#37 ジタバタからドッシリへ
さかのぼること2020年。
も、終わりに近づくある日に主人の転勤が決まった。
関西から関東へ。それに伴ってわたしも転勤させてもらった。
コロナ禍での引っ越し、環境の変化、そこまで大きな問題ではなかった。
同じチームで働けることに感謝をしつつ、自分の中には転勤が決まる前から少しずつ変化が起きていた。
半年後、独立を決意。
それから自宅開業の準備に奔走。
講座やコーチングなどで、自分ととことん向き合った。
退職したらちょっとゆっくりできるのでは…
と思っていたのに、新しい環境になると早く慣れたくてドタバタとかっこ悪く突っ走ってしまう(笑)
強制ストップをかけるべく2021年末年始は1ヶ月帰省。
子どもと2人で実家にいるのは思ったより寛げなくて、自宅にいた方がゆっくりできたと思うけど、
地元の親元にできるだけ長くいたかったのだと思う。
わたしは18歳で大学進学と共に親元を離れた。
幼少期より転勤族だったので今の地元にも4年ほどしか住んでおらず、都会が好きだし、今後も住むことはないだろうと思っていた。
考えが変わったキッカケは、子供が産まれたことと、コロナで帰省できなくなったこと。
夕飯を小さな子どもと2人で食べるとき、この子は寂しくないのかな?わたしは寂しい。と思ったり、
もっと大人の目があったら。
この子の第三の場所をつくってあげたい。
旦那さんと2人で出かけたりしたい。
自営をしてる母と一緒に仕事してみたい。
15年親元を離れていたけれど、あと何回親に会えるのだろう?
わたしも転勤族だったから転勤に抵抗はないと思ってたけど、そろそろ腰を据えるのもいいかもしれない。
そんな思いがふつふつと出始めた。
「子どもが小学校に上がる前に地元に帰るのはどう?」
と、冗談混じりに主人にも言っていたのだが、
まぁそんなの叶うはずもないだろうと思っていた。
そんな折に主人が軽い適応障害になり、転職活動を始め、地元に帰ることが急に現実味を帯びてきた。
そして、主人の1次面接が通ったタイミングで、母が面倒を見ていた祖父が他界した。
祖父の葬儀で弾丸帰省をしたら、やっぱり地元に戻ろうという気持ちが強くなった。
場所が変わっても影響のない在宅ワークの仕事を増やそうと、根回しを始めたり、心配したりして、バタバタと過ごしていたら、また顔に紅斑が出てしまった。笑
期待とプレッシャーと、不安と悲しみと。
いろんな感情の糸が絡まっているので、まずはこれをほぐすために余白の時間を作らなくてはね。
日本がどうなるか案じる前に、自分が自分の足で立たなくては。
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