マガジンのカバー画像

桑名の追憶と的矢の牡蠣

4
あとで読む記事をマガジンに保存しておくことができます。不要であれば、マガジンの削除も可能です。
運営しているクリエイター

記事一覧

七里の渡し跡と蟠龍櫓

七里の渡し跡と蟠龍櫓

桑名市住吉町の住吉神社から風の吹きすさぶ揖斐川堤を2~3分程下流に進む。
右側に大きな鳥居と櫓が見えてくればそこが七里の渡し跡。

昔は東海道41番目の宮宿から七里の渡しを利用し、海路で伊勢に向かうと最初に上陸するのが桑名の七里の渡し跡。
海が荒れ、渡れない時には陸路佐屋街道を歩いて42番目の桑名宿へ向かう手もあるが、自分なら安宿でちびちび飲んだくれ渡れる時を待つんだろう。

広重が描いた絵にも伊

もっとみる
住吉神社

住吉神社

三重県桑名市住吉町「住吉神社」
国営木曽三川公園「桑名七里の渡し公園」目の前には木曽三川の一つ揖斐川が目の前を流れる。
神社は揖斐川堤防上に鎮座し境内からは揖斐長良の流れ、上流には長良川河口堤や遠く多度の山々を一望できる。

古くは七里の渡し、蛤や白魚等の漁場、木曽三川がひとつに交わる地の利から物流の拠点として栄え、当時の様子は様々な地史の挿絵にも残されています。


住吉樋門。
揖斐川の堤防に

もっとみる
北桑名総社 北桑名神社

北桑名総社 北桑名神社

桑名と云えば食べるものだと蛤と焼きたての安永餅が思い浮かびます。
東海道53次の41番目の宿場宮宿と42番目の桑名宿を結ぶ海上輸送の要衝、七里の渡しもよく耳にします。
船に揺られて辿り着くとそこが伊勢国の東の入口にあたります。

訪れたのは12/14、暖かい日が続いていたが、生憎と空はどんよりと鉛色で風が強く寒い日だった。

桑名駅から美濃街道を東に、七里の渡し方向に向かう道すがらのマンホールには

もっとみる
桑名の追憶と的矢の牡蠣:子供時代の思い出の地を辿る一泊二日

桑名の追憶と的矢の牡蠣:子供時代の思い出の地を辿る一泊二日

12月14.15日
寒空の下、三重県志摩市磯部町的矢のいかだ荘へ牡蠣を食べに出かけました。
 そしてかみさんが子供の頃よく訪れたらしい桑名の町、当時の記憶をトレースする徘徊も兼ねていた。

名古屋から近鉄で桑名駅まで約25分の電車移動。
 かみさんが子供の頃に遠足で連れてこられた九華公園、当時の朧げな記憶を呼び起こすために寄ってみた。

桑名駅
三岐鉄道北勢線の起点でもあり、西桑名から員弁川左岸沿

もっとみる