと思います!

やまざき:だむはさんにとってエンジニアとして生き残るコツとは何でしょうか?

だむは:勉強を自然にできるようになれば最強だと思います。私の場合は新しい技術にとても興味があるので、休日に自然と技術の勉強をしています。

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やまざき:小さく初めてみて、苦じゃなくなるものをみつけるのが重要そうですね!

トライアンドエラーの先にあるエンジニアとしての柔軟な働き方

やまざき:ここからは頂いた質問にお答えしていきたいと思います!

質問:みなさんがどんな働き方をされているのか聞きたいです。テレワークや勤務時間、プライベートとの両立など。また、エンジニアの働きやすさを感じたのはどんな時でしょうか?

神谷:産休前は、妊娠中なので体調がすぐれないことが多かったので、この職種のありがたみを感じることが本当に多かったです。上司からは「神谷さんが働きやすいタイミングで稼働すれば良いよ」と言ってもらえました。ただ異動したタイミングだったので、何かアウトプットをしなきゃという焦りも正直あったので、体調が良いタイミングで稼働して、ちょっと体調がきつい時は連絡やSlackの確認をすると言った感じで調整できるようにしていました。

やまざき:リモートでもできる仕事ならではの強みですよね。野上さんはいかがですか?

野上:リモートで働けるという部分以外で話すと、エンジニアは若くてもチャンスをもらいやすい職種の一つだと思います。チームを任せてもらえたりプロジェクトを回せてもらえる風潮の多い企業が多い職種のひとつなので、楽しく働くことができます。

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やまざき:たしかに裁量権はたくさんもらえそうですよね。だむはさんはいかがですか?

だむは:個人的には生理で調子が悪い時に休みながら仕事できるというのがとても助かりました。会社員時代はフレックス制だったので比較的自由に働くこともできたと思います。フリーランスになってからは自分で時間を決められるので、働きたいタイミングで働くことができています。

やまざき:なるほど。自由度が高い中でも皆さん自律心をもって日々取り組んでいるということですね。

それでは次の質問に移ります!

質問:コードを書くこと自体はとても好きだしやりがいを感じるのですが、効率や時短を意識した時にエラーコードと向き合うのに焦りを感じる時があります。また、エラーコードばかり出てきたり、なかなか解決できなくて向いていないのかなと自信をなくす時があります。それでもエンジニアになりたいのですが、これは努力で乗り越えられるのでしょうか?

野上さん:私はエラー出ると嬉しいです。

だむは:私もエラーでると「よっしゃー!と」思います(笑)。
エラーは答えを教えてくれているということで謎解きをしている感覚なので、その感覚を持ってみると良いかもしれませんね。

神谷:私は「よっしゃー!」とまでは思いませんが(笑)やはりエラーが解決できないと辛いですよね。1日中やってもうまく行かない時もありますが、そういう時は少しPCから離れて別のことをやっていると、意外とそのタイミングでアイディアが降ってくることがあります。エラーはすぐ解決しないこともあるので、リフレッシュしてみることがおすすめです!

やまざき:Ms.Engineerスターターコースの受講生でも1日エラーを解決できなくてもう泣きそうって言ってたのに、翌日解決できたというケースもある中で、初心者だけでなく、こんなに活躍している方でも同じようなことを言っているので、「私はエンジニア向いてない」と自信をなくす必要はないと今お話を聞いていて思いました。

本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

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Ms.Engineerは未経験から最短6ヶ月でエンジニアとして成長できる、女性のためのオンラインプログラミングブートキャンプです。

エンジニアに必要なプログラミングやプロダクト開発に必要なスキル取得はもちろん、第一線で活躍するハイクラスエンジニアになることを目指し、技術だけでなくコンピューターサイエンス、ヒューマンスキル、デジタルコミュニケーション、等が組み込まれた高度で厳しいカリキュラムを通じ、一般的なプログラミングスクールでは学びにくい最高峰のテクノロジーを最短6ヶ月で身につけることが可能です。

また、女性だけの環境であることで学びやすさと共に、生涯資産となるコミュニティと繋がることも特徴です。

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