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23-23. 子どもはいつか必ず私から離れていく

うちは3人家族。
我が家には、もうすぐ小学生になる娘がいます。

「子どもはいてもいなくてもどちらでもよい」と思っていた私たちに来てくれた命。

嬉しいと、驚きのほかに、かなりの不安と恐怖があったことを今でも覚えています。

人生をかけて責任を背負っていかなければならない存在をこの体に宿してしまった。そんなプレッシャーがありました。

そこから重症妊娠悪阻、緊急帝王切開という、あるあるなんだけど、まあまあしんどい妊娠・出産を経て生まれてきた我が子は、当然ながら1人では何もできないか弱き存在で、とにかく生かし続けることで精一杯だったのが昨日のことのようです。

母親にとって子どもというのは、いつまでも手のかかる、大切な唯一無二のもの。自分の片割れのようにさえ感じてしまいます。

そんな我が子も5歳をすぎると当然のようにわたしとは違う人格がくっきりと見えてきて、この人は他者なんだなぁ…!とハッとすることも多くなりました。

主人が猛烈に娘を可愛がりながら「大きくなったら自分の手から離れていくのだ」と嘆いているのを見て、母親としては全然ピンときてなかったけど、たしかにいずれ主人だけでなく私の元からも巣立っていくんだと思うと、急に寂しくなるのでした。まだピンとこないけど。

女同士だからか、時にうるさく鬱陶しく、うんざりさせられることも度々ある。でも娘がちょっと疲れを見せ、わたしの仕事がゆったりしてるときは、保育園を休ませて2人で出かけたりするのが、こちらも嬉しくて。わたしのほうが子離れに苦労しそうな予感もしています(笑)

元々ワーカホリック気味?だった私ですが、会社を辞め、フリーランスになってからもかなり仕事をセーブしているのは、自分の体力のためかと思ってましたが、子どもと一緒にいる時間を長くするためでもあったみたいです。

この子が産まれてからは、ほんとうに嵐のような日々で、毎日が目の前のことで精いっぱい。でも10年後とかにふっと今を振り返って、あのころの我が子に触れたいと思うのでしょう。

いや、思わないかもしれません(笑)

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