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建築学生にとって卒業設計とは?

建築ラジオとしてYouTubeをはじめて1年が経ちました!
学生時代に知っておきたかったなー、という情報を発信し続けて、チャンネル登録者数も2800人にまで増えました!ありがとうございます!

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そんな建築学生に寄り添ったYouTubeチャンネルで、卒業設計・設計課題のコンペを開催しました。今回はその経緯と感想、当時のことをまとめてみたいと思います。

建築学科4年間の集大成が「卒業設計」

意匠(デザイン系)を専攻する学生が卒業論文の代わり(中には論文と両方提出する学校もありますが)に卒業単位をもらうための最終成果物が卒業設計です。

僕がいた大学では学部4年になると、どんなテーマで設計をするかをゼミで考え始め、対象敷地を自分で決め設計をはじめ、年末には模型製作がはじまり、1月末の提出に向け、大学の製図室に篭って製作していました。

仲の良い後輩に模型を手伝ってもらいながら、同期と支え合い、先輩に助けてもらいながら完成に向けて日々ドラマが繰り広げられる、まさに僕の青春時代そのもの!それが毎年繰り広げられるのが建築学科です!

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コロナ禍で発表の場が減っている中、僕たちができること。

この卒業設計ですが、日本一決定戦が各地で開催されるなど、発表の機会がひとつ建築学生のモチベーションでもありました。

当時も入賞を目指し、全国の設計展に応募して、そこでの審査に喜んだり、悔しい思いをしながら、他の大学の学生と仲良くなっていく。この経験がその後の人生にもいい影響を与えてもらっていました。

そんな設計展も今年はコロナの影響で開催が減っているとのコメントをYouTubeチャンネルでももらい、今回、コンペを開催してみることにしました。


ひとつでも多くの発表の機会が作れたら、という想いで企画しました。当時も各設計展で評価が異なり、いろいろな意見を聞くことができたのが良い経験でしたので、少しでも力になれたらと思い、はじめました。

あわせて4年生以外の設計課題も募集したところ数多く集まりました。たくさんのご応募ありがとうございます!
あくまでも、僕たちの視点での賞になりますが、なにか今後のひとつの参考になってくれていたら嬉しいです!


「卒業設計のテーマは、一生付き合うテーマ」

当時、教授に言われた言葉でこんな言葉がありました。
20代前半。これから社会に出ていく上で、ひとつの節目になる時期でのテーマ設定はその後の人生のテーマになる。

僕の卒業設計は、副都心線の地下化によって渋谷と代官山にできた線路跡地1,132mをシアターにする計画でした。線状の建築をつくり、まちとの情報量の調整をして、エリアの特性を顕在化する提案をしました。これがまさに今、やっている業務だなと思うことがあり、当時のテーマを今も引き続きやっているなと実感しています。


今年、卒業設計に取り組まれたみなさん、本当にお疲れ様でした!設計課題に取り組んでいたみなさん、本当にお疲れ様でした!
これから社会に出る人も、大学院で研究を続ける人もいると思いますが、卒業設計や設計課題を経て得た経験は、絶対に今後の糧になるはずです!

ということで、また明日からもがんばっていきましょう!お疲れ様でした!



#誇れる地元を全てのひとに



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