18歳女子高校生M

結婚している男性ってなんて余裕があって寛容で素敵なんだろう。どんなわがままを言っても受け入れてくれる。もしかして私のこと好きなのかななんて勘違いしてしまうけれど、きっとそれはちがう。それでも、私はあの人のことを追い続ける。目的はなんだって?それは私にも分からないのです。別に家庭を壊すつもりは無いし、清楚で地味めな奥さんと、あの方に似たきっと将来誰もが振り向く美人になるに違いない娘と、幸せな暮らしを送っているんだろうから、それが何よりも私の幸せ。家庭は家庭で充実させているのなら不満はないのです。けれども、たまには男として羽目を外してくれたらなって、私を女としてみてくれたらなって思ってしまう私は図々しいでしょうか。なんだってあの人は教師。私の大事な恩師でございます。別に、心の底から私を含め生徒のことを考えてくれているようには見えないし、なんだかテキトーにあしらわれているような気がすることもあるけれど、あの、えもいえぬ根拠のない彼自身の自信で私を勇気づけてくれて、見ているだけでも、自分にもそれがみなぎってくるような錯覚に陥るのです。私にとってはあの方が闇夜に輝く一等星なのです。あの方に私のファーストキスを奪われたいのです。