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ホロコーストを疑っている人のために

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かつてナチスドイツが行ったホロコーストを「なかった」という人たちがいます。それらの主張の代表的なものを、ある海外サイトを参考に論破する試みです。
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#ホロコースト否定

ホロコースト論争ブログが『ホロコースト論争』動画を論破するシリーズ、はじめました。

YouTubeやニコニコ動画にある『ホロコースト論争』の動画シリーズをご存知の方もおられると思います。日本の修正主義者には大変人気のようで、それらの人は大抵知っていると思いますが、公開から5年も経っているのにその最初の動画の再生回数は2023年8月現在、9万回にも達していないので、全体としては全然不人気ではあります。多分、動画の作り方が、文字による説明(と機械音声)がほとんどで、動画としては質が低く、面白みに欠けるからだと思います。否定論ではありませんが、アウシュヴィッツ収容

修正主義者が一時期喜んだという、アウシュヴィッツ主収容所第一火葬場の「捏造」について書いたエリック・コナンの記事全訳紹介。

西岡昌紀氏とツイッターで議論(?)をしていたのです。あの第一ガス室の捏造疑惑について。捏造疑惑については、 や で解説があるのでこれらを参照ください。この話、1980〜1990年代にかけて、ホロコースト否定論が欧米でそこそこ世間を賑わせていた頃に、散々欧米でも取り上げられていたようなのですが、いろんな人がいろんなことを言うので、ある意味収拾がつかない感じの部分もあったようです。私もこの話、細かい当時の議論の部分までは到底追いきれていません。ただし。上の参照記事中にあるHo

メモノート:修正主義者ディートリーブ・フェルデラー(ディトリーブ・フェルデラー、Ditlieb Felderer)の情報

▼翻訳開始▼ ホロコースト生存者勝訴 ニューヨーク・タイムズ紙(UPI 1986年1月18日) アーカイブについて これは、1996年にオンライン公開が開始される以前の、The Timesの印刷版アーカイブの記事をデジタル化したものです。これらの記事を原文のまま保存するため、The Timesは記事の変更、編集、更新を行っていません。 デジタル化の過程で、転写ミスやその他の問題が発生することがありますが、これらのアーカイブ版を改善する努力を続けています。 陪審員は本日

ホロコースト否定派による「赤十字報告書」のウソの紹介〜"Did Six Million Really Die?"(600万人は本当に死んだのか?)のデタラメを暴く。

追記:この記事は、以下の記事と併せてお読みください。 今回は、戦後の国際赤十字作成の報告書を大胆不敵に悪用した修正主義者による否定論についてです。この赤十字報告書とは、『赤十字国際委員会の第二次世界大戦中の活動に関する報告書(1939年9月1日〜1947年6月30日)(Report Of The International Committee Of The Red Cross On Its Activities During The Second World War (Se